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小さく、一歩ずつ。私たちらしいSDGsの取り組みを振り返る。

こんにちは、コーポレートの真辺です。
6月に入り、弊社ではメンバーみんなが上期の振り返りをする時期になりました…!

エバーセンスでは今年、以下の3つのテーマに取り組んでいるのですが、今回は、私が取り組んでいるテーマ「社会性の高い課題解決に投資する」について振り返ってみたいと思います。

<エバーセンスが今年投資したいテーマ>
1. 新規事業を作る
2. JVの新設と進化。子会社のチャレンジ
3. 社会性の高い課題解決に投資する

代表牧野のブログ(「10期に入りました。」)より

先にお伝えしておくと、このテーマについては本当に一歩一歩…まだまだ模索が続いています。結果としてすぐお伝えできるものはないのですが、今回は現在進行中の様子について、そのままお伝えできたらなぁと思います。

なぜ取り組むのか?

まずは取り組みの背景についてお伝えしますね。

エバーセンスは、「家族を幸せにすることで、笑顔溢れる社会をつくる。」をビジョンに、これまで妊活中の女性や妊婦さん、ママ、パパ、そのご家族を中心に、さまざまなアプリやWEBサービスを提供してきました。

2015年にリリースした妊娠アプリ「ninaru」は、ありがたいことに7割(!)もの妊婦さんに使っていただくアプリにまで成長し、「ninaru baby」、「パパninaru」、「祖父母ninaru」など多くのninaruシリーズが生まれています…!

エバーセンスの全サービスはこちらから。

ユーザーに寄り添い、徹底的にいいものづくりをする。
10期目となる今年も変わらず、この姿勢を大切にものづくりをすることができています。

一方で、「株式会社」という形で解決するのがむずかしく、事業にしづらい社会課題の領域はまだまだ多くあります。
事業にしづらいとは、つまり利益を生み出しづらい、ということ。そうした課題に取り組むには、企業としても体力がなければ続きません。

やるなら短期的な関わりではなく、中長期的に課題を解決する一助となっていきたい。
表面的に「SDGs」に取り組むのではなく、エバーセンスらしく、持続的な取り組みとしてSDGsと向き合いたいと考えています。

これは牧野が創業当初から目指してきたことでもあります。
エバーセンスはこの9年間、土台をしっかりと固めてきました。そして、これまで培ってきたIT技術やさまざまな知見を、さらに世の中が良くなる方向へ役立てられたら、と思っています。

まずはリサーチ。そしてテーマ決め。

さて、ここからは振り返りをしていきたいと思います!

1〜3月はまず、あらゆる課題のリサーチに取り組みました。幅広く社会課題について理解を深め、取り組むテーマを決めるためです。

現在会社として取り組んでいる妊娠・出産・育児まわりの課題にこだわらず、さまざまな社会課題についてインプットしていきました。

・相対的貧困
・障害者雇用
・女性の健康
・働き方・ウェルビーイング
・環境保全
・脱炭素
・再利用・アップサイクル
・教育の不平等
・児童虐待
・産後ケア
・メンタルヘルス
・少子化
・ひとり親
・ジェンダー
・SRHR        など…

書籍や記事を読んだり、関連レポートを探したり、セミナーに参加したり。
調べていく内に、表層の課題は別々でも、根っこの課題は同じというものや、ゆるやかに課題がつながっているものも多くありました。

そして、いずれも課題が山積みです。一つずつ理解を深めていくごとに、その事実に直面する時間でもありました。

また、並行して取り組んだのが、実際に課題解決に向けて行動している方たちにお話を聞くこと。
現状の課題について教えていただいたり、活動している中で困っていることや、より良くしたいことを聞いたりと、今取り組んでいるからこその生の声を聞かせてもらうことができました。

何の形にもなっていない中でのお声がけにも関わらず、弊社の思いに共感してくださり、お時間をいただけて本当にありがたかったです。その後も色々な方にご縁をつないでいただきました。

