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「こだわり系男子」、小学校に行く。


こだわり強め、変更不可


園の頃から、気づいてはいた。

「この子、予定変更ほんと苦手だよなあ」

「一度言ったことと違うことが起きると
 火がついたように怒るよなあ」


わたし自身、変更が苦手なタイプだったが
親が厳しく「えっ」と思っても
感情を出さずおとなしくついていき、
後からぐったり疲れる子どもだった。
(そして20歳から6年間ひきこもった)




息子は、とにかく怒る

最近は語彙力がついて
ダメージ強めな言葉も飛び出してくる。




きっつー……………




月曜あたりはまだ余裕があって流せるが
木曜金曜はもう「………そうですか」である。


周りに"見えない"不安


息子は小学校に上がって不安が強いようだ。


集団登校に付いてきてほしい。
学童は○時までには来てほしい。

できる限り応えているが
「いつもと一緒」が叶わないとき
息子はかんしゃくを起こして
静かに泣くこともある。


しかし家族にしかそれを出さないので
周りは全く息子の「不安」に気づかない。



親のわたしですら思う。


あんなに友だちとキャッキャ笑ってるのに?

あんなにさっきまで楽しそうだったのに?


家に戻ると不機嫌。



Why 息子!!!!



でも息子が精一杯なのはわかる。

そうやって親の前で感情発散して
保っているんだろう。

優しいからお友だちにぶつけない。


不安という感情をうまく言語化できなくて
怒りになったり
強い言葉や涙になるんだね。


なるほど。


ある日から、わたしはこの事実を
ありのまま周りに伝えるようになった。


ママ友に。

「実はね、うち学校行きたくないってめっちゃ言うんよ、家で行かんってぐずるよ~」

「え?まじ?全然そんな風に見えんじゃん!昨日も超楽しそうだったよ」

「そうなんよ、でもまだ不安強いみたい
 だから登校付き添いしてって言うんよ」

「そうだったんじゃ、わからんもんじゃね。
 今日も付き添いファイト^^」

「ありがとね!行ってくる!」


担任の先生に。

「実は不安が強いみたいで家だとかんしゃく起こしたりしょっちゅう"ママのせい"って言われます^^;」

「え!意外ですね!」

「園のときからなんです、変化が苦手みたいで春は毎年戦いです笑」

「どうするのが良さそうですか?」

「褒められたらすごく嬉しいみたいです」

「じゃあ学校でもマシマシで褒めちゃいますね!^^」

「ありがとうございます^^」


自分だけで子育てはできないと割り切る


わたしはたぶん、
あきらめたのだ。


「自分だけで正しい子育てをめざす」
という考え方を。


息子を何となくでも気に掛けてくれる人を
増やしていき

わたし自身も「子育てで困ることがある」と
何となくでも認識してもらう。



これをやっておくと、
問題が小さなうちに解決できたり
チームプレイで息子を守れたりする。



わたしは自分自身が恐らくASD気質で
(大人になって気づいたけれど)
昔から「小さな困りごと」がたくさんあった。


わたしの母は昔、完璧を求めるタイプで
周りに弱みを絶対見せない人だったから
わたしが引きこもりになったときも
4年くらいひとりで戦っていた。
(よくノイローゼにならなかったと思う)


でも、5年目に
ざっくばらんに相談できる人を見つけて
本当に助かったと言っていた。


その話を聞いてから、ずっとわたしの中には
「子育ては必ず困りごとがおきるから
 相談する先をたくさん確保しておこう」

の頭があるのだと思う。




こだわり強めの息子だけど、
人生を楽しむ方法は必ずいくつもある。


あふれるほどの幸せを探していこう。
たくさんのサポーターの人たちとともに。

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