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新NISAに必要なもの

あけましておめでとうございます。

昨年末に2024年から新NISAがスタートすると発表がありました。


セミナーの個別相談でも非常に多いNISA、iDeCoをやりたい。の声

NISAとは投資で出た利益に対しての税金をかけませんよという口座のことです。

発祥はイギリスのISAを真似して作っています。

新NISAは大きく3つのポイントがあります。

①年間投資枠の拡大
一般NISA年間120万円
つみたてNISA年間40万円
→ 新NISA年間360万円(積立枠120万円、成長投資240万円


②非課税期間
一般NISA 5年
つみたてNISA 20年
→ 新NISA恒久化(一生涯)


③非課税保有限度額
一般NISA 600万円
つみたてNISA 800万円
→ 新NISA 1,800万円 

簡単に言うと色んな枠を取っ払って非常に良い制度になったと感じます。
これによりますます貯蓄から投資への流れが加速することと思います。
これは政府の思惑通りですね。

でもなぜここまで政府が税金を優遇してまで貯蓄から投資を打ち出しているのかというと老後のお金は自分たちで何とかしてねのメッセージです。

物価の上昇に年金の上昇が追いつくはずもなく。自分たちで何とかしなければいけません。

ただ投資からの利益から取れなくなった税金は必ずどこかにしわ寄せは来るのではないかと感じていますが・・・

さて、新NISAが始まるとこれまでより多くの額を投資に回す人が増えるのではないかと思います。多くの人が老後資金は新NISAで貯めようという人が増えるでしょう。



私が考える懸念点は3つあります。

①長期投資は難しい。
長期運用は平たんな道のりではありません。過去にも大きな暴落を繰り返して世界の株式市場は上昇してきました。本当にその暴落や下落相場を素人の人が乗り切れるのでしょうか。頭ではわかっていても実際にやってみると
もっと下がるのではないか。。。
とか
もう上がらないのではないか
とか
こんなに下げるなら一度投資をやめてあとで再開しよう
とか
色んな事を考えだします。

②老後は必ず認知機能が低下します。
今では65歳から公的年金がスタートします。私たちの時代には70歳や75歳から年金がもらえる時代が到来しているかもしれません。ご自身のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんを見て本当に投資の管理ができるでしょうか?
60歳以降は30代~40代と比べて大きく認知機能が低下します。


③いつまでも健康とは限らない。
一生涯非課税期間が続くということはなるべく長い期間を運用した方が成績が上がりますしできるだけ早い段階で多くの資金を投資に回した方が成績があがります。
ただ10年、20年、30年と自分自身が健康でいられるでしょうか?大きな病気や大きなけがでの治療費や収入減少。投資に回してるお金が大幅にマイナスな時に売却を迫られては本末転倒です。



対策としてはやはり信頼できる金融の担当者が必要なのではないかとますます感じます。
信頼できる金融の担当者はいらっしゃいますか?

2024年のスタートにむけて信頼できる担当者を探してみることをお勧めします。

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