Eri Koo

パフォーマンスアート“空舞“、文筆、絵画・オブジェ制作

Eri Koo

パフォーマンスアート“空舞“、文筆、絵画・オブジェ制作

最近の記事

出演します【芦見谷芸術の森フェスティバル2023】

今年で三度目の出演となります。 【芦見谷芸術の森フェスティバル2023】 今年は、ギターの野村雅美と共に、自身の書き下ろし小説『りゅうとむすめ』を音楽とパフォーマンスアートで表現します。 以前にも複数のミュージシャンやアーティストと共に舞台化した『りゅうとむすめ』ですが、今回は京都の最奥地・芦見谷にて川の流れの音や、森のざわめき、鳥や虫の鳴き声など「山の音、谷の音」が野村雅美のギターと共鳴した中での舞台となります。 五感をマックスにして、自由に受け取ってもらえるとさいわいです

    • TA・E・RI 踊る!!心理学

      サイコロジスト・Taeさんとの心踊るような心理学やダンス、目に見えない世界などについてのおしゃべりPodcast【TA・E・RI 踊る‼心理学】の新しいエピソードを公開しています。 今回は、自分が「好きな音楽」ってただ単に「好き」ってだけじゃなくって、自分そのものでは?という切り口から、二人のダンス体験の話や、日常でついついやってしまう役回りでしんどくなっちゃうときってどうしたらいいのかな?という話になりました。 スタートしたのは約2年前。 世の中も自分たちも大きく変わっ

      • 胸の中で鳥が鳴く

        こないだ森の中で思考を止めてみた。 ぼーっとしてるのとは少し違う。 意識的に頭の中になにもない状態を作った。 帰ったらなに食べようかな、こないだあの人にこんなこと言われたな、そういえば昔も似たようなこと言われたことあるな、帰りの電車は空いてるかな……なんていう、その場その時に必要のないダラダラとした思考を、止める。 心臓に意識を向ける。 暑いから、少しドクドクと強めに鼓動してる。 手先が少しぴりぴりしてる。 首がちょっとかゆい。 そういう感覚だけを感じる。 鼓動が早い

        • 小さなことからコツコツと~『限りある時間の使い方』を読んだ

          ある日、目覚める直前の夢に一冊の本が出てきた。 白い表紙で、時間について書かれていて著者が欧米人の本だった。 それを読んだらいいのだな、と感じて目覚めた。 起きてすぐに、さくりと検索した。 ヒットした本の概要を読むとこの本っぽかった。 軽く読んでみたら、よくあるタイムマネジメント本ではなく哲学書に近い。そして、その時の自分にピッタリしっくりくる内容だった。 ・やりたいことからやろう。なぜなら時間は有限だから。 ・余暇は仕事の休み時間や回復時間ではない。余暇そのものが人生の

        出演します【芦見谷芸術の森フェスティバル2023】

          頭カラッポで遊ぶ

          頭の中をカラッポにして、なんにも考えず。 ただ座っていたり、散歩したり、風に吹かれたり、木々の合間からチラチラとこぼれる光を見たりする。 そんな遊びをしている。 人間はいつも何かを考えている。 だから、考えてないときの自分、というものにピンとこないことも多い。 けど、なにも考えてなくても、生きてる。 心臓は鼓動をうち続けてるし、呼吸もスーハーし続けてるし、皮膚がかゆかったら「かゆいから掻こう」なんて頭で考える前に手は既にかゆいとこを掻いてる。 歩いたり電車に乗ったり運転し

          頭カラッポで遊ぶ

          楽に泳ぐとスイスイ進む

          泳ぐのが好きだ。 小さい頃、よく海に行く家族だったので、一日中ひたすら泳いでた。 夏休み、鹿児島のど田舎の祖母宅に滞在した時も、歩いて3分の海に毎日潜って、飽きたら釣りをして過ごしていた。 川は水が冷たくて少し苦手だけど、それでも清流は身体が引き締まるようで気持ちがいい。 プールもいい。 今は時間制のプールが多いけれど、わたしが子どもだった昭和後期の市民プールは一日券が小学生100円くらいで、朝から夕方まで遊び尽くせた。 わたしも一緒に行った友だち達も、飽きたし帰ろうという子

