見出し画像

頑張れない自分に優しくなってみること

燃え尽き症候群を経験してから約4ヶ月が経ちました。

自分自身に『大丈夫か』と日々問いかけるようにしてますが、大丈夫な日と大丈夫じゃない日の気分と気持ちの差がとても激しいことに最近気づきました。

大丈夫な日は、基本的に淡々と与えられた仕事こなせるようにまでなったし、おうち時間を楽しめる趣味に没頭できるようになってる。

大丈夫じゃない日は、ひたすら悲観的になってたり、自分は無力で貧弱でダメダメ人間だなと燃え尽き症候群になってしまった自分を責めてしまう。

大丈夫じゃない日ほど、頑張りたいのに頑張れないという葛藤に陥ってしまう。少ししんどいけど、出来るだけ自分の体調の言うことを聞くようにしている。

常にエネルギー全開で突っ走ってた頃の自分と、今の自分と比べると本当に頑張れてないなと思う。もっともっと頑張りたいのに、もっともっと正当に評価されたかったのに、もっともっと自分に自信持てるようになりたかったのに、燃え尽き症候群を経てしまった今は自分の限度はここまでなのかと、自分の価値はここまでなのかと、自分に対する評価がどんどん下がってしまう。

このような負のスパイラルに巻き込まれてしまった時は潔く、自分が感じてる複雑な感情と向き合って、その一つ一つの感情に寄り添うことにしました。

感情A: 『不安です』

感情Aさん、しばらく無理に頑張るという状況にいないというのと周りがどんどん前進しているのを目の当たりにしてるようなので焦りに焦る気持ちはわかります。常に長期マラソンを走っているのに、急にペースダウンしてしまっては目標地に辿り着かないのでは?と考えてしまうのもわかります。自分の周りがどんどん先に進んでるのに、自分だけ後退してると思ってしまうのもわかります。でも、自分自身を徹底的に労ってから再スタートするのも悪くないですよ。今は充電期間です。計画的に休息しましょう。


感情B: 『悔しいです』

いつも頑張って成果を出してきたのに、その頑張りに周りが気付いてない。正当な評価がなされなかった、自分の価値はそんなに低いのかと思ってしまう気持ちはわかります。生真面目にここまで頑張ってきたのにわかってくれないと思ってしまうのはとても辛いですよね。でもね、感情Bさん、その悔しさをポジティブなエネルギー源として活かすこともできるかもしれないよ。悔しさをバネに、違うところに、そして正しいところにエネルギーを注げられるかもしれない。その人に、そのチームに、その会社に正当に評価されなかったとしても、あなたの価値はあなたでしかわかっていないはずです。自分の価値は自分自身で作って定義するものであり、他人の評価に左右されるものではないはずです。


感情C: 『怖いです』

一回、燃え尽き症候群という恐怖を味わってしまうと、頑張ることに対して怖いと感じてしまうのも仕方がありません。このまま回復しないまま、ずっと充電期間に滞ってしまうのではないかと考えてしまう気持ちもわかります。頑張りたいのに頑張れないと言う全く違うこの対極化した言葉に戸惑ってしまうのも仕方がないこと。でも常に自分の100%を出さなくてもいいのです。70%でも、30%でもたまにマイナスになっても、自分は成長し続けてるんだってことを忘れてはいけません。頑張れないその瞬間もまた、自分にとってとっても大切な期間なのです。恐怖はある意味、自分の生存確率を高める大事なレーダー探知機の役割を果たしているようなもので、恐怖を感じてしまうのは決して悪くないのです。感情Cさん、あなたは自分の役割を全うに果たしてるだけなのです。

このようにしてその瞬間、その瞬間感じてしまっている感情に一つ一つ向き合うことにしました。


ネガティブな感情は確かに感じてしまうと不快なのですが、決して悪いものではないのだとどっかのリソースを読んで学びました。コントロールできない感情のようなものに良し悪しのレッテルを付けてしまうと、『ネガティブな感情は悪』と頭で認識するようになり、頭は無理やりその感情を感じないようにさまざまな対処方法を思いつくそうです。

私の場合は、ネガティブな感情を感じるたびに、忙しさに自分を紛らわすという対処法を取っていました。だから趣味に全力で没頭するし、仕事も全力で頑張る。表上、健康的に感情を対処してるように見えますが、ネガティブな感情を感じないように麻痺させてるようでは根本的な問題解決にならないということに最近気づき始めました。

『ネガティブな感情を感じない為にあたしは我武者羅に頑張っていたんだな』と。

大丈夫。頑張らなくてもいいんです。『頑張らなくても死にやしない』。

もっともっと自分に優しくしていこうと思ったこの日。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?