マガジンのカバー画像

2話 憧れに手を伸ばして!空のプリキュアキュアルシエル!

33
本編第2話です🌟ボイスドラマはこちらから→https://nana-music.com/playlists/3373540
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

第2話『憧れに手を伸ばして!空のプリキュア、キュアルシエル!』Part1

 春のあたたかな風がそよぐ午後。虹の花学園の屋上は、弁当を広げた沢山の生徒たちで賑わって…

第2話Part2

 屋上にいた生徒たちが一斉に振り返るのを見て、レザンは慌てて右手でまつりの口を抑えた。 …

第2話Part3

「でも、学校にいる間は、極力カプリシューズには出会いたくないわね。レザンの話を聞くに、カ…

第2話Part4

「さて……もうそろそろ出てきたら、ポム?」  レザンが声をかけると、ふわふわとした赤い何…

第2話Another side 1(小説版限定ストーリー)

「地球を壊すことが可能な人たちと、普通の中学生の私たちが戦えるわけないじゃん!」  突然…

第2話Part5

「じゃ、じゃあもうバレてるポム?」  潜入捜査員という怪しげな響きに、ポムは若干たじろぎ…

第2話Part6

 綺麗な音楽……? レザンは呟いて首を傾げた。と同時に、先程のまつりとゆららの言葉が脳裏を過る。 「それってチャイム……嘘でしょ!授業始まってる!?」  予鈴のチャイムはまつり達と一緒に聞いた。つまり、さっきポムが聞いたのは本鈴のチャイムだ。レザンは慌てて鞄の中にポムを押し戻すと、バタバタと駆け出して行った。  揺れる鞄の中、ポムは隅の方に小さく丸まって座ると、にやりと笑った。 「やっぱりレザンって、ちょっとそそっかしい所もあるポム。まつりに言えた口じゃないポム~」

第2話Part7

 その日の放課後。ゆららと連れ立って歩いていたまつりは、終始どこか含みのある笑顔を浮かべ…

第2話Part8

 まつりが近くまで行くと、あすなが何をしているのか良く見えてきた。彼女は、口でリズムをと…

第2話Part9

「頑張りやさんのあすなちゃんなら、きっと誰にも負けないくらい上手に踊れるよ!」  まつり…

第2話Part10

「そうだよ! あすなちゃんが誰よりも頑張ってるの、私知ってるし。あの人たちはあすなちゃん…

第2話Part11

「ふふ、わたくし、生徒会長ですので、各部活動の事もよく存じております」  話し始めたまり…

第2話Part12

「でも、二人ともあすなのこと庇ってくれたじゃないですか! まつり先輩、ゆらら先輩、まりあ…

第2話Part13

「へーぇ、随分立派な友情劇だな」  聞いた事のあるその声は、拍手と共に空から降ってきた。まつり達が顔を上げると、銀色の瞳が印象的な一人の少年が宙に浮いていた。  驚いてその場で固まるあすなとは対照的に、まつりとゆららはその少年──ソンブルを睨みつける。 「っ! あなたは!」 「久しぶり。この前はよくもやってくれたな……と言いたいところだけど、今日はお前らじゃなくて、そこのチビに用があってきた」  睨み合うかと思いきや、ソンブルは二人にはさして興味を示していないようだった