Excel 本質とテクニック

Excel入門~中級者向け(MOS Specialist~Expert程度) note…

Excel 本質とテクニック

Excel入門~中級者向け(MOS Specialist~Expert程度) noteです。

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関数01:どの関数も同じ

Excel関数の本質的な使い方を理解しておけば、全ての関数を覚える必要はありません。 知らない関数もを事典などで調べて使うことができるようになります。 【1】Excelの関数とはそもそも何するもの? ユーザーが、複雑なデータ処理を理解する必要がない。 ユーザーが、データ処理を1ステップずつ記述したり実行する必要がない。 便利(手抜き)ツールです。 【例】セルを1つずつ選択して足し算の式を入力するよりもSUM関数の入力の方が作業工程数が少ない。 ※関数のデータ処理の仕組

    • あいまい検索ツール:表から表を取得する

      私が実務用に試作したツールです。 マスターとなる表(検索先)から、検索条件に一致したデータを表として取得することができます。  Excelの検索機能では、検索結果を1件ずつ確認せねばならない。  Excelのフィルタの条件を検索の都度設定しなおすのが面倒。  マクロは、セキュリティ的にメンテナンス的に使用したくない。  近似値(ワイルドカード的なあいまいな条件で検索したい)の一覧表が必要。 などなどの理由から、関数だけで作ってあります。 シート[あいまい検索] セル[C

      • アクティブ03:シートのグループ化

        ♯シート操作 ♯基本テクニック 複数のシートをまとめてアクティブすることをシートのグループ化と言います。 シート操作の削除やコピーでも使用する基本テクニックです。 シートをグループ化すると、まとめて書式の設定をしたり関数式を入力したりと作業効率が上がります。 ・連続して並んだシートのグループ化 ・連続して並んでいないシートのグループ化 ・すべてのシートをグループ化 それぞれ、例を使って具体的に見ていきます。 ■連続して並んだ複数シートのグループ化 キーボードの[Sh

        • アクティブ02:アクティブシート

          アクティブシートについて具体的に見ていきます。 ■アクティブシート 例[1月]~[6月]と[上半期合計]全部で7シートあるブック シートタブ[1月]をクリック これでシート[1月]がアクティブシートになった 各シートタブをクリックするだけで、アクティブシートが切り替わる 複数のシートを含むExcelブックで、特定のシートに入力したりする前に シートタブをクリックして選んでいますよね? それがシートを「アクティブにする」作業です。 操作時には必ずどのシートがアクティ

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        関数01:どの関数も同じ

          アクティブ01:アクティブセル

          Excelだけでなく、IT・デジタルで共通の概念となります。 しっかり理解しておきましょう。 ■アクティブとは 機械やアプリケーションがユーザーの操作を受け入れる準備ができている状態をアクティブと言います。 全ての操作には、以下の2ステップの工程が含まれています。 (1)ユーザーが、これから操作する対象の場所と名前を指定する。 (2)ユーザーが、操作の命令をする。 この2ステップなしでは、ロボットは動けない、Excelは計算できない。 ■Excelにおけるアクティブ

          アクティブ01:アクティブセル

          COUNTIF関数02:検索条件の使用例

          COUNTIF関数の引数、検索条件 比較演算子(<・>=など)とワイルドカード(*・?)を使った使用例をまとめました。 ※SUMIF関数と共通の内容です。 ■COUNTIF関数の記述と引数の意味 =COUNTIF(①範囲, ②検索条件) ①範囲 検索対象にする範囲1列を指定する ②検索条件 セル参照、文字列、数値、式などを指定する 「もしも〇〇なら」の 〇〇部分 ■論理式 文字列の使用例 ★ポイント1★ 検索条件は、半角ダブルクォーテーション「”」で囲む  ”アイ

          COUNTIF関数02:検索条件の使用例

          ワイルドカードとは

          ■何にでもなれる=何者かを限定しない IT用語(Excel用語)のワイルドカードの名前の由来は、カードゲーム ポーカーの用語らしいです。JOKERは、どのカードの代用にもなれます。 何にでもなれるJOKERを ワイルドカード と呼ぶそうです。 例えば、「♥2」がなくても「JOKER」があればOK ■Excelにおけるワイルドカードとは? あいまいな検索・あいまいな条件指定をする時に便利な記号です。 ポーカーのJOKERと同じく、何の代用にもなる事ができる、何者であるか

          ワイルドカードとは

          SUMIF関数02:検索条件の使用例

          SUMIF関数の引数、検索条件 比較演算子(<・>=など)とワイルドカード(*・?)を使った使用例をまとめました。 ■ワイルドカードとは? あいまいな検索をする時に便利な記号です。 Excelでは、「*」と「?」を使用します。 「あんどろいど」も 「あんぱん」も 「あっ!カレー粉買い忘れちゃった」も 同じ「あ*」で検索することができます。 【関連note】 ワイルドカードとは ■SUMIF関数の記述と引数の意味 =SUMIF(①範囲, ②検索条件, ③合計範囲)