こうしてリサーチを進めながら、改めてエバーセンスがやっていく意味や、エバーセンスだからこそ役に立てることは何だろう?と、牧野と一緒に考えていきました。

もちろんどの課題も解決していかなければなりません。
でも、一旦視野を広げて様々な課題について調べたことで、やはりエバーセンスがまず取り組むのは、現在つながっているユーザーに近い課題なんじゃないかという思いが強くなっていきました。

引き続き中長期目線でいろんなテーマについてキャッチアップしていきますが、まずは今サービスを提供している領域での課題解決に取り組んでいく、という方向性を決めることができました。

4月から動き始めていること

そうして4月から始めたのは、「できることから小さく動いていく」ということ。

今やっているのは、妊娠・出産・育児をする中でなんらかの困難に向かう方に対し、実際にサービス内で記事を配信してみる、ということです。アンケートも設置し、どんな内容が求められているのか、ユーザーの反応も確認しながら進めています。

対象となる方は少ないかもしれないけれど、サポートを必要とする方や支援について知ってほしい方に、まずは正しい情報やすぐにアクションにつなげられる内容を届けられたら、と思いながら作っています。

▲これまで配信してきた記事です。

こうして動いていく中で改めて感じたのが、現在提供しているサービスでできることがまだまだある、ということ。

「ninaru」をはじめ、たくさんの方に使っていただいているからこそ、サポートを必要とする方と提供する方をつなぐ、ハブのような役割を担えるのではないかなと思っています。
リサーチ中にお話を聞かせてもらっていた時も、当事者や支援を届けたい人への認知に困っている、というお話はよく耳にしていました。

同じ思いでユーザーに寄り添っていただけるのであれば、私たちのアプリやサービスをもっと活用してもらいたい。

一緒に取り組む仲間が増えると、今よりももっと多くの方に寄り添うことができます。
たとえば現在は弊社で記事を作成していますが、今後はその課題解決に取り組んでいる団体の方に記事を書いていただくなど、外部の方と一緒につくるということも進めているところです。そうして、ユーザーにとってより良いコンテンツを作っていけたらいいなと考えています。

短期的にはこうして手を動かしていきながら、中長期的には、どんな仕組みで課題を解決していけるのか?を引き続き考えていきたいと思っています。

より多くの人をサポートするためにはどんな仕組みがあるといいのか、会社として一人でも多くの方の課題を解決していきたい。
動きながらまだまだできることにチャレンジしていこうと思います!

振り返ってみて改めて感じたこと

まだまだ活動も小さく、一歩ずつ進めているテーマですが、これまでいろんな方にお話を聞かせていただいたり、紹介していただいたり、ご協力いただいたり…と、1月の自分からは想像もできないようなつながりが生まれています。

こちらの思いに対しても真摯に話を聞いていただき、共感していただけることで、私自身がとても励まされることも多かったです。
今すぐに一緒に活動することができなくても、いつかこうしたご縁が結びつく時が来るのではないかなと思っています。

そして、こんな風にいろんな方とのご縁が生まれているのも、素晴らしいプロダクトを作っているメンバーのおかげだなぁとつくづく思います。

ここからはより個人的な話になりますが…。
私自身はコーポレートとして組織づくりや広報に携わっていて、みんなのいいものづくりを発信する立場でもあり、その素晴らしさを客観的にもわかっているつもりでした。
ですが、今回の取り組みを通じてますます、エバーセンスのプロダクトの可能性を実感しています。

また、外部の方とお話をする機会も増えているので、私の話下手を実感することもしばしば。改めて営業メンバーのトークスキルってすごいなぁと…頭が上がりません。

エバーセンスに入社して5年、ものづくりも経験しておらず、営業経験もない私に、右往左往しながら新しいことにチャレンジさせてもらえるありがたみも感じています。本当にありがたい環境です。

まだまだ試行錯誤中で、大した結果もない中でのご報告で申し訳ないのですが、下期もジタバタしながらやってみようと思います。またご報告できるように頑張ります!

もし、なんらかの課題解決に取り組まれていて、エバーセンスとも何かできそう、という方がいらっしゃればご連絡いただけると嬉しいです。
まだわからないけど、ひとまず話を聞いてみたい、という方もぜひこちらからご連絡ください〜!


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