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#土地探しからの家づくり
住宅設計者の自分の家づくり 08 照明計画
照明計画にあたり考えるべきポイントはざっくりと
の2つになると思います。
まず「どこを何のために照らすか」という点についてですが、部屋全体を均一に明るくしてしまうとどうしても学校や職場のような雰囲気になってしまいくつろぎの時間を過ごすのには向かず、普段からある程度室内に暗さを残す照明計画をしています。
必要な照度は人それぞれですが、今回はダイニングテーブル、キッチンの作業スペース、読書スペー
住宅設計者の自分の家づくり 07 住宅の性能
これまでの話は言ってしまえば好みの問題とも言えますが、性能となるとこれは良いに越したことはありません。
では住宅の性能とはなにか、となると、一般的な論として話しやすいのは住宅性能評価で表示される内容になると思われます。具体的にはの10項目になります。もちろん全ての項目において最低限の配慮は必要とはいえ、どの程度のレベルを目指すかは費用との折り合いもあり人それぞれです。
それでは、今回の計画につ
住宅設計者の自分の家づくり 06 窓
窓です。建築としての良し悪しの大部分が窓で決まってしまう、というか、そもそもどこを開けてどこを閉じるかというのが建築の根本であり、窓の計画に失敗すると残念なことになります。周囲が開けている場所だといろいろ想定しやすい(言い訳ができないという側面もありますが)ですが、今回のような住宅密集地だと周囲の環境の変化にも左右されやすく、今後どのような建物が建ち得るのかという事も含めて考える必要があり、一度決
もっとみる住宅設計者の自分の家づくり 05 天井高さと居心地
前回、平面的な決定プロセスを書きましたが、同時に高さ方向の検討も進めます。
平面計画というのはどちらかというと用途の整理という側面が大きいですが、高さの計画は居心地に大きく影響してきます。
一般的な天井高さの考え方
居室の天井高さは世の中的には2.3~2.4mになっていることが多いですが、個人的な感覚としては10畳以下の部屋(主に個室)については2.2m程度がちょうどよく感じます。
先人の
住宅設計者の自分の家づくり 04 平面が決まるまで
前回、少し唐突に最終の平面発表となりましたが今回は平面決定プロセスについてお話します。
事前準備
話は計画初期に戻りますが、普段の新築計画の場合と同様に初期に役所に隣地の建築概要書を見に行きました。
今回の収穫は、この時点では空き地だった南側隣地の概要書が既に出ており(=確認申請済みということ)施主や施工者の情報が得られました。驚いたことに、隣地の施主の住所が私の住所と同じ。一瞬変な夢でも見
住宅設計者の自分の家づくり 03 欲望と希望
前回、計画の外郭となる要件を洗い出し、簡単なスケッチまでたどり着きました。
ここで、もう少し詳細な要望を洗い出していきたいと思います。
仕上げ関係
設備、性能関係
生活面
設計者的な欲
細かいところではもっといろいろあるものの、おおよそこんな感じで紆余曲折しながら最終的にまとまったのが
こんな感じの平面です。(図面下が南)
各項目が最終的にどのように反映されたのかなどまた別の機会で
住宅設計者の自分の家づくり 02 ラフプラン
今回はプランニングの初期のお話です。
条件整理
土地の概要は
土地は間口が6.2m、奥行きが12.4mで東西に長い約77平米。建ぺい率が60%なので、最大でも1フロアの面積は46平米程度。(2019年より準耐火建築物で10%緩和が使えるようになりましたが、もろもろの制限を受けるのが嫌なのでこれは使わず)
容積率は160%あるのでこの土地の面積だと一般的には3階建て100㎡以上にするパターン