          楽に泳ぐとスイスイ進む

          アイドル郷ひろみに見る、利他のココロ

          仰々しいタイトルになってしまった。 特段、郷ひろみについて深い思い入れがあったわけでもファンだったわけでもない。 いまだに彼についてはごく一般的なことしか知らない。 けれど、数年前。 特段、心身ともに弱っていたとき、ふと彼の歌を聴いた。 ボロボロと涙が出て止まらなくなった。鼻水も止まらなかった。 ぐちゃぐちゃに泣いた。 嗚咽まで出てきた。 わんわんとむせび泣いた。 あの時のあの気もちを思い出しただけでも、涙がじわっと出てくる。 その涙は、人に無償でやさしくされたときのうれしさ

          アイドル郷ひろみに見る、利他のココロ

          自分をネコのように愛でる

          イヌをさわるように、ネコをさわるように。 モフモフの愛らしいものをさわるように。 自分で自分の肌をさわる。 手のひらに伝わる腕の感触も、腕に伝わってくる手のひらの感触も、気持ちがいい。 さらさら。 すりすり。 つるつる。 ときおり、ざらざらとしてたらそこにクリームを塗る。 こんにちは。 Eri Koo(エリ・クゥ)です。 ずっと、顔にカラダにいろんなものを塗ってきた。 塗らないとイマイチな自分の肌をなんとかするためだった。 だから「やさしく丁寧に塗る」は心がけてはいても

          自分をネコのように愛でる

          ヨガの効能-カラダ喜ぶ呼吸と思考停止

          ヨガを始めた。 気がつけば半年近くになる。 サボりもせず、週2回みっちりと通っている。 最初はゆるいクラスから始めた。 ゆったりのんびり楽ちんに。それが自分に合っていると思っていた。 それが、今となってはパワー系の一番しんどいクラスにハマっている。 人生ってわからない。 先生の指示通りに筋肉のあらゆる部位を意識しながら、呼吸を忘れず、とめどなく吸う・吐くを繰り返す。 苦しい、しんどい、つらい、無理。 という思いしか湧き上がってこない。 いらないことを考える余裕なんてな

          ヨガの効能-カラダ喜ぶ呼吸と思考停止

          坂本龍一、絶望の深海から見上げた海面の光

          坂本龍一が亡くなった。 昭和生まれのわたしがその存在を知ったときには、既に世界の坂本で。 彼の音楽を好きかどうかに関係なく、その音色を少しも聴いたことがない人はいないと思う。 びっくりするくらいたくさんの美しい音楽を世に生み出した人が、この世からいなくなってしまった。 わたしは、かなしいとかではなく、ひとつの事実に呆然とした。 坂本龍一だけでなく、目の前にいる人も、目の前にいない友人も、桜の花も、紅茶が入ったコップも、飛んでいる飛行機だって。 いつかは、必ず、この世から無く

          坂本龍一、絶望の深海から見上げた海面の光

          LIVE björk ビョーク体験

          ビョークを知ったのは1997年だ。 街もメディアもどこを見ても『ホモジェニック』のジャケットが目に飛び込んできた。西洋と東洋とデジタル音楽と、どこかわからない民族性と毒っけに惹かれて聴いて、どっぷりと魅せられて。 さかのぼって『ポスト』や『デビュー』などを聴き、まったくもって好みではない映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』も見て(ビョークのミュージックビデオだと思って頑張った)。 『ヴェスパタイン』を買って『グレイテスト・ヒッツ』を聴き込み、『メダラ』を聴いたあたりまでずっとビ

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          三年前の紅茶、自分という果実

          三年前。 新型コロナによって生活スタイルが変わり、家にいる時間が多くなったとき。 インドア生活の楽しみとして買った紅茶250gがついに全部無くなった。 賞味期限はとうに切れていたけれど、自分で買って自分で飲むんだからへっちゃら(お茶類は匂いがうつらないよう厳重に蓋をして、チルド室に入れてるし)。 こんにちは。 Eri Koo(エリ・クゥ)です。 この数週間、五年ぶり、六年ぶり、十二年ぶりの友人たちから連絡があったり、再会したりで、ようやく停滞していた川が流れ始め、春がやっ

          三年前の紅茶、自分という果実

          ハジメマシテ Eri Koo です

          はじめまして。 そうでない方も、こんにちは。 覗いてくれてありがとうございます。 Eri Koo(エリ クゥ)です。 アートパフォーマンス『空舞』をしたり、字を書いたり、オブジェを創ったり、舞台演出をしたりしています。 スペイン、フランス、オランダ、ポーランド、インドネシア、韓国、東京、京都、大阪などいろんな場所で活動しています。 そして、音楽家、画家、ダンサー、服飾アーティスト、カメラマン、役者、サポートしてくれる人々など、たくさんのいろんな人と一緒に舞台や空間を創っていま

          ハジメマシテ Eri Koo です