遠州・和栗プロジェクト

「うなぎパイ」を製造・販売する春華堂が、遠州・和栗の魅力を世界へ届けようと2022年に…

遠州・和栗プロジェクト

「うなぎパイ」を製造・販売する春華堂が、遠州・和栗の魅力を世界へ届けようと2022年に立ち上げたプロジェクトです。地域企業や掛川市、農協グループの皆さまと、栗栽培の苦労や収穫の喜びをともにしながら、全国の産地と日本の農業の持続的な発展のためにできることへ取り組んでいます。

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栗フォーラムのコンテンツ開発から栽培品種の検討まで!2023年最終となる第12回事務局ミーティングを実施しました

2023年12月21日(木)、春華堂本社で第12回の事務局ミーティングが開催されました。年内最後の開催となった今回は、産地視察の報告にはじまり、2024年2月に開催される栗フォーラムの全貌がお披露目。メンバー間の協議が進みました。 栗の生産計画についてもさまざまなアイデアが出てきており、生産者同士の情報を共有する方法としてデジタル活用も話題に。オブザーバーの参加者も増えるなか、各方面から寄せられる協力・連携の希望に関してもシェアされました。 このレポートでは、当日のポイン

    • 「和栗を世界へ」はじまりの地での植樹祭、持続発展型事業に向け参画企業で連携を

      「生産者が減少している掛川栗のために連携できないか」。 そのようにJA静岡経済連から寄せられたひと言から、本プロジェクトは始まった。静岡県掛川市は県内有数の和栗の産地であるが、2004年をピークに5分の1にまで生産量が減ってしまっていた。 その最大の理由は、後継者不足。大きさも味も上質な掛川の栗だが、その価値が販売価格に反映されづらいようだった。 こうした農業の構造的な課題に取り組むべく、2022年7月に遠州・和栗プロジェクトが立ち上がった。遠州地域を中心とした有

      • 次回は植樹祭!企画も取り組みも満載な第11回事務局MTG

        皆さん、くりにちは! 2023年11月8日(水)、春華堂の浜北工場にて、遠州・和栗プロジェクトの第11回事務局ミーティングを行いました。 11月13日に開催する植樹祭のプチリハーサルを行いながら、続々とスタートラインを切った企画の実施結果などをシェアしました。 本記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。 ▼遠州・和栗プロジェクトについて 秋の新商品がお披露目!日本の味名品展「栗フェア」での取り組み第9回事務局ミーティングでお伝えしたとおり、11月1日(水)

        • 生産計画から広報企画まで!分科会の取り組みもより豊かに、第10回事務局ミーティング

          こんにちわぐり! 久々のnote更新ですが、2023年10月23日(月)に春華堂の浜北工場にて、遠州・和栗プロジェクトの第10回事務局ミーティングを行いました。 実は、遠州・和栗プロジェクトでは参画企業・団体の皆さまと対話を重ねながら、分科会を発足しさまざまな課題に取り組んでいます。 第10回は、「生産・技術分科会」、「事務局ミーティング」 、「販売・広報分科会」の3つのコンテンツを展開。来年度に向けた協議をするとともに、各企業・団体の活動を報告、共有する会となりました

        栗フォーラムのコンテンツ開発から栽培品種の検討まで!2023年最終となる第12回事務局ミーティングを実施しました

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          2024年度も想いを一つに!遠州・和栗プロジェクト第9回事務局ミーティングを実施しました

          2023年9月22日(金)、春華堂の浜北工場にて、遠州・和栗プロジェクトの第9回事務局ミーティングを行いました。収穫祭を経て「和栗を世界に!」の想いを一層強めた事務局メンバーが集まり、続く植樹祭や2024年度の計画などについて対話を重ねました。 本記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。 ▼遠州・和栗プロジェクトについて 声と表情だけで、さまざまな「びっくり」を表現!栗って言うゲームでアイスブレイク皆さんは、「はぁって言うゲーム」をご存じですか? さまざまな

          2024年度も想いを一つに!遠州・和栗プロジェクト第9回事務局ミーティングを実施しました

          約100名で掛川栗の収穫体験、遠州・和栗の復興に向けた2年目の収穫祭を開催

          2023年9月14日(木)、朝5:00の日の出前。掛川市大和田付近に続々と車が集まってくる。清流が流れる原野谷川沿いにあるここは、弓桁(ゆみげた)栗園。今日は待ちに待った掛川栗の収穫祭なのだ。 思い起こせば、遠州・和栗プロジェクトが発足したのは2022年の7月ごろ。掛川栗の現状について学ぶことに始まり、少しずつ仲間を募っていった。同年9月9日には、約200本の栗の木が広がる早川農園にて、初めての収穫体験を開催した。 あれからもう1年が経つ。その間も全国の産地をめぐりな

          約100名で掛川栗の収穫体験、遠州・和栗の復興に向けた2年目の収穫祭を開催

          次回はいよいよ収穫祭!遠州・和栗プロジェクト第8回事務局ミーティングを実施しました

          2023年8月16日(水)、遠州・和栗プロジェクトの第8回目ミーティングの日がやってきました。9月に予定されている収穫祭に向けた詰めの会議が、春華堂本社にて今月も開催です。みなさん、お忙しい中のご参加をありがとうございます! 「和栗をブランドとして世界に広めよう!」という想いのもとに、参画団体が回を追うごとに増えていき、今回は総勢32名のみなさんにお集まりいただきました。本記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。 ▼遠州・和栗プロジェクトについて 何が出る

