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最近の読書『八月の御所グラウンド』『ルックバック』の感想(ネタバレなし)

最近の読書の感想を、ネタバレなしで書いてみたい。
(ただ、以下2作品についての情報をほんの少しも入れたくない方には、読まないことをおすすめします。)


万城目学『八月の御所グラウンド』

私はそんなにたくさん本を読まないけれど、本を読むのは好きだ。
特に小説を好んで読む。

あまり広く読もうとはせず、好きな作家さんを中心に読むタイプ。

万城目学さんのデビュー作『鴨川ホルモー』は、正直なところあんまり好みじゃなかった。
でもそれから続々と話題作を出されて、図書館司書をしていた母が借りてきてくれて読んだ。

そして『とっぴんぱらりの風太郎ぷうたろう』と出会い、万城目さんを好きになった。
その作品は直木賞にノミネートされたものの、惜しくも逃している。

私はとてもその作品が気に入って、分厚いハードカバーの単行本を、兄にプレゼントしてもらったくらい。

その後の万城目さんの小説作品『パーマネント神喜劇』『ヒトコブラクダ層ぜっと』も良かった。

私はわりと軽い小説が好きだ。
軽いと言うと語弊があるかな・・・浅はかで薄っぺらなのが好きなわけじゃなくて、軽妙な話が好き。

今回の直木賞受賞作『八月の御所グラウンド』には、2編収録されていて、表題作は、万城目さんのユーモアがふんだんに入りながらも、題材がなるほど直木賞を取れそう(個人の偏見です)。
話が進むにつれて、胸が締めつけられる。

でも青春小説と謳われているように、全体的には明るく、可笑しく、楽しく読めた。
野球好きの私には、小ネタが面白かった!

ラストはこういう終わり方も好きで、余韻が残った。

万城目学さん、ついに直木賞受賞、おめでとうございます。


藤本タツキ『ルックバック』

私は漫画を読むのが好きだ。
なんなら漫画っていうだけで読みたくなる。

とはいえ『ルックバック』は、久しぶりに買った漫画の単行本。
古本屋でというのも久方ぶり。

ユニーさんが「創作のモチベーションになる本」とnoteに載せられていたし、兄もおすすめしてくれて、読んでみたくなった。

読みながら想像したストーリー通りにはならず、終盤は涙がこぼれた。

もう一度読み返すと、展開の巧みさに気づく。
タイトルの由来もなるほど良い。

創作って孤独な作業だけれど、こんな絆のおかげで、続けていけるのかもしれない。

ん!?これはネタバレかな?!
やっぱりネタバレなしって難しい~何にも書けない。

とにかく手元に残しておきたくなる一冊だった。
買って良かった。


ちなみに『八月の御所グラウンド』は図書館の本。
また図書館に行って、川上未映子著『黄色い家』と瀬尾まいこ著『夜明けのすべて』を借りたい。


追記

自分が読みたい本については、徹底してネタバレを見たくない人なので、内容にはほとんど触れずに書いてみましたが、これでは何も伝わらないかな・・・
感想文って難しい~



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