修士論文の審査を終えて
先ほど、大学院生から「博士課程への進路も決定し、奨学金申請も採択された」というメールをもらった。彼は私が始めて修士論文の主査を務めた院生だったこともあり感慨深いものがある。その記念にここでは2年間を振り返ってみたい。
「指導教官になってほしい」という依頼をもらったのは昨年度のことだった。彼は留学生であった。「日本語によるコミュニケーションはできない」ということに最初は面食らったが、研究のために外国に滞在・居住することの大変さは理解しているつもりなので、引き受けることにした