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エッセイ

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エッセイ集。 私の思いを書き綴ります。
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2018年12月の記事一覧

好きなことを仕事にする難しさ

好きなことを仕事にする難しさ

ここ最近、仕事について考える時間が増えました。
それは、自分の心境の変化があったからだと思っています。

自己紹介でも話しましたが、私はもともと事務員でした。
はじめから事務員になりたかったわけではなくて、本当に流れです。
ただ、その流れでなった事務の仕事を苦痛と思ったことは殆どありませんでした。

でも今更ですが、苦痛と思わなかった理由は、私が事務の仕事を好きだったからというわけではなかったとい

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女性である誇りを何に求めるか

女性である誇りを何に求めるか

「女性らしさ」「男性らしさ」という言葉があります。
これまでは、何の疑問もなく使われてきた言葉でした。

しかし、LGBTQの話題が世界的に論じられるようになったり、第2の女性の社会進出が活発化する中で、その言葉を使うことにも気を配る必要が出てきました。
そのような世の中の変化を表すのが、「ジェンダーハラスメント」という言葉なのかもしれません。

以前の私の職場は、分かりやすく「男性優位」の環境で

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「自信」が生み出す可能性

「自信」が生み出す可能性

これまではずっと、「自信がない」ことがいいことだと思っていました。
自信がなければ、その分、自信を身に着けようと思って絶えず努力が出来ると思っていたからです。
それは確かに間違いではありませんでした。

でも最近、「自信がなさすぎる」のは逆効果だと気付きました。
なぜならそれは、ただただ自分の可能性やチャンスを奪うだけだと気づいたからです。

どんなに頑張っても、どんなに成長しても、私は自分に自信

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1番身近な大人

1番身近な大人

子供にとって1番身近にいる大人は、幼ければ幼いほど「親」であることが殆どです。
親にとっての当たり前が、子供にとっても当たり前になるので、結果的に子供は親に似ると言われます。
そう考えれば、子供は親を映し出す鏡のようなものなのかもしれません。

私は、「親」になるのは大変なことだという意識があります。
それは多分、私の母が「子供のためなら何でもできる」というタイプの人だからです。
親というのはそう

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恥を晒せない性格

恥を晒せない性格

「できない」「わからない」―
私はそういう言葉を、昔から素直に言えない性格です。
出来ないこと、分からないことが悪いことではないと分かっていても、どうしても私には言えない言葉なのです。

どうしてなのか、改めて自分に問いかけてみました。

人は誰もが、自分を守るための方法を考えます。
予期せぬことの場合はどうしようもないですが、可能な限りは、傷ついたり、苦しんだりするような状況に身を置かないように

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「氷山の一角」は世の中にたくさんある

「氷山の一角」は世の中にたくさんある

東京都港区・青山に児童相談所ができることについて、今、いろいろなメディアが取り上げています。

あの青山に児童相談所が出来るのか!
ということだけであれば、ここまで長く報道され続けることはなかったかもしれません。

どちらかというと、青山に児童相談所が出来るということそのものよりも、児童相談所が出来ることに反対する青山の住民と行政との対立の激化が大きな話題になっています。
「青山ブランドなんてふり

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