患者視点の医療経営 長 英一郎

☆患者視点の医療経営アドバイザー☆ Twitter: eiichiro49 電卓を持たない公認会計士。医師でもないのに病院で当直をしたり、看護師体験も。救命処置のACLSプロバイダーの資格も。長(おさ)英一郎のホームページ https://bit.ly/3LPogAO

患者視点の医療経営 長 英一郎

☆患者視点の医療経営アドバイザー☆ Twitter: eiichiro49 電卓を持たない公認会計士。医師でもないのに病院で当直をしたり、看護師体験も。救命処置のACLSプロバイダーの資格も。長(おさ)英一郎のホームページ https://bit.ly/3LPogAO

    最近の記事

    ChatGPTを使ってスマートな議事録を作ってみた

    病院では、数多くの委員会や会議がある。 会の終了後は議事録作成に時間を取られる。録音した音声を発言者ごとに文字起こしし、その文章を校正する。 ほぼ全てが人力である。 1時間の会議であれば、議事録作成に1日ぐらいかけているのではないだろうか(他の仕事をやりながら)。 最近は文字起こしソフトが充実してきており、ChatGPTなどAIとの連携も可能になってきている。そこで、最新の文字起こしソフト「Exemplary AI」を使って、文字起こしから文章校正までをどれだけ短縮化

      • ラジオ音声をChatGPTでブログ記事に

        Stand.fmというラジオアプリで毎日のように配信している。収録音声は毎回保存されている。せっかくであれば文章化したいということで二つのサービスをつかってみた。 ① Summary fm ② ChatGPT(iPhoneのアプリ版) ①で文字起こしをし、②で文章校正をするという流れである。 使ったラジオ音声はこちら ① ラジオ音声を文字起こしまず、録音したラジオ音声をダウンロードする(アプリ上ではできずSafariなどで行う)。やり方は下記リンク。 収録した放送(

        • ChatGPTで100ページPDFを瞬時に読み解く!

          厚生労働省など省庁のPDFは100ページを超えることもある。しかし、全てが自らに関係ある内容では無かったりする。ざっくりと全体の内容を把握しつつ、興味ある箇所については深く調べたい。そのような時に使えそうなのが「AskYourPDF」(ChatGPTの拡張機能)。早速試しに使ってみたので、紹介していきたい。 * 5月19日にアップした本原稿を5月20日に追記(目次5、6) 拡張機能は、一般にプラグイン機能と呼ばれている。ChatGPTの有料会員限定で開放されて数日が経過し

          • エストニア視察体験記 〜取り残された日本への警鐘〜

            5月11日から5月12日までエストニアの首都であるタリンを中心に視察をした。その模様をFacebookに随時上げていたが、noteではまとめサイトのような形で掲載していきたい。 1 タリン市役所人口40万人のタリン市の市役所。申請窓口のある階には3人ほどしか職員がいない。離婚などを除きほとんどの行政手続がオンライン化。日本も未来はこうなるか? 午前10時に訪れていた市民は老夫婦一組のみ。インターネットを駆使できる若者は滅多に市役所に行くことはないそう。 2 調剤薬局薬局

            病院で使えるChatGPT命令文3選

            ここ数日いくつかのクライアント病院に訪問し、ChatGPTについて議論させていただきました。現場の業務を劇的に改善させる可能性のある命令文(プロンプト)の3選をご紹介させていただきます。 命令文のいずれもシェア、使用は自由です!どんどんパクっていただいて現場の業務効率化に活かしていただきたいです。 患者名などがサンプル命令文に入っていますが、実際に使う場合には学習に使われる場合がありますので、学習されないよう下記のように設定変更をオススメします。 ChatGPTを使って

            2023年度版 医療経営士問題集発刊!

            2023年度版医療経営士予想問題集(3級、2級)が発刊となりました! 医療経営士3級の主な追加問題 ・マイナポータル ・電子カルテの標準化 ・電子処方 ・コロナ5類変更 ・感染症分類 医療経営士2級の主な追加問題 ・育児・介護休業法の改正 ・オンラインに関連する診療報酬 ・オンライン資格確認 ・リフィル処方箋

            会計事務所の未来を切り開く!AIで働きやすい職場に

            ChatGPT(有料版)を使い始めてから3週間。 同時期にその他のAIツールも活用することで、少なく見積もっても私の業務時間が10%削減されました。10日間働いた場合、1日分の休みが取れるということです。 それぞれのAIツールでどのように効率化されたか述べていきます。 文字数指定の文章作成(ChatGPT)ChatGPTは、文章作成やタイトル作成で便利に使っています。 先日講演の概要作成の依頼がありました。しかも文字数の指定が400字以内と。おそらく今までは30分かか

            完全テレワーク会計事務所の取り組み(特別編)

