神様のボート/江國香織(5)

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これまでも色々と葉子さんの真似っこをしてきましたが、私がこれから真似したいことは、5つあります。
順にお話しましょう。

ひとつめは髪型。
ジュリエッタ・マシーナのように短いという、その潔く整ったヘアスタイルにはやっぱり憧れるし、それが似合うようなスっとした大人の女性に、私もなりたい。
私は形から入るタイプですし!

つぎに、お散歩。
葉子さんはお散歩が好きで、よく歩き回る。
旅に出る前は平気で長いこと歩いて桃井先生を心配させた。
私も誰かに心配されるくらいお散歩したいです。体力が足りない。

みっつめは、箱の中という考え方。
嫌なことも、嬉しいことも、ぜんぶ、過ぎたことは箱の中に入っているという考え。
今、ここにあるんじゃなくて、箱にある。
嬉しいことは箱の中に閉じ込めちゃえばなくならないし、嫌な思い出も閉じ込めちゃえば出てこない。
この年齢になっても定期的に嫌な記憶に飲み込まれそうになる私には、救いに思えるその箱。
でも、それだけ素敵な箱の考え、真似しようと何度も試みたけどなかなか難しい。私の箱は壊れているのかしら。
修理してくれる阿部寛はどこですか?

よっつめは、物を持たないこと。
最近はすごーくすごい断捨離をしたり、買い物したくても我慢したり(お金ないだけ)と、あんまり物を収集しない癖をつけようと少しずつがんばってますが、まだやっぱり所有欲みたいなものはけっこうあって困ります。
本とチョコレートとあったかいダウンとニットと、おめかし用のワンピースが1着あればじゅうぶんな気はします。でもやっぱりハットもバッグも靴もぬいぐるみも、色々と欲しい気もします。シンプルに生きるのはなかなか難しいです。
どうせやるならやっぱり葉子さんみたいに本もあまり持たずに専ら図書館利用のスタイルがいいなとも思います。
ここ1年くらい、ちょくちょく図書館に通っていますが、あの空間はけっこう好きだし、将来図書館に近い家に住んだら今持っている本をたくさん手放そうかなあと思っています。どうなるかわからんけど。
ていうかKindleにぜんぶまとめればいいんじゃね?

そして、いつつめ。さいご。
旅がらすな生き方。
最近ほんとうに思うんです。定住したくない、って。
なんでだろうなあ。簡単にまとめちゃうと、ひとつの土地に縛り付けられたくないとか、馴染みすぎたくないとか、そんな感じなのかなあ。
物心ついてからはずっと、都心にほど近い住宅街に住んできて、最近になって田舎に住んでみたいという気持ちも芽生えてきた。
でもどこの土地に行っても馴染んじゃいけない気もするし、ていうかこの土地にも染まりきりたくないし、とかなんとか。
でもでも一人で旅がらすをするのはなかなか勇気いるし、でも転々としながら仕事のできるパートナーなんてなかなか見つからなさそう(私はどこの土地でも食べていける技術は一応あるけれど!)だし、じゃあ本格的に葉子さんと同じように子どもを連れて……とか思っても、それは葉子さんの子どもだからなんとかなってるだけであって、幼少期に転園とか転校とかで死ぬほど不安な思いをしてトラウマになってる私の子どもってなったらなかなか上手くいかなさそうだし。。

あーあ、とりあえず一人でどこか遠くへ行きたいです。
あんまり言葉も通じないくらいがいい。でも長期滞在するなら綺麗な街がいいな!
やっぱりヨーロッパですかね。
お金ない!!資金援助!!!
パパ活かよ。






今日も立体四目並べをたくさんしました。
ねむい

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