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那珂市で発見!働く魅力 〜なるみ園後半〜

取材型インターンシップ「ひきだし」では茨城県那珂市内の中小企業5社に加え、那珂市長に学生が取材をさせて頂き、記事を作成しました!是非お楽しみください!

なるみ園さんの前半の記事はこちらです!

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こんにちは!鹿児島県出身のせなです!
突然ですが、「福祉業界」にどんなイメージを持ちますか?

私は、“なんとなく”『暖かいんだろうな〜、でも大変すぎるのでは?』
なんて思っていました(笑)。

この記事を読んで、そんな”なんとなく”が少しでも解消できたらいいなと思います!

会社説明

平成14年設立の障がい者支援施設で、小林文男さんが施設長を務めています。ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の実現を目指し、介護や日常生活上の支援、少人数で共同生活をするグループホームの運営、障がいのある方や保護者に対する相談支援などをされています。また、就労支援も行っており、「直売所サンファームなるみ」にて、なるみ園の利用者さんが育てた野菜やパンの販売、カフェの運営もしています。

照沼悟司さん:相談支援事業所所長

なるみ園の開所時から働かれる照沼さん。管理課長兼相談支援事業の所長をされています。学生時代は保育士を志していたんだとか!

照沼さん

早速ですが、私も保育士を目指していた時期があったので、そのお話を伺いたいです!福祉の道に方向転換をしたきっかけなどがあったんですか?
ーそうなんですよ。もともとは幼稚園の教諭を目指して専門学校に行きました。そして、カリキュラムの中に、障がい者施設に10日間ほど泊まり込みで実習に行くというものがあったんですね。その中で、障がい者の方と関わっている時の自分はありのままの姿で、子供と関わっている時は、自分を作って関わっているなってハッと気づいたんです。それがきっかけで方向転換しましたね。

仕事って長い時間を費やすものなので、“ありのままの自分で仕事ができる”って大切ですよね! 私もひとつの軸にしたいです…!

では、相談支援事業所での照沼さんの仕事内容を教えてください!
ー地域の障がい者の方の自立支援をしたり、生活しやすい方法を考えたりし、導くという仕事内容ですね。私の仕事は、なるみ園の利用者さんメインというより、「地域の障がいのある方」と関わるのがメインなんです。

てっきりなるみ園の利用者さんに対する支援がお仕事だと思っていたのですが、地域全体にも支援をされているんですね!

もう少し具体的な仕事内容を伺いたいです…(笑)!
ーそうですね〜、わかりやすいイメージ的には、老人ホームやデイサービスを利用される際のケアマネージャーのような感じです。でも、違う部分があって、福祉サービスだけでなく、ご家族に対する配慮をしたり、病院との調整をしたりと、生活全般を見ますね。

利用者さんだけではなく、そのご家族に対するケアも仕事内容のひとつ!
信頼がなければ成り立たない仕事ですね…!ありがとうございます!

では、開所時から在籍する照沼さんが感じるなるみ園の変化ってありますか?
ーそうですね。開所当時は人も少なく、出来ることに限りがあったんですよ。でも今は、職員も増え、それぞれがいろんな資格や知識を持っているので、マンパワーはもちろん、なるみ園としてもどんどん成長していると思いますね。

なるみ園さんの強みは「チームプレー」ということですね!!

では最後に、この仕事の魅力を教えてください!
ーそうですね〜、障がい者の方だと、感謝の言葉のようなものって正直あまりないんですよ(笑)。そのために仕事をしているわけではないんですけどね。でも、やっぱり「照沼さんで良かった」などの言葉を頂くと、何倍も重みを感じられて嬉しく感じます。これが本当に私のモチベーションですね。不思議なんですけど、嫌な事があったとしても、頑張るぞ!という気持ちになれますね。

“仕事に向き合う時どんな自分で居たいのか“これは私の中で大きな学びでした!ありがとうございます!そして、職員の皆さまの暖かさを取材ですごく感じる事ができました!

森嶋 夏希さん:主任生活支援員

​​支援員という形で利用者の方と非常に近い距離で働いていらっしゃる森嶋さん。出産や子育ても経験しながらも15年間なるみ園で働かれています。

森嶋さん

福祉の仕事はマニュアルがないと思うんですけど、どのように向き合っていますか?
ー本当にその通りで、この仕事はマニュアルが無いんです。毎日、利用者さんによって状況が変わってくるので、職員それぞれが利用者さんのことをしっかり観察して、スタッフ同士のチームプレーで補っていると感じます。このチームプレーがなるみ園の強みですね!

先ほど取材させて頂いた照沼さんも、チームプレーが強みだとおっしゃっていました!本当にそこが強みなんですね!素敵です!

では、仕事をする中で嬉しかったことはありますか?
ー利用者さんが楽しそうになるみ園で生活している姿を見るのは本当に嬉しいですね。あとは、利用者さんやそのご家族からの感謝の言葉を頂くことですね。この2つを直接感じられるのが支援員の特権な気がします(笑)。

その特権は福祉業界ならではですね…!

でも、福祉業界は仕事内容と給与が見合っていないというのを聞いたことがあります…(笑)。
ーそうですね(笑)。確かに、悩みや苦しいことはもちろんありますので、大変かなと思います。ですがその分、ダイレクトに利用者さんの言葉を聞けるのですごく自分の成長に繋がっていると思いますね。さらに、なるみ園は、私も利用した産休の制度なども充実していますし、女性でも昇給が目指せる環境なので、男女平等な業界であるのかなと感じます。

15年間働き続けられている森嶋さんの言葉、説得力があります!(笑)。

では、最後に福祉業界に興味のある学生に一言お願いします!
ー普段生活をしていると、恐らく障がいのある方と接する機会は多くないと思うので壁を感じるかもしれません。でも、一歩踏み込んで、障がいのある方のことを理解できれば、福祉業界は難しいことではないです。もし、迷っている方がいるのであれば、見学などを通して自分の目で見ると、不安などは少なくなるのかなと思います!

福祉業界で働く上で大切な考え方や、福祉業界について深く知る事ができました!ありがとうございました!

取材の感想

今回取材させて頂いたお二人とも、自分の仕事に誇りを持っていることがすごく伝わり、キラキラ輝いて見えました!そして「今の仕事はありのままの自分で向き合える」とはっきり言える。これって、“仕事をしている自分を好きでいれるか”に繋がると思うので、すごく大事だなと気づけました。お忙しい中、私たちに福祉のお仕事を丁寧に教えてくださり、人生の先輩としても素敵なお話をしていただき、ありがとうございました!

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いかがでしたか?この記事を通して、「仕事に向き合っている時どんな自分でいたいのか」ということを是非考えてみて欲しいです。皆さんがありのままで、自分らしくいられる職業に出会えるといいなと思います。

他にも那珂市長や、他の業界の記事もあるので是非ご覧ください!

企業情報

社会福祉法人実誠会 なるみ園
事業内容:生活介護、就労継続支援、施設入居支援、短期入所、日中一時支援、相談支援
従業員数:63名
住所:那珂市飯田2529−1



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