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栗フォーラムのコンテンツ開発から栽培品種の検討まで!2023年最終となる第12回事務局ミーティングを実施しました

2023年12月21日(木)、春華堂本社で第12回の事務局ミーティングが開催されました。年内最後の開催となった今回は、産地視察の報告にはじまり、2024年2月に開催される栗フォーラムの全貌がお披露目。メンバー間の協議が進みました。

栗の生産計画についてもさまざまなアイデアが出てきており、生産者同士の情報を共有する方法としてデジタル活用も話題に。オブザーバーの参加者も増えるなか、各方面から寄せられる協力・連携の希望に関してもシェアされました。

このレポートでは、当日のポイントをお伝えします。
 
▼遠州・和栗プロジェクトについて


栗ガールプレゼンツで視察報告、熊本県山鹿市の知られざる魅力と取り組み

開会のアイスブレイクとして実施している「栗ガールプレゼンツ」。このショートプレゼンではクイズやゲームを交えながら栗や農業に関する学びをお届けしており、事務局ミーティングで人気のコーナーとなっています。
 
クリスマスも近づくこの日は「栗ガールズサンタからのプレゼント」として、産地の視察報告を行いました!


突然ですが、以下の漢字を読めますか?


「山鹿」


ヒントは、とある市の地名ですよ~!



正解は……





「やまが」でした。


正解した方はもしかして和栗マスターかも……? というのも、山鹿市は日本有数の栗の生産地だからです。続けて、栗ガールより現地の視察報告を行いました。


引用:熊本県山鹿市 移住・定住支援サイト「山鹿暮らし」山鹿基本情報 より

山鹿市は、熊本県の北部に位置する市。豊かな自然環境に恵まれ、良質な温泉や伝統工芸・芸能などの魅力にあふれています。2005年に山鹿市・鹿北町・菊鹿町・鹿本町・鹿央町が合併し、現市となりました。
 
この合併によって山鹿市は、年間で818トンという西日本一の生産量を誇る栗の名産地となりました(※)。おもに鹿北町と菊鹿町に集団栗園が形成されていたことが要因ですが、「こんなに素晴らしい産地があったとは」と関係者が驚くほど、知られざる産地だったようです。

※令和元年産 熊本県果樹振興実績より

山鹿市の栗は味もよく、有名ホテルや菓子店などで使用されているそう。地元では、栗のブランド化に向けた取り組みも盛んに行われているといいます。

春華堂社員が現地視察に伺った際も、「栗の産地として山鹿をアピールしていきたい」という産地の想いを聞きました。遠州・和栗プロジェクトにできることがあるのではないかという考えから、私たちの取り組みやビジョンを山鹿の関係者の皆さんにお伝えしてきました。

日本には和栗の名産地がまだまだあります。ほかの産地にも引き続き訪問を重ねていく予定です。

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2年目の成果と未来への展望を語る「栗フォーラム」が開催されます

さて、事務局ミーティングの本編ではおもに、次回開催される「栗フォーラム」の内容をメンバーの皆さんと共有しました。

遠州・和栗プロジェクトも2年目を迎え、取り組みが本格化し、私たちの志も広がりを見せました。これまでの活動の共有と未来に向けての意見交換の場として、「栗フォーラム」を開催します。

ゲストには参画団体を代表する経営トップの方々や、国内各地の栗生産者さま、本プロジェクトとシナジーの可能性があるさまざまな団体・企業の方をお招きします。さらに、栗フォーラムでは遠州地域の8市1町の首長にもお集まりいただき、この日を地域間連携の契機としていきたいと思います。

開催概要は、以下のとおりです。

■日時:2024年2月27日(火)・28日(水)
■場所:掛川グランドホテル(静岡県掛川市亀の甲1丁目3-1)
■詳細:
①DAY1 『WAGURI PARTY』2月27日(火) 18:30~20:30
コンテンツ:茶事おもてなし、シェフデモンストレーション&立食パーティー、参画団体・企業のパネル紹介 など 
②DAY2 『WAGURI FORUM』2月28日(水)10:00~12:00
コンテンツ:基調講演、生産者向け勉強会

ディナーや講演会を通じて「WAGURI」と「持続発展型農業」の可能性を体感いただけたら幸いです。遠州地域でのプロジェクト応援団づくりと国内の産地間ネットワークの構築を大きな目標に、「農業」と「地域」と「人」をつなぐ機会としていきます。
 
コンテンツはブラッシュアップを続けていますので、詳細は固まり次第、こちらのnoteでもお伝えできればと思います。

開催まで2カ月を切り、事務局メンバーは準備に大忙しです。参画団体・企業各社の役割分担やTODOの整理なども行いました。各社がいずれかのテーマやコンテンツを担う体制とし、内容の充実と推進力の向上、ひいては話題性の向上につなげていきます。

品種の検討から生産管理体制、デジタル活用まで、持続可能な生産モデルの構築に向けた検討

新規で取り組む人にとっても持続可能な栗生産のモデルを構築できるよう、詳細を着々と詰めています。2023年度は200本の新植を達成。次年度以降も同様のペースで産地を拡大していくために、必要な項目を話し合いました。 

収穫時期が集中することによる作業負担や収量のバラツキを緩和するための品種分散や、新植に向いている栗の品種などを検討し、大枠の道筋が見えました。生産者皆さんの栽培状況をJAグループに集約し、栽培に関する重要な情報をリアルタイムに共有するためのデジタル活用についても触れました。

また、栗の付加価値を探求することも同時並行で進めています。たとえば、古くから良質として知られてきた栗の樹の木材転用や、カーボンクレジットへの貢献など。専門家に頼ってみると、人の健康にも寄与できるかもしれない栗の可能性が見つかりました。

本プロジェクトへの協力者が増えていくなかで、知られざる栗の価値がどんどん見つかってきています。本プロジェクトの活動をメディアで見たというある老舗企業さまから、面談のご希望をいただいたというお知らせも。

この日も新たに4社がオブザーバーとして参加し、「WAGURI」を中心としたご縁の広がりを感じる1日となりました。

栗ブレイク&栗タイムズ!

そして、お待ちかねの栗ブレイク&栗タイムズ!事務局ミーティングの参加者皆さんがホックリと相互理解を深めていただける時間になっています。

「栗タイムズ」では、日本航空 中部支社のみなさんがプロジェクトメンバーを取材し、動画で紹介してくださいます。今回の取材先は、植樹祭(※)で実行委員を務めたヤマハ発動機株式会社の齋藤 昭雄さんです。
 

▼植樹祭の様子はこちらから

日ごろのお仕事内容から、本プロジェクトに参画したきっかけ・想いまで熱く語ってくれました。「栗タイムズ」はメンバーさんの仕事ぶりやバックグラウンドが分かると、すっかりお楽しみ企画に。


そんな素敵なおもてなしに添えたのは、石川県からお取り寄せしたプレミアムな焼き栗です。栗一筋の松尾栗園さんが手掛ける糖度30度超えの逸品を、メンバーの皆さんに堪能いただきました。

バナナよりも糖度の高い「熟成栗」を作ると噂の“栗の神様”がいる!?と聞き、2023年6月に松尾栗園さんを訪問させていただいたときのnoteはこちら。

2024年1月16日(火)に実施した事務局ミーティングの内容も追って配信予定です。当アカウントをフォローして、続報を楽しみにお待ちください。

***
 
この度、令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げます。
 
また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表し、被災地の皆さまの安全と、一日も早い復興をお祈りしております。

※記載内容は2023年12月21日時点のものです。

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