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時空を越えるお話はやっぱり夢がある✨

久しぶりのクドカンのドラマが話題になっている『不適切にもほどがある』は昭和と令和をタイムスリップ、タイムリープ?とにかく時空を行き来するお話だ。

小6息子と年長娘(もちろん夫)と観ているが、チョメチョメ、言葉遣い、路線バスや職員室での喫煙シーンを観て、息子が「昭和もかなりヤバいね」と興味津々。どう捉えたかはさて置き、毎週家族全員で視聴している。

我が家では、いいのか悪いのか、普段は1人1台でバラバラに好きな番組(You Tube)を観ている事が多く、テレビは消えている。ただ、このドラマが始まってからは、みんなで1台の画面に集中する。過激な昭和から神経質な令和を、比較しながら昭和から来た主人公“小川(阿部サダヲ)“がキッパリとした口調で物申すのだ。それはそれは痛快なのだが小川の人生含め、周りの人物もきちんと昭和からの伏線回収は見事なもので、まだ6話となるが、わくわくが止まらない。
劇中、インド映画の様な時折ミュージカル風になるのは始めは驚いたが、テレビの倫理的な部分を和らげる為に歌って踊って緩和しているとしたら、クドカンやプロディースに関わった人たちはやるなぁと思う。昭和の制限かけている人達なら『ムトゥ踊るマハラジャ』じゃん!って思うだろうし笑えてしまう。
世界的にも制限バリバリにして首絞めてる風潮をどこまで面白おかしく表現してくれるか、これからも楽しみだ!!

先日アマプラで観た『青天の霹靂』のタイムスリップものもそれなりに面白かったが、オープニングで、どん底から最後の現代になった時や、柴咲コウの出産間際に夫に伝えたひと言に対しての伏線回収もなくエンディングを迎えたのに関しては、少し心残りだったのを思い出した。
原作は読んでいないので何かしらあるのかもしれない。
まぁ柴咲コウちゃんと、その夫(劇団ひとり)をひっぱたくシーンが”躊躇なく潔い”と感じてそれだけ大笑いしたので、いいとしよう。
それにしても角度といい音といい、パシッと叩く、叩き上手だった。叩かれ上手なのかも。

伏線回収というか、その後どうなったかと気になるお話は多々あるが、今年のお正月ドラマでの『義母と娘のブルースFINAL』は完璧だった。
劇中2時間は伏線はチラホラ、きちんといいお話ではあったが、その後のエンディングからの5分足らずは怒涛の情報量であった。(確か)2050年までのストーリ展開だったのだ。車が空を飛んでるし、移動しているスケボーは浮いてる世界。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』じゃん!と狙い通りだろうが、その5分足らずで、2時間の内容より更に泣けてしまった。こんな風に感動も出来るんだなぁと。

あとがき的なパンフレットくらいの知識しかないが、きっとドラマや映画の世界は、倫理、スポンサー金額、制限の問題など水面下での戦いもあるのだろうと思う。

娯楽とはいえ、テレビや映画など楽しませてくれる事で、ポジティブな気持ちになると同時に、本当は何がどう生きやすいかと考えて、自分はこう生きていきたいと思う事は、エンタメの中で見つけてもいいのかもしれない。

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