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突然の自由は不自由である

また時差です。

「時差から!はじまる!リズムに!あわせて!」
みたいな。

「時差から!はじまる!シベリア!鉄道!」
ってことですね。

時差4!
時差時差時差時差!

時差1!
う〜時差!

時差チェケ!
ヨーチェケラッチョ!

懐かしい、やりたい。

4:30に起きるなんて日本じゃ考えられないけどその時の日本時間は10:30とかだったと思うのでまあそんなもんですよね。

スープを飲んで、
「いよいよ今日!列車から!降りられる!!!でもやっぱりなんだか!ちょびっと!さみしい!!!!」
っていうみんなの空気を感じながら荷物をまとめ、カップ麺を食べました。
3日前に「ぜんぜん美味しくない!!」と思ったスパイシー肉風味みたいな出前一丁が「まあ悪くないやん?」って思えるくらいには退化しました。

ウラジミールで停まったときに外の空気を吸って、自分のコンディションがめちゃめちゃ悪いことを確認して、旅してるんだな〜って実感を持つことでいろいろとごまかしました。

この時の脳内は9割が「シャワー浴びたい」で残りの1割が「湯船につかりたい」でした。

中国人のおじちゃん添乗員たちは小さなキッチンでいつも料理をしていたんですけど、この日の「卵とトマトの炒め物」と「肉まん(ぽいもの)」は最高に美味しそうすぎて倒れるかと思った。
出汁みたいな匂いがするの耐えられないいいい!!まじで本当にあれはテロ。
ああ、料理がしたい。

そんなこんなで14時くらいにモスクワに着きました。
ついたーーーーーーーーーーーーー!っていう感動は確かに大きかったんですけど、いきなり放り出されて何していいかわからなかったのも事実です。

とりあえず出汁テロにあったわたしはとにかくなにか、生き物っぽいものを食べたかったので駅のすぐ目の前のパン屋さんみたいなところでホットドッグもどきとチキンと水をオーダーしました。
あんまり美味しくはなかったけど、生きてる味がありがたかったです。

それでもぜんぜん満たされないわたしはまた近くのコンビニ風のお店でアイスとチョコレートを買いました。
キャッシュしか使えなかったのでフルーツは諦めました。
店員の女性に「どこからきたの?あなたキュートね」って言われたんだけどぜったいめっちゃ子供だと思われてました。わたしはもうアラサーだぞ!!!つら

疲れたのでもう一刻もはやくホテルにチェックインしたかったんですけど、わたしの予約していたホテルは空港のすぐ近くだったみたいで、なにも食べ物が手に入らなさそうだったのでとりあえずスーパーマーケットに行くことにしました。

モスクワ駅前の広い広い道路には歩道も歩道橋もなくて、向かい側に行くには地下をくぐらなきゃいけないんですよね、地下とかめっちゃ怖いじゃないですか!
まあなんてことなかったんですけど。ただちょっと薄暗かっただけです。

向かいの商業施設に入って、食事できるところを探そうかなとも思ったんですけど、探す気力も人に尋ねる気力もなかったのでフラフラして見つけたスーパーマーケットでフルーツとイクラだけ買いました。
300ルーブルくらいだったと思います。やっす!
海外にくると思うけど、果物やっすいですよね。ていうか日本が高すぎるのか。りんご1個100円ってなんやねん!

その商業施設にはATMっぽいのがあったのですかさずデビットカードで現金をおろしました。
2000ルーブルだけにしたんですけど、4日間なら現金はこれくらいでじゅうぶんでした。

続きはwebで。

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