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ホームスクール 東北の旅・5 後生掛温泉 龍飛崎 五所川原ねぷた

昨日訪れた「後生掛温泉」は素晴らしかった。湯船の画像がないのでHPより拝借。

Spa | 【公式】後生掛温泉 (goshougake.com)

特に「泥湯」は日本ではなかなかに希少だ。息子が6歳の頃に台湾の「関子嶺温泉」に行ったのだが、そこの温泉も湯船が泥々で、まるで全身泥パックに浸ってるようで気持ち良かった。泊まった宿は日本の統治時代から建っている「関子嶺大旅社」。

※関子嶺大旅社 2017年訪問時

大正・昭和時代のレトロな雰囲気で旅の旅情をかきたてる良い宿なのだが、台湾は地震大国、泊まった日も震度4クラスの地震に数回襲われ、戦前のコンクリート建築なので崩壊するのではないかと不安で、なかなか寝付けなかった思い出がある。関子嶺温泉へは台湾鉄道で台南と台中の間にある街「嘉義」で下車してバスに乗り換え1時間。「泥湯」が好きな人にはオススメ。

青森ねぶた祭りの後は、北へ北へと進み、津軽半島最北端の「龍飛崎」へ。ここのバンガローで2泊する。

龍飛崎バンガロー

すぐ裏の「津軽海峡冬景色・展望台」からは北海道が見える本州の端っこの岬。本州最北端の下北半島へは「恐山」や秘湯「薬研温泉」にキャンプしながら訪れたこともあるが、こちらの津軽半島は下北半島と比較すると栄えていて、なんと新幹線の駅まである。昔、私はJRの青春18きっぷでここの青函トンネルを通って北海道へと旅したのだが、現在は18きっぷで青函トンネルは通れない。

龍飛崎で2泊のなかびは洗濯の日。

午前中は溜まった洗濯物を洗濯。やっとのんびり海を眺められる。私達の旅は本来、こういう何もしないでゆったり景色でも見てまったりする旅の日々なのだが、日本を旅する場合はどうしてもせわしくなってしまう。ヨーロッパの旅も駆け足だった。宿の物価が高いせいだろう。ここのバンガローは1泊¥4000でベッドに寝具、電気水道まで付いている。日本のバンガローの相場からしたらかなり安いのだが、ネパールに住んでいた時の家賃は1ヶ月1万円、ラオスでは1泊100円の宿に泊まっていた私達には、ちょっと高い。

午後からのんびりと出かける。まずは「太宰治記念館・斜陽館」。

斜陽館

太宰治の生家だ。

息子は「夏目漱石」が大好きで、ほぼ全巻読破、彼のお気に入りは「彼岸過迄」「門」「吾輩は猫である」。そこから弟子の「芥川龍之介」「内田百閒」を読み始めて、今は「太宰治」をよく読んでいる。ここ津軽が話のモデルになっている「津軽」はまだ読んでいないので、この旅から戻ったら書籍を購入しよう。私は「人間失格」が好きなのだが、息子は「斜陽」が好きだそうだ。「斜陽」という言葉は素敵だ。昇り始めた陽の光は「曙光」、沈み始めた陽の光は「斜陽」、どちらも同じ太陽の光なのに意味はまるで逆になる。

「斜陽館」は17時閉館なので間に合わず。はじめから外から眺めるだけのつもりだったけどね。

夜は「五所川原ねぷた祭り」を見た。青森県3大ねぶた祭りの1つで、他は「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」。五所川原と弘前は「ねぷた」と言葉が違う。

五所川原ねぷた

高さが20mを越える巨大ねぷた。ビルの3~4階相当。青森市よりもローカル色が濃くて観光客も少なくて地元の雰囲気が感じられて良い。青森ねぶたのかけ声は「らっせらー」、秋田竿燈は「どっこいしょー」に対して、ここのかけ声が「やってまれー」なのは、ちょっと武闘派に感じた。

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