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リーダーになっていく人は、堂々と嫌われろ。

「みんなでがんばって改善していこう」という考えから、「変えて新しくする」「改革」「変革」とかいろいろな言い方がありますけど、会社の在り方や世界観が変わってきたのです。

戦争が終わってバブルがはじけるまでの日本は、空気を読んだり、予定調和的に議論をしたりと、争いをなるべく避ける、平穏に、といった形でずっとやってきました。「ALWAYS 三丁目の夕日」に表れているような、「コツコツ努力する」姿ですね。私は、これを「改善型の経営」と呼んでいますが、世界のGDPの約7割を日米欧で占めていた当時は、それでよかったのです。

しかし、バブルがはじけてからは、世界中がマーケットになります。デジタル化も進み、意思決定にもスピードが求められるようになります。

物事を新しく変えるには、今まで社内で活躍していた人の既得権益を損なってしまうことも多い。予定調和的に、平穏に、というわけにはいかなくなります。

そういう世界では、正しいタイミングで決めきる、やりきるという決断力と実行力をもっている人がリーダーになっていくのです。

こういう人は、結構な割合で「自分は嫌われてもいい」と思っています。これからリーダーを目指そうという人には、「堂々と嫌われろ!」といいたいですね。

―木村尚敬( Kimura Naonori )

木村さん

株式会社経営共創基盤 パートナー
取締役マネージングディレクター
1968年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。レスター大学経営大学院修了、ランカスター大学経営大学院修了、ハーバードビジネススクールAMP修了。経営共創基盤にて製造業を中心に経営改革や事業強化など、様々なステージにおける戦略策定と実行支援を推進する。主な著書に『ダークサイド・スキル』(日本経済新聞出版社)がある。

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想いを込めて作った書籍を応援してもらうことに繋がり、大変嬉しく思います。 また本が売れなくなっているというこの時代に、少しでも皆様にお伝えしたいという気持ちの糧になります。