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那珂市で発見!働く魅力 〜山﨑工業前半〜

取材型インターンシップ「ひきだし」では、茨城県那珂市内の中小企業5社に加え、那珂市長に学生が取材をさせて頂き、記事を作成しました!是非お楽しみください!

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こんにちは!茨城県出身の石井美羽です。
今回は、山﨑工業さんの3名に取材をさせていただきました!

突然ですが、みなさん!「働く」って具体的に何でしょうか?
お金を稼ぐ、自分の力で生きる、社会に貢献する…なんだかハッキリとしたイメージはつきませんよね。

今回の記事は、そんなモヤッとしたイメージを少しでも明確にできたらいいなと思います。工業系に関心があまりない方にも、ぜひ読んでいただきたいです!

会社説明

1970年設立の、3代に渡って継がれている工業系の企業です。「ものづくりで人を幸せに」をモットーに、社員一丸となって挑戦し続け、ものづくりを通して人々の生活と社会をより豊かにする事を目指しています。取材を通して、その本気度が窺えました!依頼に対して誠実に対応する事はもちろん、対応が困難なものは協力会社や仲間に支援してもらうなどなど、お客様の要求に応えられるよう、挑戦する姿がとても魅力的でした。

山﨑勇人さん:代表取締役

お祖父様、お父様から継いで会社を経営している山﨑さん。家族経営ならではのお話をお聞きしました!

山﨑社長 2

家業を継いでいるとのことですが、子どもの頃はどのような思いでお二人をご覧になっていましたか?
ーいや〜、大変そうだなと思っていました。当時は自宅の隣に工場があったので、祖父と父が働く姿を間近で見ていました。納期が近い時は、2人とも明け方から夜までずっと工場で本当に忙しそうで、なんとなく自分も祖父や父のように働くのかな〜と思っていましたね。

やはり、継いでほしいとお願いされたんですか?
ー確かに自分の中で少しプレッシャーは感じていたのですが、実は「継いでくれ」という話は一切無かったんです。元々は教師になりたかったので、高校卒業後は大学に進学して、いろいろと好き勝手させてもらってました(笑)。でも、大学の時に、家の手伝いをする機会があって、何もない状態から物が仕上がっていくのが非常に面白いなと思い、これがきっかけで「ものづくり」の道に進むようになりました。

ご自分の意思で家業を継がれたんですね。

では、山﨑さんの今後の目標をお聞かせください!
ーそうですね〜、社員みんなの声を聞ける仕組みを作りたいです。最近は社員が増えてきたので、全員の意見を拾いきれないなど、今までは見えていた部分が見えなくなってしまって…。そのため、今は社員とのコミュニケーションをとる機会をどう作ろうか考えています。情報共有を上手くできるようWeb会議等を利用しながら、風通しのいい会社を目指していきたいです!

会社の今後を見据えて行動する姿、とっても素敵です。社員の一部に偏らず、全員の声を拾おうとする姿勢は、まさに社長の鏡ですね!ありがとうございました。

鴨志田祐介さん:営業部長

入社当初は現場に入り、今は営業で働いてらっしゃる鴨志田さん。なんと、山﨑社長とは保育園からの付き合いなんだとか!約10年前に山﨑社長と久しぶりに再会した事がきっかけで入社されたそうです。

鴨志田さん

保育園から一緒で、今も一緒に働いているってすごいですね!

長い付き合いだからこそ難しいと感じることはありますか?
ー社内外でのメリハリですね。僕は、会社にいる以上「社長と従業員」という立場を重んじています。だから、会社を一歩離れれば、友達として接します。社員としての関わりと友達としての関わり、その使い分けがなかなか難しいかなと思いますね。

人生とほぼ同じ長さの付き合いですもんね…。

では、そんな鴨志田さんから見た山﨑工業の魅力はありますか?
ー他の企業さんがどうか分かりませんが、山﨑工業はみんな分け隔てなくコミュニケーションがとれる所がいいなと思います。話しやすい環境じゃないと、どうしても発言に遠慮してしまったり、意思疎通が十分に出来ないことがあると思います。でも、うちは言いたい事が言い合えるので、そういったすれ違いはあまりないですね。

なるほど!役職など関係なく気軽に話せると、仕事もしやすいですよね。
ーそうですね。あのー…、皆さん僕に敬語を使わないんですよ(笑)。本当にフレンドリーな会社です。もちろん締めなきゃいけない部分は締めますけども、そういったフランクな部分はありますね。

確かに、取材の休憩時間でも笑い声が聞こえてきました(笑)。
こちらもつい笑顔になるような、あたたかい雰囲気ですね!

