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喧嘩の考察①

おはようございます。


takumaです。


私の最近のトレンド「喧嘩」について。


私の自身は喧嘩をあまりしたことがないので、今日は以下の動画を題材にして「正しい喧嘩」を考察します。



あめんぼぷらす【日常コメディ】
 様より


上記の動画で、途中から登場人物同士の喧嘩が始まります。


しかし、最終的には誤解だったことがわかり、より仲が深まる。


これこそが、「正しい喧嘩」なのではと思います。


なぜ二人は喧嘩をしたのに仲を深められたのか。


少し掘り下げてみましょう。(以下動画のネタバレ含まれます)


<構図>

登場人物は以下のような感じ。

・しょーた
・オザキ
・ハセベ
・ホリザキ

この四人が、今回の喧嘩に大きく関わります。

【喧嘩の経緯】
今回、しょーたとオザキが喧嘩をします。二人は大学の野球部の1年生。互いに志が高く、二人で頑張ろうと決意するほどの仲の良さ。
冬期トレーニングは厳しさを増し、体力的にも精神的にも1年生にとってかなりハードになるが、しょーたはレギュラーを獲るために必死についていきます。しかし、オザキはなぜだか自主トレに参加しなくなったり、練習中もよくサボることで有名な先輩と抜けだしたりしていました。そのことに、少し失望していたしょーた。ある日の夜、皆で雑談をしていると、オザキは先輩でキャプテンのハセベを冗談でいじります。そのことにしょーたは納得がいかず、オザキに注意をしますがオザキもそれに反抗。取っ組み合いの喧嘩に発展します。

ざっくりとまとめるとこんな感じ。


ただ、この後わかることですが、オザキは先輩と秘密の特訓をしていただけで、サボっているわけではありませんでした。そのことを知ったしょーたは素直に謝り、オザキも謝る。そうして二人は更に絆を深めました。


<なぜ喧嘩になったのか?>

喧嘩になった原因は上に記しましたが、そもそもなぜ喧嘩に発展したのか。それは、しょーたがオザキを許せなかったからだと考えます。一緒に頑張ろうと決意したオザキがサボることが許せない。それに加えて、キャプテンのハセベも大きく影響しています。

ハセベはキャプテンとして、冬期トレーニング前のミーティングで決意表明しています。

「これから地獄のトレーニングに入るが、俺はこのチームで日本一になれないことの方が地獄だ。だから一緒にこの冬期トレーニングを乗り切ろう」

そんな熱い言葉を部員にかけていました。

それをサボっているであろうオザキが軽くいじったのです。もちろん、雑談中のものなので、みんなオザキが冗談で言っていることくらいわかります。

しかし、しょーたはそれが許せなかった。

口だけに終わってしまった仲間が、さらに先輩の熱い想いすら軽く扱う。

そんな軽い奴じゃなかったはずなのに、へこたれてしまったことも腹がったのだと思います。

だから注意をしました。しかし、楽しかった雑談中の空気を壊してしまいそうだったので、それ以上深く突っ込むことをやめようとしましたが、対するオザキは元々血気盛んな性格。しょーたの注意につっかかります。

そして、最終的には取っ組み合いへとつながるという流れ。

ポイントは、「仲間が堕落し、さらに仲間をバカにする言動が許せない」ということ。

もし、しょーたがオザキのことを「仲間」だと思っていなければ、恐らくここまでの喧嘩には発展していなかったでしょう。

仲間だからこそ、堕落していくのが許せないし、仲間をバカにすることも許せなかったということです。

ここに、「仲間=共同体」という感覚があるのです。

損得のみの関係であれば、同級生がサボることは嬉しいこと。だって、その分レギュラーを獲れる可能性は高まるので。

しかし、「仲間」の関係はそんな損得勘定ではありません。

なぜ、しょーたとオザキがこんな共同体感覚を持つことが出来たのか。

それは二つの要因があると考えます。

①寮生活という強制的な共同生活
野球部の寮生活をしている二人は、強制的に毎日同じ場所で生活をすることになります。食事も風呂も全て一緒。また、1年生ということもあり、家事や掃除、先輩からのパシりなどの辛いことも共有しています。

②野球という同じ目標がある
二人には「野球」という共通の目標があります。辛い練習も、上手くなりたいという気持ちも共有できる。さらに、監督に対する愚痴など、悪いことも共有できます。

上記の2点から、損得や快楽のみの関係ではなく、半ば強制的に「共同体」という関係になっていったのでしょう。


結構長くなりそうなので、今日はここまで。


また後日続きを書きます。


それでは。

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