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伝えきれない思いを託す


◯わたしと姉のことを書いています。

↓前に書いたもの





 わたしには姉がひとりいる。


わたしとは正反対の性格で、社交的。何かと頼って生きてきた。小学校では姉がいる間、いっしょに登校してもらった。
中学・高校では無意識に部活を同じにしたり、学校の雰囲気や勉強を教えてもらったり。大学では試験勉強を手伝ってもらった。


わたしが甘えると「しょうがないなぁ」といいながらも、手助けしてくれる姉。
彼女はわたしの救世主であり、スーパーウーマンだ。




 そんな姉も、悩んだり苦しくなったりすることがある。近くで見ているわたしも、憤ったり怒りたくなってくるほどだ。


どうにか助けたい。
前向きな気持ちになってもらいたい。
楽しく過ごしてほしい。


そんな気持ちで姉の話を聞いたり、わたしも経験を交えてアドバイスしようとするが、うまく伝えられている気がしない。


大丈夫だよ。
必ず道は拓けるよ。
焦らなくていいんだよ。


そんな意味のことをぶつけるばかり。ひとつでいいから、姉にとって光が射し込むような言葉をかけたいのに。ぐだぐだと話してしまい、真相は闇の中状態。言葉が言葉で覆い隠されていっているようだ。応援したいし、チカラになりたいのに、あ〜もどかしい。



こういうとき、創作を通してならうまく伝えられるんじゃないかと思った。


おはなしを通して伝えたいことや、何を思って書いたものなのか。読み手が自由に解釈できるし、押し付けがましくない。



じわじわ沁みていって、かたくなった気持ちがほろっと柔らかくなるような。
ときどき読み返しては心があったかくなる、お守りみたいなおはなし。
そんな気持ちになれるものを贈りたいと思った。




今すぐ書ければいいのだけれど、残念ながら、それはもう少し先になりそうだ。


わたしの都合だし、勝手に書きたいと思っているだけだけれど、どうか待っていてね。



うまくいくよ。わたしはいるよ。






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