失敗しない為に。

気が付いたら1日すっぽかしていた。よくある事だ。忘れっぽいし、その癖、予定が無くなるとパニックになる。頭が真っ白になる。

そういう、発達障害的な側面を持ってる私でも、普通に働く事が出来ているのは、色々と対策をしているからだ。失敗をしないために、自分に出来る事を幾つか考えて、試している。お陰で、新しい環境でも、少しずつ慣れて、働く事が出来た。

今回は、その内の思い付く限りの事を綴っていく。

①5W1H確認法

予定を立てるのが苦手な私は、その場で予定を立てるなんてもっての他。前日に、「何時」「誰が」「何処で」「何を」(「何故」)「どうする」を確認しておく。流れでは把握し辛くとも、箇条書きならば確認しやすいのが私の特徴だ。

そうした事を忘れないように、自分が使いやすい5W1Hリストを紙にして作った。紙ならば、物理的に場所を取る為、狭いデスクの上でなら必ず目に入るからだ。

②ルーティン化

職場ではチェックリストで朝と帰りの業務をチェックしているのだが、「○○さんは早いから、○○さんがシフトに入っていたら私が着く頃には換気は終わっている。××さんは一番にアレを使うから、××さんのシフトならアレの整備は××さんに任せる。△△さんは綺麗好きだから、△△さんがいたら朝の掃除はやりたがるだろう。」という事を、通勤時間に確認する。それを前日から頭の中で組む為に、出欠確認表の札を変える役割は誰にも譲らないようにしている。

残った仕事の中から自分が出来る仕事、その中でも優先度が高い仕事、と精選していき、効率良く仕事を行なっている。また、消去法で残った仕事を他の誰かがしていた場合の為に、通勤時間中に「誰かが仕事を終えていたら『お疲れ様です』『ありがとうございました』と言う」事をルーティンの中に組んでいる。わざわざ言わなくとも、ではない。それを作業として組み込む事で、パニックを防いでいるのである。

③荷物は1つの鞄に

どれだけ荷物が多くても、1週間分の荷物を持って、1つの鞄にまとめ、職場に置けたら置くようにしている。そうすることで、忘れ物を防ぎ、パニックになる事を防いでいる。決まった場所に置く事、「困ったらここにある」という安心出来る場所を作る事が、心理的な安定を作るのだ。

と、ここまで失敗しない為の話をして来たのだが、これも失敗を沢山して来たからこそ得られた事である。というか、ここまでの対策をしたとしても、「失敗をしなければ出来ない対策(間違えたらこうして修正して次に生かす様に学習する方法等)」なんて本末転倒気味なものもある為、ここまでの事だけ当てに出来る訳ではない。困り事を抱えている人達よ、ここに自分向けの対策が無くても、自分なりに失敗して、自分なりに色々得てみて欲しい。私はそう、願っている。

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