処女喪失は男性器でないとだめなのか?
■処女に振り回されている
処女という面倒くさいものに長年振り回されてきた。
少女時代の苦い脱処女物語からしばらく経ち、
私はバイブ職人となった。
この仕事をしていて、処女の方からバイブを使いたい、
という要望を多数いただいてきた。
そして処女の方でも使える、タンポンサイズのローターを作った。
予想以上に好評をいただいた。
私が二十代の頃コレがあったらなあ。
私は、この商品を生みだしたとき、まじで心からリアルガチでそう思った。
だってさ、処女って男性器を挿入しないと喪失できないの?
と思うのだ。
処女=男性器を一度挿入しただけで、喪失なのか?
だったら、バイブでもいいじゃん、と。
■バイブを使っての脱処女行為
結構つらい思いをして処女を失くす人がいる。
だから、たとえば、処女喪失バイブ、とかローターを作って、
これをこう使って、こうすればあなたはもう処女ではないですよ、
と言ってもらえたら、どれだけラクか。
でも、それはそれでむなしいのかなあ。
たとえば、自分の友達が生まれてから今まで
処女であることに悩んでいたとする。
で、私は職人であるから、その娘に自分が作った、
その娘にあうラブグッズをプレゼントする。
使い方を説明して、手渡すのだけど、
上手くできなかったらどうするか?
私は手伝うと思う。
その娘さえOKなら、手伝って、
その娘が長年苦しんできた、処女というラベルを、
非処女に変えてあげたい。
でも結局それも、脱処女ではないとされるのか?
うーん、謎だ。
処女問題って根深い、奥深い。
やっぱり悩んでいるのも人生だから、
そっと見守って、大変そうだったら、
玄関のドアノブにさり気なく、袋に入れてかけておきたい、アレを。
コレ私が作ったよ、というチラシも添えて。
(結局、売り込みかい!)
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