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生産計画から広報企画まで!分科会の取り組みもより豊かに、第10回事務局ミーティング

こんにちわぐり!
久々のnote更新ですが、2023年10月23日(月)に春華堂の浜北工場にて、遠州・和栗プロジェクトの第10回事務局ミーティングを行いました。

実は、遠州・和栗プロジェクトでは参画企業・団体の皆さまと対話を重ねながら、分科会を発足しさまざまな課題に取り組んでいます。 

第10回は、「生産・技術分科会」、「事務局ミーティング」 、「販売・広報分科会」の3つのコンテンツを展開。来年度に向けた協議をするとともに、各企業・団体の活動を報告、共有する会となりました 。

本記事では、当日の様子をダイジェストでお伝えします。

 

▼遠州・和栗プロジェクトについて


販売・生産分科会より2024年度の生産拡大計画について

 

この日はまず、2024年度の生産拡大計画に関する分科会からスタートしました。

 皆さんは、栗はお好きですか? ホックリして、甘くって。秋になると栗スイーツや栗ごはんが恋しくなりますよね。私たち日本人にとってなじみのある和栗はその価値を認められながら、生産者の減少や機械化の遅れといった困難に直面しています。

実は和栗の産地である静岡県掛川市も、いまや生産高がピーク時の5分の1にまで縮小してしまいました……。そこには、和栗を食材として扱う私たち製造業にも責任があると考えています。 

この課題をクリアするために、地域のグローバル企業と個性あるローカル企業が連携し、それぞれにできることを持ち寄ろう。そして、全国の産地同士で協力しあいながら「持続発展型事業」を創りあげよう、というのが本プロジェクトの目的です。

収穫祭の様子

▼9月14日に行われた掛川栗収穫祭の様子は以下よりご覧いただけます。

そのため、新たな技術導入や農法の研究はもちろんのこと、生産地域における活動的なコミュニティの形成を目的とし、さまざまな分科会を発足してきました。2024年度は、いよいよ産地の拡大に取り組んでいきます。

今後10年間における目標生産量、目標面積、必要な苗木の本数、そのほか必要な作業や準備など。たくさんのことを検討しています。 

そして、和栗の可能性は食べることに留まりません。文化的な側面でも和栗の価値を見出していけたらと考えています。

昔話のなかにも出てくる栗は、きっと日本人の心の中に響くものがあるはずです。そうした情緒豊かな取り組みも広げていき、皆さまとともに和栗の価値を最大化していけたらと思います。

それでは続いて、事務局ミーティングの本編です!

2024年度のミッションを共有、第10回事務局ミーティングの本編

遊び心を大切にするお菓子メーカー、春華堂。お忙しいなかお集まりいただく事務局メンバーの皆さまへ、毎回、栗ガールプレゼンツでお楽しみいただいております。今日は、皆さまに「格付けチェック」にチャレンジいただきますよ~!

熟成和栗はどっち?格付けチェック

一般的に栗は熟成することで糖度を増します。ここに用意したのは、45日間熟成した和栗と10日間熟成した和栗。

写真左が「B」で写真右が「A」です!

さぁ、どちらが45日間熟成した和栗でしょうか!?

 

正解は……

 

 

 

Bの栗、でした!皆さま、さすがです。正解率の高さに栗ガールもびっ栗(ビックリ)でした。

 

2024年度における各企業・団体ミッションの素案発表

続けて、来年度に向け、参画企業・団体の皆さまそれぞれにミッションを発表いただきました。技術や研究、広報などさまざまな側面から和栗の価値向上に取り組んでいきます。

以下、ワンポイントでお伝えします(発表順)。

遠鉄百貨店さま
ネットワークを通じた全国とのマッチング、グループ企業の参画を促して地域連携をより強化、2024年度の販売計画など 

JA掛川市さま
和栗を持続発展型の農業へ、団体の素地を生かした基盤づくりや支援など 

JA静岡経済連さま
県内におけるJA・生産者の広域連携による、総合的な営農支援や県農業の持続発展支援など

ヤマハ発動機さま
栗生産の魅力化向上支援。ロボティクス事業の知見を生かした各種サポートなど 

浜松いわた信用金庫さま
伴走型支援によるプロジェクトサポート、事業の課題発掘と解決までのサポートなど

静岡新聞社・静岡放送さま
事務局メンバー企業の広報部門との連携、ネットワーキング推進など

日本航空中部支社さま
知見を生かした和栗商品の共同開発、支援。国内外へのプロモーション・販路拡大サポートなど

スズキさま
展示会や軽トラ市における遠州・和栗プロジェクトのピーアール、和栗商品の販売支援など

掛川市さま
掛川市役所における部門間連携や耕作放棄地の賃借マッチングなど

春華堂
産地への視察とネットワーキング、新商品開発、催事への出店など

そして皆さまの発表後、春華堂の常務取締役 間宮純也から次のように想いを共有させていただきました。

遠州・和栗プロジェクトは自立していくフェーズへ。地元の生産者の皆さんや行政の皆さんも連携しながら、異業種が協力することで、世界に和栗の価値を届ける枠組みを示せるところまで来ました。

和栗をつくって輸出するだけでなく。産地間同士で競争することもせず。和栗を1つにして世界にその価値を届ける。そして、私たちのイノベーションの力で、日本の新たな農業の形『持続発展型事業』を遠州・和栗から実現していきましょう。11月の植樹祭なども通じながら、強い仲間を増やしていけたらと思います」

世界へ和栗の価値を届ける――私たちの志が大いなる流れとなって広がりつつあります。 

販売・広報分科会が新たに発足しました

さて、新たに広報分科会も発足しました。対外的な発信を含めた事務局メンバー企業・団体の皆さまの情報発信をサポートできるよう、広報部門の皆さまとの連携を深めていけたらと思います。 

  • 各団体のパーパス、ビジョンを熟知した広報が連携することで、各団体への理解と協力体制を構築する

  • ステークホルダーに対し発信機能を持つ広報が連携することで遠州地域をエンパワーメントする

  • 上記を満たすことで産業発展の一助とし、遠州地域の未来を豊かにする

また、和栗を起点とした新たなニュースバリューやフックを見つけていけたらと思います。

カスタネットの語源はスペイン語の『カスターニャ(栗)』だそうで、もともとの素材も栗の木だそうです。栗に音楽の側面もあるとは驚きましたが、このプロジェクトで栗について学ばせていただくことで新たな文化的価値に気づくことができました。

私たちも事務局企業や団体の皆さんを訪問させていただきながら、こうしたストーリーをお届けしたいと思いますし、皆さんの視点から見た和栗のストーリーを教えていただけたら素敵だなと思っています」と、春華堂のブランド戦略室部長 飯島美奈よりお話させていただきました。

 

絶賛、開発試作中の栗蒸しようかんで本日の「栗ブレイク」

この日の栗ブレイクは、春華堂が絶賛、開発試作中の掛川栗蒸しようかんです。あずきの渋切り回数を抑えることで美しい漆黒に仕上げております。 

職人の納得いく仕上がりまで、もう一歩というところ。皆さんにお披露目できる日が待ち遠しいです……!

 ***

この日は新たな分科会が立ち上がり、和栗の価値向上について地域企業・団体の技術と想いが結束していくのをより一層強く感じたように思います。

次回の事務局ミーティングは11月8日(水)に開催です!当アカウントをフォローして、続報を楽しみにお待ちください。 

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