「海賊とよばれた男」を読んで
「海賊とよばれた男」 百田尚樹
出光興産、創業者の出光佐三をモデルとした主人公である国岡鐡造の生涯と出光興産をモデルとした国岡商店について書かれている。
第10回本屋大賞受賞作品であり、2016年には岡田准一主演で映画化もされている。
2012年に単行本が発行され、文庫本、Kindle本でも読める。
「海賊とよばれた男」は百田尚樹が書いていることもあり、GHQによって捻じ曲げられた偏った歴史ではなく、日本人に知ってもらいたい歴史と日本人としての誇りや今の日本に重要なことが書かれている。
出光興産と出光佐三は名前を変えて、国岡商店と国岡鐡造として書かれている。国岡商店の店員以外はほとんど実名で書かれている。
出光佐三が1885年生まれということで明治、大正、昭和と戦前〜戦後のGHQの占領下、戦後の復興、成長など1981年に亡くなるまでの物語である。
出光佐三は福岡県宗像郡赤間村(現、福岡県宗像市赤間)生まれであり、福岡県門司市に会社を設立したので若い頃は福岡が舞台である。
出光興産なので石油の会社である。日本と世界の石油会社に関わるの歴史、それにまつわる世界情勢や日本国内の当時の状況などを学べる。
詳しくはネタバレになるので書かないが、出光佐三の人間力、人柄が魅力で今の日本や日本人が思い出して欲しいことや気づいて欲しいことが沢山書かれたいるので是非多くの人に読んで頂きたい本である。
漫画本もあるようである。
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