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「栄養学」から「栄養術」へ・・・栄養士として様々な角度から健康づくりに携わってみたら、「食」と「運動」はまったく同等に重要だった、というお話

ちょっと長いですが、「私の仕事歴」という前置き

約30年前、「管理栄養士」という冠で、当時破竹の勢いで業績が伸びていたエステティック業界でお仕事スタート。

いまでこそ、栄養士もさまざまなジャンルでお仕事をしていますが、当時は99%、病院や学校、施設でのいわゆる栄養士としての就職でした。

つまり、私はかなりのアウトロー。

当時、栄養・健康を学ぶ学校では「ダイエットなんてしてはいけません」と言われていて、ダイエットに興味津々で栄養学を選んだ私はエステサロンで夢中にアルバイト、あげくはサロン併設の美容学校でエステティック技術を一通り身に着けたのです。電気脱毛まで!(今、電気脱毛は違法かな??)

アルバイトの入り口は「痩身」だったのですが、結果的に当時カリスマ的な美容皮膚科医(美容皮膚科医も当時は珍しく、著名な先生が都内に3名くらいでした)の、フェイシャル専門のサロンでお仕事スタートです、笑。

その後、食品・外食・化粧品・美容関連企業のクライアントが多い、企画・マーケティング会社に転職。

ここから約10年、クライアントの商品開発(化粧品、コスメ、外食メニュー、お菓子など)に関わる調査、企画提案など。あるいはサービス企画開発など。スパの立ち上げもさせていただいたので、エステティシャンの経験も存分に活かせたといえるでしょう!

スパのサービス開発のために、植物療法(フィトテラピー/アロマテラピー)、海洋療法(タラソテラピー)、世界のマッサージ手技なども学び、楽しかった♪

その後、化粧品会社へ就職。10年+10年、2社で約20年。

世の中は、インナービューティ市場を模索し始めた頃。栄養学の基礎知識をもつ私の出番は「サプリメント」。サプリメントも、アメリカからの輸入品中心から、訪問販売、美容サロン取り扱い・・・などへ拡散し始める、まだまだ黎明期。

この約20年、私のキャリアはサプリメントの市場拡大とともにあるといえます。

高額だったサプリメント・健康食品は、国内メーカーF社やD社の台頭で価格破壊がおき、すっかり身近なものになりました。その後、九州エリアの通販サプリメント企業各社の急成長、さらに、もはや一強となったS社(おそらく1日に1回以上はCMを見るのでは?!)、ほか、一般の食品メーカーが参入してきたのは、わりと最近なんですよ。大きな業界になりました。

「マクロビオティック」(玄米菜食)がアメリカからの逆輸入でブームになった際には、マクロビオティック学校設立関連のお仕事にも携わらせていただき、5年程マクロビアン(ベジタリアン)でした。

そんなこんなで、私は「健康がわかる美容業界の人」として、CSRで健康イベントの企画や、ドクターの講演会企画運営でドクターとのネットワークを構築し、学会などにも参加、そこから必要だと思われる商品企画を行う。あるいは健康教育ツール類作成、などをしてきました。

最後はベタベタに、サプリメントのブランドマネジメントの仕事でしたケド。

「栄養術(食べて動いて代謝を回す)」という概念を広げていきたい

ここからが本番です、長くてすみません!

これだけ、自分で言うのもなんですがさまざまな角度から健康づくり・体調づくりに携わってきたのですが・・・

実は、無縁だったのが「運動」。
この「運動」とは、40代半ばで出会いました。
(息子の習い事を待つ間にやり始めたジムでの1時間ほどの筋トレ+ランから始まり・・・20分走るとめまいがしていました・・、今や筋トレ、マラソン、トライアスロン愛好)

すると、なんということでしょう。

サプリメントを飲むよりも、どんな療法を行うよりも、けた違いに体調がよくなる。そして体力がつくから疲れなくなる。忍耐力がついたし(これは子育ての威力も大きい)、決断力もついたし、(良い意味で)バサっと諦めることもできるようになったし、なんとかなる、とも思えるようになった。

苦手な家事が楽々になり(筋トレをしていると、周囲のあらゆるモノが軽くなるのです)、断捨離が得意になり、掃除が得意になり、家族に優しくなり・・・

運動をやってきた方は「食事が9割大事」とおっしゃったりしますが、いやいやどうして。まったくの五分五分です。動かしてきたからその効力に気づかない!

運動していなかった人ほど、運動を始めると楽しんで夢中に取り組む人が多い。と、運動生理学のベテラン教授がおっしゃっていました。逆に、運動をやってきた方は食事の効力に驚くのかもしれませんね。つまり、やっぱりどっちも大事、笑。

かく言う私も、30年かけて結局、王道のこの「真実」に気づいてしまった・・・

既にサプリメントは成熟期ですし、本質もだいたいわかりましたし、専門分野の知識をブラシュアップして特定保健指導など栄養士としての専門職の仕事、またおとなの肉体改造(健康長寿のための!)を叶えるパーソナルトレーナーをめざして、肉体の勉強にも励んでいます。

「栄養学」についてはさまざま発信もしてきて、私なりにお伝えできることがあるかな、と思ってますので、本noteで共有させていただきたいと思っています。

健康法はさまざまありますが、オーソドックスな栄養学に基づいて「食べて」「体を動」かしている人(運動に限らず)は、健康成就している方が多いですよ。

若々しさ、健康長寿の条件はざっくりと、「栄養状態がいいこと」「いつまでも歩けること」といえます(歯も目も耳も、いろいろ大事ですけど、笑)。

結局は、体力なんですよね。闘病するのだって、体力だなぁとしみじみ思っています。そして体力の源泉は、食べるチカラ。太るたびに、食べる量を落としてばかりではダメですよ♪

人生が長くなったから・・・

「栄養学」から「栄養術」(食べて動いて代謝を回す)へ

この概念を、本気で伝えていきたいな、と思う51歳です。カラダは動かさないと冷えて固くなっていきますから!(これを「老化」という。)実は「栄養」という言葉、ビタミンA・B・C・・・という栄養素のことではなくて、食べてから使うまでの一連の代謝のことなのですよ。

さて、私の30年の経験に基づく珠玉の健康づくり習慣「黄金習慣20」をブログにまとめています。ぜひ、ご覧になってみてくださいませ。実践的な切り口で一通りの栄養・健康学の理論もわかるように構成している、けっこう骨太な記事になっています、笑。

長文にかかわらず最後までお読みいただき、誠にありがとうございます!
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

栄養術(食べてから使うまで)コーチ
早坂美智子


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