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関数01:どの関数も同じ

Excel関数の本質的な使い方を理解しておけば、全ての関数を覚える必要はありません。
知らない関数もを事典などで調べて使うことができるようになります。

【1】Excelの関数とはそもそも何するもの?

ユーザーが、複雑なデータ処理を理解する必要がない。
ユーザーが、データ処理を1ステップずつ記述したり実行する必要がない。
便利(手抜き)ツールです。

【例】セルを1つずつ選択して足し算の式を入力するよりもSUM関数の入力の方が作業工程数が少ない。

足し算/SUM関数、どちらも計算結果は同じ 10

※関数のデータ処理の仕組みは、関数毎にプログラミングされています。
 ExcelVBAを使ってオリジナルのExcel関数を作ることもできます。

【2】書き方

①どの場所に何を表示させたいのかを、よく観察する
②計算結果を表示させたいセルを選択(アクティブにする)
③関数の式を入力
④[Enter]キーを押して式の入力を確定
⑤計算結果が②のセルに表示される
※他の手順もありますが、初心者は是非この手順に慣れてください。
「何をどうしたいのか?」を自分で思考し意識する事は、Excelに限らず実力をつけるためにとても重要です。

【3】引数(ひきすう)とは?

関数によるデータ処理には、材料が必要です。その材料を引数と呼びます。
関数毎に、必要な引数の データの種類 や 引数の個数 が異なります。
 データの種類例:数値、文字列、論理式など

【4】戻り値(もどりち)とは?

関数がデータ処理した結果が、戻り値です。
式を入力したセルに表示されます。
※戻り値は、返り値(かえりち)と呼ばれることもあります

関数は、自動販売機のようなものです。

【5】全関数共通の文法

=関数名(引数,引数,…)

◆先頭は必ず = 半角イコール
◆=の次に 関数名 半角英字
◆引数は ( ) 半角カッコの間に入れる
◆引数が複数必要な場合は , 半角カンマで各引数を区切る
◆引数に文字列を使う場合は ” 半角ダブルクォーテーションで囲む
 例 "こんにちは" "Hello"
◆文字列には空白 スペース を含める事ができる
 例 " "(全角スペース) " "(半角スペース)
◆文字数ゼロの文字列を使うことができる
 ”” 半角ダブルクォーテーションを2つ書く
◆Excelは、関数式入力時の 全角半角混在状態 をある程度は自動的に整えてくれる。だが、半角が正しいと認識しておくこと。

おすすめ参考書:Excel関数全事典


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