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体調不良が教えてくれたのは、自分の心の声を聞くことだった

10カ月間、食のことをやり続けてきた。

始まりは、ほんの些細なきっかけだった。

それがいつの間にか本気でやるようになり
いろんなご縁が繋がって、シェアキッチンは4カ所
数10カ所のマルシェにも出店させてもらった。
いろんなものを販売して、いろんな売り方も試した。

毎週メニューを変えてランチを提供した。

農家さんのもとに足を運び
畑を見せてもらったり、作業を手伝ったり
自分で欲しい食材を選び購入させていただいた。

無農薬にこだわり、調味料もできるだけ自分で作った。

鉄のフライパンやルクルーゼを使い
調理器具にもこだわった。

canonのカメラを引き出しから引っ張り出し
写真にも力を入れた。

休みなく、日々何かを創り出していた。

そんな日々が楽しくもあったが
いつの間にか「やらなくては」という義務感が生じるようになった。

そんな気持ちを見て見ぬふりをした。

応援してくれる人がいた、サポートしてくれる人がいた。

だから立ち止まってはダメ。続けなくてはいけない。
と無意識に自分を追い込んでいった。


その結果、原因不明の体調不良で2週間動けなくなった。

その期間にわたしは「本当の自分」の声を聞いた。
本当は気づいていた、でも隠し続けた声が溢れ出した。

もうどうにもならなかった。
だから今入れている予定が終われば、すべて食の活動を
ストップすることに決めた。

わたしにとっては大きな決断だった。

そして「そのうち」「いつかね」と自分に言い聞かせていた
海外行きを決行することに決めた。


8月に必ず海外へ飛ぶと決めたわりに7月中旬になっても
体調は戻りきっていなかった。

それでも体調が良い時に、パスポートの更新、航空券の検索
滞在先との日程調整などをして、出発10日前にすべてが整った。

といっても、パスポート申請はしているけれど
まだ発行までには時間がかかり
飛ぶ日までには間に合うけれど、本当にギリギリだ。

大急ぎで予定を立て、この夏休みの時期に旅を決行するわけだけど
どういうわけか、すんなりすべてが決まっていった。
「滞在先に断れたら」「航空券がなければ」旅は諦めようなんで
思っていたが、スルスルとすべてが決まった。

「これはもう行くしかない」「行く流れだ」と心を決めた。


立ち止まると決めて、定期契約しているシェアキッチンの
オーナーにも連絡したら快諾してくれた。

立ち止まると決めてから、すべてがスムーズに上手くいっている。
「体調不良は立ち止まりなさい」っていう合図だったんだ
としっくりする。


「立ち止まらないといけない流れだから逆らえない」
なんて話をすると
「それでもやればいい」「わたしなら流れに逆らう」
なんて言葉も聞いた。

それでもわたしの心は「流れにのって立ち止まる」決断を
変えなかった。

本当の自分の声を信じてそれに従って、変化することを選んだ。


「こうした方が良い」「これが常識」「これがビジネス」
「やめるより続けることが大切」などの声は聞こえる。

でもわたしは今の場所に留まることよりも
本当の自分の声に従って積極的に打って出ることを
大事にしたい。

なんの根拠もなく、自分の感覚に従って選択して
積極的に打って出たときに
人生が大きく変わることを何度も経験した。

だから今回も根拠もなく、これで良いと自信がある。


さあ、自分を信じて、動こう。そんな人生はとてもおもしろいから。

体調不良が教えてくれたこと
それは「本当の自分」の声を聞くことだった。


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