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自分をネコのように愛でる

イヌをさわるように、ネコをさわるように。
モフモフの愛らしいものをさわるように。
自分で自分の肌をさわる。
手のひらに伝わる腕の感触も、腕に伝わってくる手のひらの感触も、気持ちがいい。

さらさら。
すりすり。
つるつる。
ときおり、ざらざらとしてたらそこにクリームを塗る。

こんにちは。
Eri Koo(エリ・クゥ)です。

ずっと、顔にカラダにいろんなものを塗ってきた。
塗らないとイマイチな自分の肌をなんとかするためだった。
だから「やさしく丁寧に塗る」は心がけてはいても、そうしないとダメな肌がさらにダメになってしまうから、仕方なく努力してやっていた。
本当はめんどくさいし時間もないし、やりたくない。でも肌に良くないから。
仕方なく、頑張って、やる。

そんな風に誰かにさわられて、人は良い気持ちになるだろうか?
イヌやネコや赤ちゃんは、やさしく丁寧にさわられたら素直に気持ちよさそうにする。こちらだってそれがうれしくてそうする。
自分にだってそうしたら、うれしくて気持ちいい時間が増えるのでは?

ふとそう思い、さわさわと自分のカラダを全身くまなくさわるようになった。
足の裏からワキも耳も頭も、普段そこがあることすら忘れてるような部位もぜんぶ、ぜんぶ。
それでもものの1分くらいだ。
人間の体表面積などたかがしれているのだ。
終わると、肌の表面がふわっほどけるような、けどしゃっきりするような感覚がする。
そして、じんわりとうれしいような気持ちになる。

疲れてるときは、パジャマになってベッドで寝転びながら、膝下だけスリスリしたりする。
それだけで、足が少し軽くなる。
簡単な実験。
一日活動した夜、片方の膝下からつま先までをスリスリと適当に1分ほどさわってみてほしい。そして、逆の足と見比べてみる。すると、スリスリした方の足の肌色が明るいのだ。
プロの妙技なんかじゃなくても、軽いタッチでさわるだけでカラダは改善される。

少し、乾布摩擦と似てるかもしれない。
乾布摩擦は元々アーユルヴェーダに起源があるとも言われる健康法で、タオルでカラダを摩擦することにより、リラックスして自律神経が整うとされている。

けど、あくまでここで言いたいのは、やさしくさわること・さわられることの効能だ。
どんな人でも実感として、誰かにやさしくさわられたら、ふわりとカラダの緊張が解けると思う。
そして、恋人でも子どもでもイヌでもネコでも、愛しい対象をなでなでしてたらそれだけでリラックスしちゃうし、もうそれだけでしあわせな気持ちになる。
それを、自分で自分をなでなですると、一挙両得できちゃう。

自分のカラダを、愛しいものを扱うのと同じように扱うのだ。
自分が自分を扱うように、世界は自分を扱うから。

自分を愛する、なんて。
薄ら寒い理想論だとか、綺麗事だと思うかもしれないし、わたしも思っていた。
でもこれほど、すべてのことを変化させてしまう、即効性のある実用的で科学的な手法もないと思う。
自分を底抜けに愛したとたん、世界は変わる。
科学的だとしたのは、ほとんどの人が「やさしくされて、うれしくなった」経験があるからだ。
科学とは、再現できて、誰から見てもそれがそうだと認められるか、だ。
人から丁寧に扱われたら、やさしくされたら、人はうれしくなる。
これ以上の科学的根拠はないのでは?
自愛とは、それを自分に向けて自分でやるだけだ。
今すぐできるし、なんのコストもかからない。誰の手もわずらわせない。

やってみるとわかるけど。
日増しに自分の肌がツルすべになっていく。
化粧品を塗る手もやさしくなる。
肌に負担のないような気持ちのいい塗り方へと、自然と手が動いていく。
カラダが気持ち良いのに、人間は不機嫌でなんていられなくなる。
毎日ごきげんさん。
なんて、冗談みたいなことができるようになってくる。
そうすると不思議なことに。
いえ、当然のごとく。
世界も自分に、やさしく気持ちよくなってくる。

読んでいただきありがとうございます。
祝福アレ♪

P.S.
画面右下にある「♡」を押してもらえると、Eri Kooはめっちゃくちゃに喜びます。その場でアナタへひと踊りします。
明日への活力です😊

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