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考察思案

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私が普段考えていることを語ります
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2023年12月の記事一覧

謙遜の坂道に乗って

謙遜の坂道に乗って

冬休み、学校の講習も終わり、あとは遠征三昧なんて思って、休み明けのテストなんて忘れて布団に寝転がり、「ああ今日は何時から塾だっけか」とか思いながら世にいう無駄な時間を満喫した。
夜になってまた無駄な時間を過ごしたことに後悔する。とりあえずインスタのストーリーでも更新しとこう。
ふと、LINEのとある友人とのトーク画面を見ていた。その人は私がスナップを撮り始めるきっかけになった大切な友人であり、よく

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空気感と解像感

空気感と解像感

古の写真集を見たり、有名な写真家のフィルム写真をみていると思うことがある。なんでこんなに解像度が低いのに解像していないはずのものが見えるかのように、表現に含まれているエッセンスを感じ取れるのだろうかと。

思うに、人間は知らぬ間に視界の中にある自分で見えないものを補正していて、それはもちろん見るものの経験や性質的に個人差を産む、そして見るものにとって都合のいい像として最終的に吸収され、そこから作品

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思考・判断・表現

思考・判断・表現

この言葉はよく学生に嫌われる(かくいう私も嫌いな)言葉なわけだが、学習という言葉の意を突いているのかもしれない。どんな時だってこの3プロセスで理論を覚えることができると言えよう。と言われても面倒だからやらないというのが人間の性である。実際ここまで文章を書く間にこの先の文章から何を思考し判断して表現しようかと、考えることもなくだらだらと主張だけ述べているわけだ。長ったらしく意味わからないことをほざい

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芸術表現における写真とは

芸術表現における写真とは

レンズ沼にハマった、それは始まりに過ぎなかった。スナップに引き込まれ始めて1年がすぎた頃、北村写真機店のジャンクコーナーで拾ったAi-S Nikkor50mm f/1.8は私の視界に革命を起こした。写真は芸術である、そう気付かされたのだった。写真の表現者はクリエイターではない、アーティストであろう。「芸術表現における写真とは」そんな有限ならざる思考が少しづつ、姿を現してきたのだった。あれから1年半

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