では、最後に企業理念の「何事にも積極的に挑戦し、創造し続ける」で意識していることはありますか?
ー「できない」を「できる」にする事です。お客様から頂いた図面の中では、どうしてもうちの設備では出来ない事もあるんです。そこをなんとかしてお客様の力になりたいと常に思っているので、うちで出来ないことを協力会社さんや仲間に依頼して、なんとかお客様のためになるようにしています。

「『できない』で諦めずに、別の解決策を考え『できる』にする」って、どの分野にも通じる大切なことですよね。私も、できないことがあってもそこで断念せず、試行錯誤していきたいと思います!ありがとうございました。

鹿志村 栞楠さん:営業部

元々は工業系を視野には入れていなかった鹿志村さん。入社当初のお話、仕事のモチベーションに関するお話などを教えていただきました!

かんなさん


今まで仕事をする中で、一番大変だったことはありますか?
ー入社当初は、何もかもが初めてで、何が分からないのかも分からなかった事が大変でしたね。元々はスーパーで働いてて、友達に誘われてこの仕事に就きました。だから、工業の事は何一つ分からなかったんです。でも、そこで「分からない」って諦めないで、しっかり分かるまで聞いて1個1個確実に解決するようにしていました。

「何が分からないのかも分からない」って、ものすごく不安ですよね…。
ーそうなんですよ。だから、聞く時は相手に“何が分からないのか”を伝わるようにしていました。でも、伝えたいことを100%伝えるってすごく難しくて。伝えきれなくても、相手はベテランの方なので、確実に読み取ってくれます。しっかりコミュニケーションを取る、取ろうとする姿勢ってすごく重要なんですよね。

何が分からないのかが伝わらなきゃ、的確なアドバイスも貰えませんもんね!
「相手に何が分からないのか伝える」というのは、どの職種でも意識したいことですね。

では、そんな鹿志村さんは、何をモチベーションに仕事をなさっていますか?
ーそうですね~やっぱり仕事のモチベーションになっているのが、オタ活です。私、Sexy ZoneとBTSが好きなんですよ!だから推しのために働くっていう(笑)。やっぱりモチベーションがあると、仕事に対する接し方も変わると思うんです。オタ活じゃなくても、「このコスメがほしい!」とか「家を建てたい!」とか、そういった目標があると、仕事のモチベーションに繋がると思いますね。

分かります!!モチベーションがないと、仕事のパフォーマンスが下がってしまいますもんね。自ら目標を立てて行動するって本当に基本的なことですが、基本だからこそ重要ですよね。

取材の感想

みなさん、役職は異なりながらも、それぞれ誠実にお仕事に向き合ってらっしゃいました!「働く」って、魅力的なんですね。働く事へのイメージが少しできたので、就活をもう少し明るく考えてもいいと思えました。ありがとうございました!

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いかがでしたか?
業界へのイメージだけが先行してしまって、調べることすらしないってあるあるだと思います。でも、山﨑工業さんへの取材で、「工業のイメージが変わった!」と感じる学生も多かったんです。皆さんも、先入観を持たずに調べたり、お話を聞いてみたりするとまさかの発見があるかもしれません!

山﨑工業さんの後半はこちらです!

企業情報

事業内容:半導体製品・インフラ設備品・産業機械・航空機地上支援器材・防衛装備品の設計及び製作
従業員数:70名(本社20名・東海工場50名)
住所:​​​​(本社)那珂市横堀367/(東海工場)東海村舟石川636-4



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