          SUMIF関数02:検索条件の使用例

          IF関数05:論理式の使用例

          IF関数の引数、論理式 比較演算子(<・>=など)を使った使用例をまとめました。 ■IF関数の記述と引数の意味 =IF(①論理式, ②真の場合, ③偽の場合) ①論理式 論理式とは、式の結果が TRUE または FALSE になる  TRUE:真、Yes、はい  FALSE:偽、No、いいえ ②真の場合 論理式の結果がTRUEの場合に実行される内容 ③偽の場合 論理式の結果がFALSEの場合に実行される内容 ■論理式 文字列の使用例 ★ポイント1★ 文字列は、半

          IF関数05:論理式の使用例

          COUNTIF関数01:もしも〇〇なら数える

          SUMIF関数と似ているCOUNTIF関数について説明します。 SUMIF関数との違いにも着目してみましょう。 ■COUNTIF関数とは 検索条件に一致したデータの個数を数えます。 もしも条件に一致したデータ(セル)があれば、データ(セル)の数をカウントする。 ■COUNTIF関数の記述 =COUNTIF(①範囲, ②検索条件) ①範囲 検索対象にする範囲を指定する 複数行列の指定が可能です。 ②検索条件 セル参照、文字列、数値、式などを指定する 「もしも〇〇なら」

          COUNTIF関数01:もしも〇〇なら数える

          SUMIF関数01:もしも〇〇なら合計する

          ■SUMIF関数とは 検索条件に一致した値を合計します。 もしも条件に一致したら、一致した行と同じ行にある指定した列の数値を合計します。 ■SUMIF関数の記述 =SUMIF(①範囲, ②検索条件, ③合計範囲) ①範囲 検索対象にする範囲1列を指定する (注意:合計範囲と同じ行数にする) ②検索条件 セル参照、文字列、数値、式などを指定する 「もしも〇〇なら」の 〇〇部分 ③合計範囲 合計したい数値が入っている1列を指定する (注意:範囲と同じ行数にする) 「範

          SUMIF関数01:もしも〇〇なら合計する

          IF関数04:まとめ

          ■IF関数とは 「もし雨なら傘が必要」 「もし雨でなければ傘が不要」 のように異なる結果を取得できる。 ■IF関数の記述と引数の意味 =IF(①論理式, ②真の場合, ③偽の場合) ①論理式 論理式とは、式の結果が TRUE または FALSE になる式の事  TRUE:真、Yes、はい  FALSE:偽、No、いいえ 論理式は、文字列や数値を判定できる 「B3=”雨”」雨ですか? 「B3>=50」50以上ですか? ②論理式の結果が真の場合に実行される内容 「雨です

          IF関数03:ネストのコツ

          ネストは、関数ウィザードに頼りすぎると非常に書きにくいため関数式を直接入力する方法に慣れましょう。 今回は、数式バーを使っていきます。 ■IF関数の記述と引数の意味 =IF(①論理式, ②真の場合, ③偽の場合) ①論理式 論理式。式の結果が TRUE または FALSE になる式  TRUE:真、Yes、はい  FALSE:偽、No、いいえ ②論理式の結果が真の場合 TRUEの場合に実行される内容  ★ここにネストを入力できる ③論理式の結果が偽の場合 FALSE

          IF関数03:ネストのコツ

          IF関数02:ネストで3分岐

          前回は、文字列(雨)を判定したIF関数 今回は、数値を判定するIF関数を例にネストについて見ていきましょう。 ■IF関数のネストとは? ネストとは、関数式の中に関数式を入れる マトリョーシカ(ロシアの民芸品人形)のような入れ子構造になる記述方法です。 IF関数は、結果を2パターンに分ける関数ですが  例:(1)雨なら傘に ○    (2)雨でなければ傘に ✕ ネストすると3パターン以上に分けられます。  例:降水確率を判定して傘に印をつける    (1)65以上なら ○

          IF関数02:ネストで3分岐

          IF関数01:もしも雨なら‥‥

          IF 英語では 「もしも〇〇なら…」の もしも の部分です。 「もしも雨なら、傘が要る」 つまり「雨が降らなかったら、傘は要らない」という事にもなります。 ExcelのIF関数を使って  「もしも雨なら、傘が要る」  「雨でなければ、傘は要らない」をやってみましょう。 ■IF関数の書き方 ①IF関数の結果を表示したいセル[C3]を選択 ②関数ウィザード[fx]をクリック ③関数名 IF を選択して[OK]をクリック ④関数の引数を入力  論理式 「B3=”雨”」  

          IF関数01:もしも雨なら‥‥

          リンク切れ04:もとのリンク先を探す

          ★この項目は、MOS Excel Expertの試験範囲です リンク切れの対処方法として最も理想的なのは リンク先の更新 です。 しかし実際のお仕事の現場では、正しいリンク先不明はよくある事です。 とりあえず コピーを作ってマスター(未修整のまま残す)をキープして から リンク解除 で急ぎの仕事を済ませ、余裕のある時にリンク切れになっているデータの もともと保存してあった場所 と 名前(ブック名)を特定。 「たぶんコレだ」となんとなくリンク更新するのはやめましょう。 トラ

          リンク切れ04:もとのリンク先を探す