39歳のとき、私は大学に通い始めた。 当時4歳の長男を連れて。 その期間は11年に及ぶ。 目まぐるしくも愛おしかった あの日々のことを書いてみたいと思う。 * * * * * 通っていた大学は、とある私立大学。 教育学部の授業に参加していた。 通うといっても週に1日だけで 午後からの授業に2限連続で出席する。 教員を目指す「先生の卵」たちが受ける 授業だった。障害を持つ子どもと保護者が サンプルとなり、学生さんは支援計画を 立てる練習をする。 200
かすみさんの企画に参加します! * * * * * 私の両親は躾に厳しく、 とても教育熱心だった。 誕生日もクリスマスも、プレゼントは 本と決まっていた。マンガやテレビは 制限されていたし、毎日何かしらの 習い事に通っていて、日曜日しか 休みはなかった。 でも、両親は優等生で良い子の私を 求めていたから、それに応えることで 自分への愛情を確かめていた気がする。 そんな私にも、「思春期」という 嵐がやってきた。中学に上がった頃だから ちょっと遅かったかも?
「はい、どうぞ。」 女の子の小さな両手のひらに 私は、一切れのシフォンケーキを そっとのせた。 栗の渋皮煮が入った 期間限定シフォンケーキは、 お店のオススメだった。 「うわぁ、フワフワ!」 フワフワをつぶさないように、 女の子は両手でそーっと包み込んだ。 * * * * * 白を基調とした明るく清潔感のある店内。 ショーケースは高級感のある重厚なガラスで できている。 なだらかなガラスの斜面の奥に並ぶ 色とりどりのケーキたちは
フォロワーのそうだ ともさん(https://note.com/jhhj20/n/nbcb84043b800 )が作ってた豚キムチサンドに挑戦。家族みんなキムチ好きなので大好評でした!うちはトーストしてみました。サンドイッチレパートリーに加えようと思います😊皆さんは、どんなサンドイッチがお好きですか?
仕事からの帰り道。 最寄り駅近くのスーパーで買い物を済ませ、 頭の中で今夜の夕食をシミュレーションしながら、 徒歩で8分ほどの我が家へ急ぎます。 早く、早く。 歩く人のスピードがどこよりも速い街で 働く私は、自分の住む街に帰って来ても、 周りから浮くくらい大股で早足です(笑) でも、その日はいつも以上に急いでいました。 なぜって、noteのお友達から、 直筆のお手紙が届くとわかっていたからです。 その人は、おだんごさん。 フォローする前から、その名を知っていた の
長男は赤ちゃんの頃からとてもよく寝る子だった。いわゆる「寝かしつけ」をしたことがない。 眠たければ、どこででも勝手に寝てくれる。 ちょっと機嫌が悪いなぁと思ったら、おんぶ。 すると、マジックにかかったかのごとく コトリと寝落ちするのだ。 長女の寝付きの悪さで散々手を焼いてきた 私にとって、これは夢のようなご褒美だった。 楽勝やん♪と浮かれた。 * * * * * ところが、そうは問屋がおろさない。 最も手こずったのが「偏食」である。 離乳食が
あー、今年もあと少し。 皆さんの振り返りnoteを読みながら、 久しぶりにのんびりとした時間を過ごしている。 ここのところ、締め切りに追われる生活を していたが、すきま時間に読むnoteが 息抜きでもあり、楽しみでもあった。 ただ「読む」「書く」だけではない。 今年は「聴く」「話す」「買う」といった こともここで楽しんだ。 来年は「会う」なんていうのも 実現すればいいなと思っている。 さてさて、もうネタとしては鮮度が落ちて いるのだが、年末のあれやこれやを ザザーっと
これは、ここ数週間で起こった実話である。 皆さんは「尿路結石症」という病気を ご存知だろうか。ざっくり言うと、尿の通り道に 結石(尿中のシュウ酸やカルシウムが結晶化したもの) ができ、流れを塞いでしまうことによって 炎症や痛みが起こる病気だ。 実は、ついに結石持ちデビューしてしまったのだ。 主治医によると、日本人の10%くらいは 罹患しており、特段珍しい病気ではない。 私の父も、夜中に突然背中の痛みを訴え、 救急車で運ばれたことがある。 その日の朝、起きた時からなんだ
