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働き方から学んだ生き方と、人との出会いによって作られたトップ営業マンのホスピタリティーマインド。ご縁を生み出し続ける”松岡 博巳”さん

一人ひとりのちいさな力がやがて大きな力に繋がっていく。自分が出来ることとして、お困りごとを解決するために人とのご縁を大切に思い、その問題の解決された未来にワクワクする心を源に日々を過ごしている、松岡 博巳さんに話をお伺いしました。

プロフィール:
専修大学卒
1981年広告代理店に入社。営業・製作・マーケティングを学ぶ。企業PRと広告年間予算戦略で、中小企業5社と契約、社長賞を受賞する。
1992年外資系保険会社に入社。個人契約で職域開拓を一から始め、点から面へ顧客開拓のノウハウを構築し、市役所や大手出版社などと契約する。
2005年「元リッツカールトン支社長 高野登様」、「感動の伝道師 臥龍(角田識之)先生」と出逢い、『継続』をキーワードに毎週連続して契約を頂くことを決め、555週1(11年)の記録を達成。
専門分野
・「超・営業の基礎力をつけよう」
・「超・営業力UP仕組み作り」
・販売力UP
・組織活性化
・マーティング強化
セミナー実績 「一瞬で相手の懐に入る心と技の”営業術”」2013年4月17日東京商工会議所台東支部
「”相手の心”つかむコミュニケーション講座」 松戸市青少年会館
「営業成績の連続安打を実現する”松岡流セールスのこころと技”」 大石会計事務所/ジェイ保険サービス、仙台
「”営業が”会社の夢と自分の夢を実現する」 アサヒドリームクリエイト(株)
「独立後の営業活動と仕組み作り」中小企業診断士合格者セミナー
「生保増収の新たな取り組みに向けて」J-SA福島支部
「本気力が営業成績の連続安打を実現する~氷山の海面下のABC努力は、自分を裏切らない~」 関東臥龍本気塾
「一回の出会いで、生涯顧客に育てていくノウハウ~お客様をファンにさせる感動コミュニケーション~」 顧客爆大セミナー
「”サービスを超える瞬間”仕事の夢と自分の夢が 叶い続ける~顧客紹介のしくみづくり~」愛知LA交流会

── お仕事のきっかけについて

記者:松岡さん、本日はよろしくお願いします。生命保険のお仕事をするきっかけは何だったのでしょうか。

松岡さん(以下、松岡):結婚をして子供ができた時、このままでいいのかと将来を考えるようになりました。仕事をするなら、仕入れがなくてできること、広告代理店か損保か生保でした。

働く道として、自分で独立して広告代理店をやるか。それとも親父の自動車の修理販売業、それから嫁さんの実家も自営だったので、カメラ塗装業といろいろ選択肢はありました。

でもやっぱり実家を次いで親に縛られるのは嫌だった。、技術では親を越えられないじゃないですか。どっちかというと、大学時代から働くのは苦手でした。古い言葉ですけど、モラトリアム(*1)ですね。

大学院に行こうか、就職しようか、と迷っている間にニ浪もしていました。現役の時に受かった大学の観光学科に行っておけばよかった、と悔やむところもありますが、とりあえず入った広告代理店で11年間働きました。好奇心が芽生えていった時代です。会社の中で部署以外の仕事もでき、営業、媒体管理、制作、もできたので、自分でコピーを書こうと思えば、コピーライターにもなれましたね。

今思えば、どんな仕事をやったとしても、自分で創意工夫し問題解決すれば、住宅を売っても良いし、車を売っても良いし、何のサービスでもたぶんやれたんじゃないかなと思いますね。

── 高野さんとの出会いで人生が大きく変わった

松岡:働く中で、世の中には自分の知らない世界があるなって思いました。もっともっと輝いて、世の中の役に立って発揮していらっしゃる方がいるんだなっていうこともわかった。

“リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間“の高野 登さん。当時、本を何度も読み先読みできるサービスを自分でも身に付け、さらに、多くの人に伝えていきたいと、高野さんの半蔵門オフィスに何度も伺い、それからお願いもして、私の保険のお客様や、仕事仲間向けに講演を開催して頂きました。述べ10回ほど、地方都市までもカバン持ちして同行していました。

彼の背中をみて、人を心地良くしたりとか、何かに気づいてもらったり、毎日活き活き、豊かな生き方を過ごしていただけるような、私もそんなホスピタリティある仕事や情報提供をしたいと思うようになりました。

私が営業5、6年目の時。彼の監修する本“人と接するときに大切にしたいサービスを超える瞬間(実例・実践編)“に出てほしいという依頼がありました。トップ営業マンのホスピタリティーとしての紹介で、どんなに忙しくても、会ったその日に手紙を書く。ご縁を大切にしていたことが取り上げられたのです。そのこともあって営業の成績も上がり、お客様も1年間に100人ずつくらい増えていきましたね。

仕事って、職種や職業で選んだりしますが、この人だったら職業を越えて一緒にやりたいっていうのもあります。例えば、高野さんに「僕と一緒にホテル業やらない?」って言われたら、嫁さんに相談して、ホテル業をやっていたかもしれない。それほど、高野さんは、魅力ある人間でした。

