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音楽家の旅行記 仙台編 -Part4 松島〜牡蠣〜仙台-


瑞巌寺

松島に到着し、まずは向かうは瑞巌寺。伊達政宗造営の国宝のお寺である。
のだが問題としてこのタイミングで調子が落ち始めてしまい勿体無いことにほとんど印象に残っていない。

瑞巌寺本堂

松島の雰囲気は仙台に比べるとシャープさは落ち着き少し淡い印象を受けた。瑞巌寺内の観光を終え再び歩き出すと看板を発見。

東日本大震災時この位置まで津波が到達したそう

震災の規模に改めて居た堪れない思いになり、亡くなった方々を心の中で偲ぶ。

松島の風景

松島や ああ松島や 松島や
海沿いに出て景色を見た瞬間にまっさきに心の中でつぶやいた。やはり一度は言っておかないと。しま一つ一つに松の木が生えていて、ああだから松島なのかと納得。松の木が生えた小島が点在している様子は今までに見たことがなく新鮮だった。

牡蠣

そんなこんなで思い立って松島さかな市場へ赴く。宮城県と言ったら、もちろん牡蠣だ。三陸は日本を代表する牡蠣の産地のひとつである。何度か言及しているがヨーロッパ生活とオーストラリアやアメリカでの経験をした人の話を通じて、私は日本の牡蠣が世界一だと思っている。そんな中でも日本を代表する牡蠣の産地のものと言ったら牡蠣好きの私としては食べないわけにはいかない。

焼き牡蠣とビール

焼き牡蠣とビールを注文する。ビールは缶のためお会計と同時にてわたされ、焼き牡蠣は焼き上がりまで待つという寸法。炎天下の中歩き回った後にビールを開け煽る。この瞬間がたまらない。そうしながら待つと焼き牡蠣が到着。やはり美味しい。当然のことである。味がまた今まで食べた牡蠣とは少し違うように感じた。一番記憶に残っているのが厚岸の牡蠣だが比べるとやはりキレが強めで味がはっきりしている。厚岸の牡蠣はもう少し透明感が高く優しい味わいだったように記憶している。もともと厚岸の牡蠣は松島の牡蠣の稚貝を厚岸に持ち込み育てたものが次の稚貝を産み循環し厚岸産となった経緯があるそうなのだが味が違うのは育て方や風土の違いが多分にあるのではないかと思った。

観光の続き

松島

牡蠣を堪能した後は歩き疲れたこともありベンチに腰掛け休む。遊覧船観光や橋を渡り小島を巡るという観光もあったのだがこの日は歩き詰めでもうすっかりくたびれていた。遊覧船の値段も安いとは言えないように感じ、お酒も入ったこともありダラダラとNoteを書きながら過ごすことに。結局この日は3万歩近く歩いていた。

時間はまだそこまで遅くなくどのように過ごそうかダラダラしながらだいぶ迷っていたのだ。この日の夜はユースホステルで知り合った人から教えてもらった居酒屋に行こうと思っていたのだが飲みに行くのにはだいぶ早かった。迷った末仙台のストリートピアノを弾こうと思い立ち松島を後にすることに。

生牡蠣

帰り際生牡蠣を売っているお店を発見。先ほどのさかな市場では生牡蠣が売り切れていたため泣く泣く諦めたのだが、観光価格だといはいえ牡蠣の産地で生牡蠣を外したくはない。そんなわけでひとつ購入し食べることに。

松島の生牡蠣

向いてもらった牡蠣の身にポン酢とレモン汁をかけじゅるり。滑らかな舌触りに、噛んだらプリッとした身の中から爽やかでありながら濃厚な牡蠣のジュースが口いっぱいに溢れ出る。うまい。とにかく味が濃厚。焼き牡蠣にはなかった清涼感が強烈だ。厚岸の生牡蠣も美味しかったがこの松島の生牡蠣も堪らない。私の中の牡蠣ランキングではニューレコードを更新し一位となった。
生牡蠣を堪能したところで駅へと戻る。運の良いことに駅に到着すると仙石線の電車がほぼ同時にやってきて乗車。30分ほどかけ仙台駅に到着し、ストリートピアノへ目指し足を進める。

次回へ続く。




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