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毎日読書メモ(223)『傷痕』(桜庭一樹)

桜庭一樹、結構沢山読んだけど、一つ一つ方向性が全然違って、引き出しの多さに驚く。『傷痕』(講談社、現在は文春文庫)は、急逝したマイケル・ジャクソンとおぼしきポップスターとその「娘」の物語。最初から最後まで不思議な話だった。


泰明小学校の近くの、繁華街とは思えないちょっとおぐらい感じが似合う、伝説のスーパースターの御殿。傷痕という名前の娘。大きな孤独は、たぶんそれが舞台を日本に移したとしてもアメリカのままだったとしても同じように描ける、と作者は思ったのかな。謎は、謎の、まま。(2012年7月の読書記録より)

秋口に色々感想を書いていた『少女を埋める』、来週単行本が出るようだ。
わたしの感想: キメラー『少女を埋める』のそれから 少女を埋める 少女を埋める(続き) 更に補遺

#読書 #読書感想文 #桜庭一樹 #傷痕 #マイケル・ジャクソン #少女を埋める #文藝春秋 #講談社文庫

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