            「完全テレワークシリーズ」の前編、後編と連載をしてきた。その後、弊法人(会計事務所)では、新しいデジタル化の取り組みをしたので、紹介していきたい。 今回は、すべてマネーフォワード社のサービスへ転換している。これは最終的にマネーフォワードの「クラウド会計」に連携することで経理事務の効率化につながると考えたからである。 1 ビジネスカード(1)使用履歴をスマホで確認できる もともとクレジットカードを使っていたが、会計ソフトと連動されることがなく、カード明細を見ながら仕訳を手

            完全テレワーク会計事務所の取り組み(後編)

            前編では主にチャットワークなど連絡や会議ツールについて述べてきた。職員がテレワークをする上ではどれも欠かせなかった。 今回の後編では主にバックオフィスの事務職員が在宅勤務をする上で必要なサービスを紹介していく。 1 クラウド給与(給与計算)(1)給与明細 クラウド給与にはいろいろな機能があり、まずは簡単な給与明細から。かつては紙の給与明細をコピー機で印刷し、各職員に渡していた。職員に届くまでには様々なリスクがある。コピー機が詰まる、給与明細を間違って渡してしまう、どこか

            完全テレワーク会計事務所の取り組み(前編)

            私が代表を務める東日本税理士法人。テレワークを始めたのが2020年4月。あれから2年半以上完全テレワーク体制を続けている。常勤職員が20名であるが、平均出社人数は3人〜4人。 デジタル化により在宅勤務体制を実現できたといっても過言ではない。主なデジタル化の取り組みについて紹介していきたい。 1 Chatwork(チャット連絡)チャットワーク導入前は職員間の連絡は(グループウェアの)サイボウズの掲示板機能を使っていた。サイボウズは各スレッドごとに職員が書き込みでき、メールよ

            顧客満足と職員の幸せを両立する取り組み

            「顧客満足を第一に考えます」を変更 2023年1月より東日本税理士法人の経営理念の一つを変更しました。 

昨今、職員の働き方改革が求められる中、職員の働く環境を整備してきました。職員の満足度を上げることが結果的に顧客満足につながるのでは考え、経営理念を変更することにしました。 
ここ数年間で行ってきた「顧客満足と職員の幸せを両立」する取り組みを紹介します。
 1 決算期変更
医療法人の場合3月決算が主になっていますが、定款変更により他の月に変更することができます。決算

            病院は人口減少とどう向き合う? 【101床減らしたS病院】

            300床を199床にダウンサイジング関東地方にあるS病院。2022年4月から199床の病院になった。従来300床あったので、101床減である。 200床未満になると、外来管理加算や特定疾患療養管理料を請求できるなど診療報酬上のメリットがある。また、2022年度診療報酬改定では、重症度、医療・看護必要度という急性期病棟で求められる要件が厳しくなったが、200床未満の病院では要件が緩めになっている。 S病院は、診療報酬という収益上のメリットだけでなく、新病院建築も視野にベッド

            「お金の教室」 病院職員・介護職員向け

            物価高、円安と国民の生活が厳しくなっています。 病院職員・介護職員も一人の国民。どのようにお金を貯めてどう老後に備えるか?そのような動画を作りました。シェアも大歓迎です! https://youtu.be/-6EF02aphYI チャプター(目次)と関連動画・書籍は説明欄にあります。 00:34~ 老後どうする?働けなくなる前提で考える 02:06~ 患者数、診療報酬ともに減る?崩れる右肩上がり収益モデル 03:57~ なぜiPhoneは値上げしたのか? 05:21~

            長(おさ)英一郎のホームページ開設!

            ゴールデンウィーク中にホームページを開設しました。 書籍がAmazonだけでなくストアーズにも販売されているので、集約したサイトがあった方がいいかと思い、電子書籍(紙書籍)の一覧をアップしています。 また、講演予定をGoogleカレンダーに載せ、皆様のGoogleカレンダーと統合できるようにしています。 あと主なYouTube動画もご覧になれるようにしています。 最新情報では最新のTwitterのつぶやきを載せています。

            4月中旬までに発刊予定!2022年度医療経営士3級予想問題集

            医療経営士3級予想問題集、鋭意作成中。2022年4月中旬発刊予定です。 下記のような新作も作っています! 問19 「公立病院経営強化ガイドライン」(令和4(2022)年3月)について、適切でないものを選択肢から1つ選べ。 [選択肢] 1 公立病院は、新型コロナウイルス感染症への対応において、公立病院の果たす役割の重要性が改めて認識された。 2 経営強化プランは令和4年度又は令和5年度中に策定するものとする。 3 公立病院経営強化のためには、公立病院間の連携のみが求

            新刊「診療報酬本」の目次公開!

            拙著「なんか変だよね!診療報酬」を最終校正中です。 約79,000字と前作「なんか変だよね!電子カルテ」の47,000字を大きく上回ります。 発刊予定は3月末か4月初旬あたりになりますが、発刊前に目次を公開させていただきます! 第1章 2022年度診療報酬改定 まえがき 診療報酬4コマ劇場 【その1】 第1節 2022年改定は◯◯◯改定 コロナ禍での課題を解決 誘導型改定という声も あるべき「かかりつけ医」、「急性期」を定義 「急性期充実体制加算」が意図する病院再編