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■9月1日 振り返ったり、前を向いたり

9月になりました。

異常な暑さに慣れることも馴染むこともできず、翻弄されている間に9月が差し込まれてきた感じです。「9月」というと、季節は秋を連想しますが、今週も陽光は絶好調なようで…なかなかに残暑と言うか、盛暑と言うか…有無を言わせぬ炎暑は続きそうです。

みなさまもどうかお体には気を付けて!

さて、8月を振り返ると。

8月の私は、とにかく「出力過多」でした。
前半戦は1500字エッセイを毎日更新していましたし、短歌も毎日5首以上詠んでいましたし。ついでに言うなら、仕事も立て込んでいましたし。

私自身は「これくらいなら全然平気!」と思っていたんです。でも、それはやはり「過信」でしかなくて。ある日突然、自分のなかが出涸らして、からっぽになっていることに気が付いたんです。

たとえば、もうほとんど入っていないマヨネーズ。こびりついているやつをなんとか出そうと、ぱふぱふしたり、底をていてい叩いたりするじゃないですか。すると、ぽふっとカタマリが出てくる。8月、特に半ばごろの私はそんな感じでした。

そんな自分に息苦しさも感じているのに、それを無視しているという自覚もありました。なので、これ以上やったら多分壊れるという少し手前で、「緩める」ことを決断したのです。

そう決めたなら、と。
1500字エッセイの毎日更新は102日めで止め、毎日5首以上作るのも、420首詠んだところで止めました。

…って、はい。半ば自動運転化したまま全力疾走していた自分を、もとのエンジンごとぶった斬るという所業に出たのです。つまり、「緩める」とは名ばかりの完全ストップを自分に課したのでした。

何をするにも、ゼロか100かしか選択肢のない私の面目躍如ですが(笑)そうすることで、体力と時間を余らせ、その分を「入力」に極振りしようと思ったんです。

駄菓子菓子。

上に書いた、「空っぽの自分を振り絞って」というのは的を射ていたようで、止まってから何日かは本を読むこともままならない状態でした。

それは、ほんっっとに何をする気力も体力も湧かない日々でした。抜け殻でももう少しマシな役割を果たすんじゃないか? くらいの勢いで、ごろごろするしかできなかったのです。

でも、ある日、ようやくコミックくらいは読めるようになりました。無理せず読む冊数を増やしていって…(いろいろ試して)…怒濤の勢いで本を読めるくらいには回復してきた、なうです。

なので、9月は。

「入力」に重点を置きながら、そろりそろりと「出力」も始めようと思います。

今月末には短歌の大きい賞の応募締め切りもありますしね。それの準備もしたいですし、また、noteも覚悟を決めて再開してから1年になりますし。さらに力を入れて更新していきます。

「バランスを取る」「中庸で行く」ことが昔から苦手でした。もう少し正確に言うと、そのように行動する機能が私には生まれつき装備されていないようでした。

なので、どうやってもゼロか100かみたいな生き方しかできませんが。それはそれで私ですし(笑)なだめながら、手綱を握りながら。壊れる前に強制停止しながら。これからもぼちぼちと全力疾走します。

今月もどうぞよしなに。

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