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東京五輪を「どう開催するか」

 1月28日付の日経新聞にオリンピックの記事が掲載されていた。

#日経COMEMO #NIKKEI

記事中のIOC会長の次のコメントが気になった。

我々は『開催するかどうか』ではなく、『どう開催するか』という問いに集中している

関係者らは「開催することは所与として、開催方法を模索している」状態ということで、様々な開催方法が検討中なのだと思う。

 素人の思い付きだが、開催地を種目別に分けるという方法はどうだろうか。例えば、野球は東京で、マラソンはフロリダ州で実施する、といった具合だ。

特定の国や地域(今回は日本)に全ての関係者を集結させることに様々な懸念があるならば、この方法はそれを多少緩和させることができる。IOC会長の言う「安全な五輪」と整合的であるように思う。

他方、この方法には「東京五輪と言えるのか」と言う批判が考えられる。確かにこの方法は開催地としての「型落ち」の印象が拭えない。それに対しては、開催地の象徴的なイベントとして、開会式と閉会式は東京にて実施することに妥協するという考え方もあるのではないか。

都知事はじめ東京都関係者が、夏季の気温が問題視されてマラソンを札幌で行う案に難色を示していたのは記憶に新しい。したがって、この方法が現実になることはないだろう。

2月に「どう開催するか」の問いに対する回答が提示されるとのことなので、とりあえずはそれを待ちたい。成績開示前の学生のような気分である。

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