見出し画像

【雑記】大学院留学: 準備編

2005年に南アから帰国、そのまま学部を卒業し2年働いた後、2007年夏頃、ドイツ留学をすることに。そこに至るまでの経緯を書き出してみた。




1.経緯

すべてのきっかけは、学部時代の南ア留学。そこで、人生が変わってしまった。元々ドメスティック思考な私が、海外キャリアを意識するようになったわけだが詳細は以下。

南アから帰国する際、数年働いてお金をためて大学院留学しようと決めていた。

2.大学院留学に向けた準備

南アから帰国したのが2005年の1月、大学卒業の2ヶ月前。就職氷河期だというのに皆しっかりと就職を決めていた。

南ア留学を結構する直前に書き終えて置いた卒論は、友人の手で提出済み。再度原稿に目を通し、卒論面接へ向かう。

面接自体は成功、最高評価をもらう。面接終了後、今でも年賀状を取り交わす当時の指導教官に指導教官に、君は今後どうするのと聞かれ、数年働いてから海外の大学院へいきますと迷うことなく元気よく答えたのを覚えている。今考えれば、あれだけ迷いを持たない自分に驚きだ。

この時期から正社員の仕事を見つけるのは不可能だった。当時は第二新卒の考え方もなければ帰国子女枠もない。そもそも就職氷河期真っ只中。完全にレールを踏み外した感じ。周りの友人にも心配された。就職浪人したら?とか言われたが、そんなくだらないことに時間と親のカネを使いたくなかった。

結局最後は派遣/契約社員の仕事を探し、地元の貿易会社(社員10人くらい)に雇ってもらった。今はわからないが、昔は正社員1、2年目より、派遣/契約の方が断然給料が良かったので、結構満足していた。

しかも今とは違い、当時は正社員は夜遅くまで残業当たり前の世の中だった。私はTOEFL含め留学準備があったので、派遣/契約の方が都合が良かった。TOEFLは地元浦和に住むカナダ人の先生と一緒にみっちりと戦略立てて、すぐに最低ライン(CBT250以上だったかな)はクリア。

何だかんだで2年くらい仕事を続け、数百万はカネがたまった。ただ、それだけでは留学費用としては足りない。なので留学先を工夫しなければならなかった。

アメリカやイギリスの大学院は高くて無理。南アのケープタウン大学やカナダ、オーストラリアも考えたが学費が高い。そこで狙ったのが学費は安い欧州の大陸側の大学。

ただ、当時はネット情報もあまり充実しておらず情報集めに苦労した。取りあえず適当に選んだ大学院に半信半疑で書類を送付、オランダのISSという国際開発学が有名な大学院、ノルウェーの工科大学院なども受かったが最終的には一番安かったドイツに決めたのだった。

3.国連を志す方々へ

留学の仕方なんて十人十色。しかし昔の自分を含め国際公務員として活躍したいという方々に向けて、おっさんからアドバイスを書き留める。というのも、当時の自分に、色々とアドバイスをくれる人がいたら、私の人生も大分変わっていたと思うから。

第一に大学の選択。高校卒業までに英語力をつけ、学部の段階で、日本ではなく海外の大学にいくのがベストな気がする(可能なら)。学費も安い国もあるので、下手に東京で下宿するより安く済むかも。しかもかなり勉強させられるので力がつく。

それがダメだとしたら国内大学&交換留学&大学院留学しかないが、私が行った大学もそれなりに偏差値高い大学なのに、入学後はたいして勉強しなかったし、授業もつまらなかった記憶がある。これじゃ、力付かないので、大学院で留学して力をつけるしかなくなる。

第二に学部の選択。理系は置いておいて、文系であれば、経済学がベスト。国際機関は経済学スキル(例:統計とかモデリングとか)など、手に職をもっているやつらが強い。逆に政治学とかは弱いし、政治学習っても、たいして手に職にならない。

第三に留学のタイミング。親の海外出向についていくかかなんかで、子供の時に海外生活を経験&英語を磨いておくのがベスト。これは語学を磨くとかそういう話ではない。そもそもの思考回路が英語圏の人と日本人で違ったりする。

一例は、脱炭素関連の話。欧米はまず理論ありきで実現可能性はあとから考える。一方日本人は積み上げ型思考。なので結局は欧米人的な発想の仕方に触れておくのがいいと思う。

早めに海外出ておくと、学部で海外行きやすくなるし、国内大学進学でも帰国子女枠つかえたりする。

それがダメでも高校時代や大学1、2年次に留学する。大学3年時はしっかりと就職活動した方がよい。私は地元の貿易会社で適当に仕事してたが、ちゃんと自分の専門性になる仕事についておくのが言い気がする。ちなみに国家公務員になって本省で働けば数年後には国のカネで留学ができるという裏技?もある。

色々書いたがあくまで私個人の意見。いずれにせよ、しっかりアドバイスできる人があの当時の自分にいたら、私の人生も大きく変わっていたに違いない(今より幸せか否かは別問題)と思う今日この頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?