人の繋がりで幅が広がっていけば、層が広がり循環に繋がっていく。自分が住む水はどうなのか。間違うと茹でガエルになってしまったりとか、悶々とする毎日になってしまったりしますよね。あとは、経済的なバックボーン。それがなくて、人を助けて自分のご飯が塩握り、というのはちょっと考えますしね。

── ご自身の行動力の源泉とは

源泉は2つあります。
1つは、お困りごとを解決できること。誰かの役に立つことは、将来の自分にも役に立つし、巡り巡ってお客様に役に立つことに繋がったりする。前向きにチャレンジしていくことで、門の扉は開き、観たことのない景色の山に登れる。「頼まれごとは、試されごと。」という言葉があります。これ、こころに響きますよね。

でも、もし自分が解決できなければ、その問題の専門家をスピーディーに紹介したりもできますから、何でも自分でやらなくても大丈夫だとも思っています。サラリーマン時代だと、これは自分のことじゃないから、問題回避して、逃げていていたりしていたことがありました。でも、今は自分でコントロールして、自分で稼いで、自分で決めて選択していく人生が始まった。その道の専門家に相談すれば、何でも解決に近づく、そうゆう余裕ができた段階です。

もう1つの源泉は、好奇心。
その問題を解決できたら、どんな先の未来が待っているのかなと思うと、どんな世界が広がるのか、ちょっとワクワクするじゃないですか。知らないことを、人に聞く、書物に求める、自分で調べていく。飽くなき好奇心は、直ぐに行動に繋がり、自分の世界をどんどん広げてくれますね。

── 今の活躍に繋がる心のあり方と認識の変化について

松岡:まず、自分の心に余裕がないと、本気で人の事を考えられない。常に、時間や心に余裕を持って目の前の人にトコトン接する。一緒に解決策を探る、一緒に悩み、時には一緒に涙を流しながら、寄り添ってこそ、深い関わりがもてるのでは、と思います。初めは、お節介すぎるかもしれませんし、距離を置く人もいるけれど、必ず苦楽を共にできる人が現れると認識しています。

── AIが活躍する時代に求められるニーズとは

松岡:仕事とか組織でいえば、今Googleが言っている〝心理的安全性〝という言葉が、私は一番しっくりくるのかなと思います。日本の言葉でいえば、「和」だったり「場の空気を読む」だったり。あとはやっぱり、人への気遣いとか思いやりが必要じゃないでしょうかね。仕事でも心の持ち方でも効率や成果が異なってくるように思います。

よく、ロボットが仕事をとって変わるっていう。でも、コンピュータが発達すれば、複雑な計算とかは瞬時にやってくれる。ひょっとしたら、一部の人の仕事を奪うかもしれない。

プロジェクトのリーダーの様に、チームの一人一人を気遣って、生産性を高められる仕事をAIができるかどうか?そこは、難しいと思います。組織の調和、一人一人の心と体力や、伸びしろまで意識して、AIとって代われない仕事をしていきたいですね。

── これからどんな美しい時代を創っていきたいのか

松岡:心で言えば、震災や天災の時に動く「助け合い」「お互い様」の心って本当に素敵だと思います。そういう心とか行動が、全体的に美しい国になっていって欲しいですね。

戦争と平和っていうと、お題目があまりにも大きいかもしれないですけど、せめて地球規模で、何か美しい地球が残って、思いやり・助け合いができるような、気持ちの優しい美しい世界になっていければいいなと思います。

クリキンディのハチドリの絵本(*2)のように、美しい心って自分ひとりではできないことも、みんなを巻き込んでいけば創っていける。そんな人生にしていきたいと思いますね。だから私自身ができることとして、お会いした方には、何か役に立つようなことをしていければと思う毎日です。仲間だったり、価値観の同じ人たちが、これは私ができることだから、あなたはあなたの得意なことをするとか、そういうのでもいいのかなと思います。

記者:ハチドリのひとしずくいま、私ができることとして、役に立つことを日々考えていらっしゃる。それがご縁となり、結果を生み出し続けていることがわかりました。本日は貴重なお時間、ありがとうございました。

* * * * *

*1) モラトリアム
経済恐慌などの場合、国家が債務の履行の一定期間延長を認めること。支払猶予。比喩的に、社会人となるべき自信がなく、大学の卒業などを延ばしていること。引用:Google検索、2018年12月28日。

*2) クリキンディーのハチドリ
絵本/ハチドリのひとしずく いま、私ができること 辻信一/監修
森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。引用:光文社、ハチドリのひとしずく。

松岡 博已さんの詳細情報はこちら
松岡博巳 | Facebook
(社)日本専門家協会 松岡 博巳|営業・人間力コンサルタント

編集後記
インタビューを担当した三笠、口野、岸本です。
生き方の見本となる方との出会いから、心の変化が起っていった松岡さん。インタビュー中も高野さんをはじめとする多くの方とのご縁を語っておられました。いい生き方や豊かな生き方を過ごしていただける情報提供をし続ける松岡さんの新たな挑戦は、次に何を生み出していくのでしょうか、今後のご活躍にも期待しています。

インタビュー担当 三笠 惠美、口野 理恵、岸本 真吾
Interviewer Emi Mikasa, Rie Kuchino, Shingo Kishimoto

この記事は、リライズ・ニュースマガジン “美しい時代を創る人達” にも掲載されています。


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