「理解してください」 私は、この言葉を出来るだけ使わないように している。そうなったのには理由がある。 ママ友のリカコさんとの出会いがきっかけだ。 リカコさんには、リンちゃんという名の 娘さんがいる。リンちゃんは自閉症で 言葉によるコミュニケーションは あまり得意ではない。こだわりやパニック などもあり、関わりが難しいお子さんだった。 でも、リカコさんは一人娘のリンちゃんを 大切に大切に育てていた。何よりも リンちゃんの気持ちを一番に考えるママだった。 例え通じなくて
現役の国語の先生「白さん」が書く 人気シリーズで、高校入試小論文編のパート1。 いつもながらに、安定のわかりやすさで 攻略法を教えてくださっています。オススメです♪ 小学校時代は、作文と言えば生活作文や感想文が 中心。ところが、中学校に上がると、そうでは ないもの(論説文)を書く機会が増えます。 そもそも、種類も書き方も全然違うということを 知らないまま、なーんとなく書いている子が とても多いです。 白さんも常々おっしゃってますが、こういう 文章は繰り返し練習するしか
「うちの子、一生懸命喋ってくれるんだけど 何が言いたいのかわからないんですー」 そう打ち明ける親御さんは多いです。 これ、大人でもありますよね。 そう、今日はこれです。 「何が言いたいのかわからない問題への対処法」 結論を先に伝える方法がポピュラーですが 子どもにとっては「ケツロンって何?」。 別の角度からの攻略法をお伝えしますね。 その前にまず、これをクリアしましょう。 ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ ✳︎ 私の作文教室で、一番最初に教えていることが あり
虫が苦手だ。まず、あの奇妙なフォルムが 受け付けない。どこを見ているか分からない 眼も怖い。向こうからしたら、人間の方が よっぽど奇妙なのだろうけど。 触っても大丈夫と言えるのは、蚊ぐらいなものだ。 部屋の中で小さなアリを一匹見つけただけでも 「どこかにウジャウジャ潜んでいるんじゃ ないか?」と落ち着かない。 洗濯物を取り込む時は、くっ付いた虫が室内に 侵入しないように、思い切りはたいてからにする。 コンクリートジャングルで育った私にとって 虫のいない家が当たり前だったか
白さんは現役の国語の先生。 膨大な数の作品を採点してきたプロです。 そんな先生の目に留まる作文って どんな文章なのでしょう? ↑この記事には、それが簡潔に書かれています。 大人にとっても、読みやすくわかりやすい! noteの書き方にも通ずるところがあり オススメです。 * * * * * 白さんの言う"きらりと光る作文"とは 「書き出し」「ラスト」「題名」に 工夫を凝らした作文であるとわかります。 つまりは、ありきたりな表現を使わない ということ。これは、私の
今年の春、大学を卒業して実家に戻って きた娘。あれから1ヶ月が経ったが 娘と共に運び込まれた大量の荷物は ほとんどが手付かずの状態だ。 下宿をスタートした18歳からの4年間、 爆発的に物が増えたためだ。洋服、 ヘア&メイク用品、趣味のコスプレ衣装。 ウイッグに至っては、お店が開けるほど 持っている。薄毛に悩む時が来たら、私も 借りようかしらん。髪色も様々で ファンキーなおばあちゃんになれそうだ(笑) 画材も増えた。芸大だから仕方ないが、 アナログで絵を描く時の画材は一通
コスプレが趣味の娘は、普段もいろんな服を着る。そんな娘の服装に「タイトル」を付けて密かに楽しんでいる。昨日は「レディー・ガガの休日」。今日は「バイオハザード」だ。何と闘うつもりなのか…「エリクシールの石田ゆり子」を目指したい私と並ぶと、アンバランスこの上ない(笑)今日は母の日だ♡
私は3足のワラジを履いている。 会葬礼状ライター、企業研修講師 そして子ども向け作文教室の先生。 全てが「書く」に繋がる仕事をしているが 元々はケーキ屋さんで販売の仕事をする 主婦だった。 きっかけは一本のエッセイだ。 幼い頃から書くことが好き。 でも、子育て中は忙し過ぎて封印していた。 心の中のノートに記す日々が続く。書きたい ことが溜まりに溜まったある日、私は娘の 成長についてエッセイを書き、投稿する。 それが新聞に載ったときは、小躍りなんて もんじゃなかった。編