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【第7週目】怒られることが苦手なあなたへ届けたい

誰かの怒声が響き渡る。不機嫌なトーンで空気がピリピリする。
場所は職場か、家庭か、あるいはそれ以外か。
そんな瞬間に誰もが覚えがあるはず。人と人とが関わり合う社会ではどうしてもそのような衝突が起こってしまうものです。

みなさん、怒りの矛先が自分になるのは御免ですよね?
それどころか、自分に直接的被害が無かろうがその様子を見聞きするのが辛いのではないですか?

実は自分も怒られるのはもちろんそんな場にいることも苦手。発達障害の特性上、衝動的な行動や臨機応変な対応の難しさからミスが多く、それだけ怒られることを経験してきました。

その結果、自己肯定感が低く、必要以上に怒られることや指摘されることを恐れるようになりました。例え自分自身が直接怒られていないとしても…。

つい最近も会社で怒声が鳴る事態が発生(事務職ですしそんなことは稀なのですが…)。あの瞬間はどうしても心臓バクバクで体も少し震えてしまいます。その場から距離を置けたりそもそもそんなことのない環境が作れれば理想ですが、そうもいかない場合もありますよね。

そこでそんな自分が怒りによる被害を抑えるためにどのようなことをしてきたのかを書き連ねます。

「同じミスを繰り返して何度も怒られてしまう」
「怒られるのが嫌すぎて自分のミスを隠してしまう」
「自分に全く関係無い誰かの怒りや不機嫌な声ですら気分が悪くなる」

という人に読んでもらって、少しでもお役に立てれば光栄です。

「事実」と「感情」は別物

怒られることが苦手な人は、怒られてしまうと

「怖い」
「自分はダメなやつだ」

という「感情」に意識が向かってしまいます。

しかし、もし相手を怒らせた原因が自分の落ち度なのであればそれは改善すべきことは「事実」です。感情に気を取られていては本当の意味で反省することは難しいでしょう。

なので「事実」と「感情」は切り離して考える。
つまり、状況を客観視する必要があるのです。

客観視すると相手の話す内容が正しいこと、正しかったとしても怒ることに合理的な理由が無いことに気付けるでしょう。

中にはストレス発散や威厳の誇示のために必要以上に怒る方もいるようなので…。指摘されたミスは自分の責任でもそれがきっかけで発生した相手の怒りはむしろ相手の問題だと捉えられるかもしれません。

客観視する方法は怒りの矛先が自分でない場合にもある程度有効です。F太氏(@fta)と小鳥遊氏(@nasiken)が共同出版された「要領がよくないと思い込んでいる人のための仕事術図鑑」でも取り上げられている方法です。

誰かが怒られている場面もコントかドラマでも見ているような気分で傍観すると気持ちも楽になりますね。

自分も脳内でツッコミ入れて楽しんだりしてます笑

至らなかった点や自分なりの改善策を伝える

「謝ってばかりで同じミスを繰り返すし反省の色が見えない」という人の話を見聞きすることがあります。

以前の自分もそう思われていたのかもしれません。でも、悪いと思っていなかったり改善しようとする気が無かったりするわけではないんですよね。

しかし、逆に言えば「コイツは同じミスをしないように努力するだろうな」と伝われば必要以上に怒られることもなくなりそうではありませんか?

そのためには自分の課題とその改善策を言語化して伝えたいですね。
例えば、会議の時間を忘れていて遅れてしまったのであれば…

「会議の時間を忘れていて申し訳ありません。」(謝罪)
「他の仕事が立て込んでいて忘れてしまいました。」(課題)
「これからは会議の時間より少し前にリマインドを設定して早めに準備をするようにします。」(改善策)

というように伝えられるといいですね。

とはいえ、怒られた後すぐに改善策が浮かばない場合もあるでしょう。
そのような場合は伝えられるところまで伝えて課題や改善策は「今は思い浮かばないので、後程考えて報告させていただきます。」と伝えるといいでしょう。

「自分なりに考えているんだなぁ」ということが伝わるはずです。

あまりにもひどい場合は環境を変えるべき

このご時世でだいぶ減ってきてはいるのですが中には、必要以上に怒鳴り散らしたり、責めて問い詰めたりする上司や先輩はいるみたいです。というか自分の前職の上司にそういうタイプの人がいました…。中には暴力をふるう人も人もいるみたいですね…(流石に見たことは無いですが…)。

しかし、そこまで極端な人がいる環境に身を置いていると上記の対処法でも意味をなさないと思われます。むしろ、その場からすぐ離れないと心身に悪い影響を及ぼす危険性があります。

より上の人に相談するなり、転職をするなりした方が建設的だと思います。無理して頑張り過ぎないでください。

やれるだけやったら自分を大事に!

以上のように、「怒られた際の捉え方」「怒られた時の返事」を工夫することで少しずつ指摘されることやそういった場面への耐性がついてくるでしょう。

しかし、「我慢しなさい!」といった話ではなく、前提として「あなたは悪くない」ので自分なりにやれるだけのことをやったら無理せず逃げましょう。

怒られることが苦手な人は、必要以上に落ち込んで反省する余裕が無かったり、委縮してコミュニケーションが上手くとれなかったり辛くなる場面は多々ありますよね?

全く同じと言えないまでも似たような境遇の人々の役に少しでも立てれば幸いです。

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