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          栗界の憧れのヒトに出会えました

          遠州・和栗プロジェクト事務局の宮崎です。 岐阜県東濃地域といえば、全国屈指の栗の産地であることはもちろん、「栗きんとん」が地元の銘菓として有名な地域だ。栗きんとんを売る和菓子屋は数多くあるが、地域の生産農家と連携し、栗のブランド化に力を注いでいる菓子製造会社がある。その会社が、株式会社恵那川上屋だ。その代表を務められている鎌田社長を今回はご紹介したいと思います。 ◯きっかけは「地域の栗の再生」 遠州・和栗プロジェクトと同様のきっかけからスタートしていた。 春華堂では「

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          品質の良い栗=生産者の意識が全て

          遠州・和栗プロジェクト事務局の吉政です。 ◯JAひがしみのとは… このJAの管轄である東美濃地区は、中津川市・恵那市で栽培面積が県全体の約50 %にもなる大きな栗生産地域だ。菓子業者も多く、地域産業に栗が深く根付いている。この地域には会員数171戸(令和4年実績)にも及ぶ東美濃栗振興協議会が発足しており、この協議会会員で約142 haもの面積で栗が栽培されている。この中に超特選栗部会という組織があり、協議会出荷の約80 %がこの部会を中心とした超特選栗と呼ばれる栗を契約

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          栗の先生は、土の先生でもありました

          遠州・和栗プロジェクト事務局の藤川です。 ◯伊藤先生とは 岐阜県は栗生産量が約685 tで全国4位の大きな産地である。利平、金華等、県オリジナル品種も開発されており、研究にも積極的な地域だ。そんな栗栽培が盛んな岐阜県恵那市にて、伊藤先生にお会いした。伊藤先生は、一般社団法人栗のなりわい総合研究社の代表理事。塚本実氏による栗の超低樹高栽培法を基本に、より多収穫で美味しく無農薬で作業時間が短縮できる栽培法を自ら考案。 栗栽培に加え、栗栽培に取り組む産地で栽培理論の講習や実習

          栗の先生は、土の先生でもありました

          栗の神様に出会いました

          6月9-11日、2泊3日かけて、栗の生産現場の視察に石川県に行ってきました。その中で、石川県能登にて、出会った栗の栽培をしている“松尾様”について、今回は紹介します。 ■松尾栗園 松尾和広様 愛知県岩倉市出身。2005年8月より石川県輪島市にて栗栽培の実習を積み、能登栗の味にほれ込み、脱サラして能登栗農家になる。2006年2月独立。 独立と同時に能登町金山地区の栗園(2.5ヘクタール)を、2009年1月より能登町当目地区の栗園(3ヘクタール)を、2010年5月より金山地区

          栗の神様に出会いました

          世界へ日本の「キウイフルーツ」を発信

          2022年に立ち上がった、世界で活躍するグローバル企業と個性あるローカル企業が複合的に連携し活動する「遠州・和栗プロジェクト」。 掛川「栗」の栽培を通じて「遊休農地の活用」・「地域交流の活性化」・「人財育成」に貢献できるよう取り組んでいます。 まろんにちは。 遠州・和栗プロジェクト事務局の宮崎です。 今回は、掛川のキウイフルーツカントリーにお伺いしたので、 ご報告をさせて頂きます。 遠州・和栗プロジェクトでは、栗を通じて、食の新しい価値や楽しみ方を発見し日本各地の生産者と

          世界へ日本の「キウイフルーツ」を発信

          掛川の栗農家さんの栽培について

          今回は、栗農家さんに訪問してまいりました。 <訪問目的> 1)栗の剪定について 2)栗の収穫について 剪定の話の前に、掛川市の栗園について取り上げます。 掛川市の栗園は「急勾配が多い」 栗の産地で有名な茨城県笠間市の栗園の特徴は、平坦地が多い。 しかし、掛川市の栗農家さんの大半は、 急勾配の畑を使っての栽培をしているため、機械導入時の課題になる。 例えば、お米などでは一般的となってきたドローンでの農薬散布。 栗の栽培においても機械化できると作業効率が非常に上がる。 機械の

          掛川の栗農家さんの栽培について

          年齢差60歳の和栗の未来プロジェクト

          マロンにちは。事務局の宮崎と申します。 本日は、遠州・和栗プロジェクト第6回事務局MTの開催。 昨年からスタートしたプロジェクトも2年目を迎えようとしています。 「地域連携」「WAGURIのブランド化」を目的とした 「遠州・和栗プロジェクト~掛川栗から始まる食の未来~」を 2022年よりスタートアップ致しました。 このプロジェクトでは、掛川栗を通じて地域連携し、 農業課題である生産数減少や後継者不足解決していき、 和栗の魅力を地域→全国→世界に発信することを目指しており

          年齢差60歳の和栗の未来プロジェクト