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#106 「正論」は毒にも薬にもなると感じたお話。

どうも、えとろぐです。

突然ですが皆さんは正論を言われたときどんな感情になりますか?

「は?わかっとるわ」
「その通りやね」
「いいこと言うね!」

色んな考えが浮かぶと思います。

私自身、「そもそも」という単語を頻繁に使っていて、これも一種の「正論」に該当するのではないかと思うのです。

今日の記事は昨日私が正論を言われて感じた、ドロっとした負の感情に向き合いつつ、職場を仕切る立場として、そして一家の長として今後どのように振る舞っていくべきなのかを考えていきます。

・ ・ ・

まずは起きた出来事を簡単に。

【状況】
 並列している生産ラインで同時にトラブルが発生
 ↓
 直ぐに対応できる私が現場へ急行
 ※しかし、このときに対応できる管理者は私一人
 ↓
 並列している2つのライントラブルを同時に処理
 ↓
 上司が現場に駆けつけ、私に正論をぶつける
 ↓
 私が負の感情を抱く

このような状況でした。
一つ前置きとして、私の上司が言った内容は誰もが「その通り」と納得するものです。ですので、上司自身や発言の中身については問題ありません。

私に「考えさせること」を重んじてくれる、優秀な上司ですよ。

しかしですね、そんな上司から投げられた「正論」によって私が暗黒面に堕ちたのも事実。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。



私は「タイミング」に問題があったのでは?と考えています。
恐らく、ある程度トラブルが解消に向かっている状況で「正論」を説かれたら、スッと受け入れることができたと思うからです。

そうですね、例えるなら「火事が起きている現場で火消しをしている状況」がしっくりくるかもしれません。
目の前の火を直ぐにでも消さないといけない状況。少しでも人手が欲しいと思っているときにやってきた人が「なんで燃えてるの?燃えてるのっておかしくない?」と言ってきたとしたら、その消防隊員はどう思うでしょうか。

「それはわかってる!でも今は助けてくれ!」

こうじゃないでしょうか。
トラブル処理をしているときの私の心境もまさに例として挙げた消防隊員と同じで「お願いです、助けてください」でした。

そんな切羽詰まっている状況の中で放たれた正論。私は受け止め切ることができませんでした。

この体験を踏まえて、私には守っていきたい教訓ができました。

一、相手の状況を理解し、最善の言動を考え、選択する
一、「べき論」は時に相手の心を深く傷つけることを理解する
一、トラブルが起きた時、助力できるように地力をつける

特に一番目の「相手への理解」は今の私にとって最も身につけたいポータブルスキルです。どこにでも通用する汎用性の高い力です。

ニュアンスが少し異なりますが、私が毎日拝見している池 辰彦さんの過去記事に『「ロジック」に溺れないための心得』があります。

記事の中で特に印象に残ったのが次のフレーズ。

”外からロジカルに理解させようとしても、感情が邪魔をして受け入れてくれません。真のコミュニケーションというのは、外側からではなく、内側から働きかけることによって成り立つというわけですね。”

池 辰彦『「ロジック」に溺れないための心得』より一部抜粋

突飛な発想かもしれませんが、争いを終わらせるのに必ずしも勝ち負けをつける必要はなく、和解することも選択肢になり得るのだと感じました。

「北風と太陽」の太陽のように、内発的動機によって行動に移すことが上司と部下、指揮者と作業者、親と子、など様々な場面に共通して大切になる。
だからこそ「一、相手の状況を理解し、最善の言動を考え、選択する」はこれからの私の人生にとっての大きな柱になる、そんな気がしています。

ちょっとした上司の一言で暗黒面に堕ちてしまうような豆腐メンタルですが、こうして感情に向き合うことで考えが整理でき、何より池さんの素敵な過去記事にアクセスできたから「good job!!!自分」です笑

子育て世代って、立場が上がって間もない人も多いでしょうし、大変な時期だと思います。私も心が砕けそうなときが多々ありますので……

得てして、そういうときは誰かの「正論」をぶつけられていることが多いのではないでしょうか。

「うるせえ!」

とか

「黙ってろ!」

のような素の感情も大切にしつつ、たまには「正論」に向き合ってみると新たな発見があるかもしれませんよ。
毎回だとしんどいので、ほんとたまーに向き合ってみてください笑

・ ・ ・

最後までお読みいただきありがとうございます!
今日の記事は「正論は毒にも薬にもなる」というテーマで仕事中に起きた出来事とそれを経て抱いた信念を語りました。

できるビジネスパーソンへの憧れはいまだに持ち続けていますが、もっと肩の力を抜いて仕事をした方が上手く回るような気がし始めている自分がいます。

「なんとかなる」

こんな風に思いながら、広い心で相対できるともっと仕事が楽しくなるかもしれません。

家族、仕事、上司、そして池さん、いつも気づきをありがとうございます!

それではおわりにとして自己紹介をしてこの記事を締めます。

おわりに

私は製造業を生業としている会社に勤めながら、noteでの発信活動をしている【えとろぐ】と申します。

幼い頃に両親が離婚し、十代の多感な時期を祖父母のもとで過ごした体験から「片親で育つ子どもをなくす」ことを人生の目的としています。

仕事に家事、育児をしていると心がすり減ってしまうときがありますよね。

楽しいこと、嬉しいことがある一方で、思うように進まないことが山ほどあると思います。

私一人でできることは限られていますが、

「この人はこんな風に家事や育児に臨んでいるんだ」

と私の発信を通して知ってもらうことで

「自分の方が上手くできてる」
「ちょっとこの考え方、参考になるな」

と感じ、あなたの心が少しでも楽になれば嬉しいです。

毎日22時ごろに記事を更新しているので、寝る前のちょっとした暇つぶしにでも読んでみてください。

家事に育児、一緒に頑張っていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます! 記事は読みやすかったですか?あなたのためになったでしょうか? 私が体験したこと、学んだことが少しでもあなたの心に残るととても嬉しいです。