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先生は本と映画です。

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タイトルの通りです。本や映画という先生から感じたことを書いています。
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2018年1月の記事一覧

少しでも「生きづらさ」を感じるあなたへ。

少しでも「生きづらさ」を感じるあなたへ。

時たま、言葉でうまく表現することのできない「生きづらさ」と出会うことがあります。

なんとなく居心地が悪いというか、気にしなくてもいいのに気になったりとか。

それは、自分が思うように仕事が上手くいかなかったり、職場や学校の人間関係に悩んだり、他の会社の働き方と自分を比較したり、twitterやInstagramで流れる友人の投稿に一喜一憂したり。「生きづらさ」は、些細なことから大きなものまで

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「屍人荘の殺人」は読んだ後に、記憶を消したいと思う小説である。

もしも記憶が消せるのなら、何度でも記憶を消して読み直したい。
この小説の”仕掛け”にまんまとハマって、その度に「やられた!」と悔しがり、中身を髄まで味わい尽くしたい。

ある意味、この小説−「屍人荘の殺人」−に出会ったことは幸運とも言えるし、同じような快感を二度と味わえないと考えると不幸とも言える。

筆舌に尽くしがたい高級料理などはお金があれば繰り返し味わうことができる。

ジェットコースターの

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読み終わった時に「あれ、俺もしかしてダサい?」と唸ってしまう青春小説。

読み終わった時に「あれ、俺もしかしてダサい?」と唸ってしまう青春小説。

カッコイイ人とは、どんな人だろう。

思春期を迎えて、モテたいと思い始めた頃から、現在進行形でカッコイイ人になりたいとずっと思い続けている。

カッコイイの定義には人によって色々あると思う。

料理ができる家庭的な人、外見に気を使うおしゃれな人といった頑張れば自分でも到達できそうなラインから、自分よりも知識が豊富でどんどん問題解決ができるような社会人の先輩。それを超えると、例えば起業した人や、何か

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