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宗教の沼

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宗教が私たちの人生にどう役にたつの? という答えのない問いに関する記事(および私が参照したい記事)を集めました。
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2023年12月の記事一覧

宗教法人になれるのは、〝宗(むね)とする教え〟を伝える団体だけ!

宗教法人になれるのは、〝宗(むね)とする教え〟を伝える団体だけ!

ここ3年ほど、コロナの影響で商売左前になってか、新たに法人をつくって出直そうという人が相当数いらっしゃる。

そのなかで、「どうせつくるなら非課税法人!」と、

っていう相談電話が、わが行政書士事務所には月に数回の頻度でかかってくる。

でもね。宗教法人になるには、「教義」があって「信者」が一定数いて、偶像崇拝否定の宗教でない限りは御本尊なんかもあって、ちゃんと生きるための宗とする教えを説いていな

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現世利益か、世界平和か。それが問題だ

現世利益か、世界平和か。それが問題だ

現世利益って、いやしいの?コレ。ちょこっと宗教学び始めると、ぶちあたる壁だったりするよね?

商売繁盛とか合格祈願って、「祈ってんの、じぶんのことだけじゃん」。
「視野狭いよね~」

そして、

世界平和を願うほうが徳が高い

なぁんて、思ってしまいがち。
私も、そう思ってたこともあった。

合格祈願するよりは、

って願うほうが、後腐れなくていいかなと思ったり。

自分ごとにならないくらいなら、

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宗教の道に入ったら、お金の心配はなくなる、はず?

宗教の道に入ったら、お金の心配はなくなる、はず?

おとといのnoteで、お布施のソモソモ論を書きました。

お布施は、
「生活のために働くことをしない宗教者から、生きる指針についての法話をしてもらい、そのありがたさに応じて喜捨されるもの」

つまり山へ籠もって修行をする暇のない一般市民にとっては、お金を手放すことが修行なんだ、と。

利他の精神があれば、お金がなくても困らない?仏教思想にねざした経営論では、こんなふうにいわれます。

誰かの役に立

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お布施は、「高いなぁ!」と思いながら手放しても意味がない❗

お布施は、「高いなぁ!」と思いながら手放しても意味がない❗

師走の土曜日の真っ昼間。
友人から届いたLINEです。

これをもとに、さっそくショート動画を発信しました😅

お布施は義務ではなく、在家の一般市民が修行をするチャンス昭和の高度経済成長の頃。
人々は企業の一存で遠くの街へ引っ越したり、実家を遠く離れ都市部に居を構えたりするようになりました。

そんななか、「お金を払えば院号など、立派な戒名をつける」というお寺が続出。

ココがまさに、いまの寺離

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