患者視点の医療経営 長 英一郎

☆患者視点の医療経営アドバイザー☆ Twitter: eiichiro49 電卓を持たない公認会計士。医師でもないのに病院で当直をしたり、看護師体験も。救命処置のACLSプロバイダーの資格も。長(おさ)英一郎のホームページ https://bit.ly/3LPogAO

患者視点の医療経営 長 英一郎

☆患者視点の医療経営アドバイザー☆ Twitter: eiichiro49 電卓を持たない公認会計士。医師でもないのに病院で当直をしたり、看護師体験も。救命処置のACLSプロバイダーの資格も。長(おさ)英一郎のホームページ https://bit.ly/3LPogAO

    最近の記事

    完全テレワーク会計事務所の取り組み(特別編)

    「完全テレワークシリーズ」の前編、後編と連載をしてきた。その後、弊法人(会計事務所)では、新しいデジタル化の取り組みをしたので、紹介していきたい。 今回は、すべてマネーフォワード社のサービスへ転換している。これは最終的にマネーフォワードの「クラウド会計」に連携することで経理事務の効率化につながると考えたからである。 1 ビジネスカード(1)使用履歴をスマホで確認できる もともとクレジットカードを使っていたが、会計ソフトと連動されることがなく、カード明細を見ながら仕訳を手

      • 完全テレワーク会計事務所の取り組み(後編)

        前編では主にチャットワークなど連絡や会議ツールについて述べてきた。職員がテレワークをする上ではどれも欠かせなかった。 今回の後編では主にバックオフィスの事務職員が在宅勤務をする上で必要なサービスを紹介していく。 1 クラウド給与(給与計算)(1)給与明細 クラウド給与にはいろいろな機能があり、まずは簡単な給与明細から。かつては紙の給与明細をコピー機で印刷し、各職員に渡していた。職員に届くまでには様々なリスクがある。コピー機が詰まる、給与明細を間違って渡してしまう、どこか

        • 完全テレワーク会計事務所の取り組み(前編)

          私が代表を務める東日本税理士法人。テレワークを始めたのが2020年4月。あれから2年半以上完全テレワーク体制を続けている。常勤職員が20名であるが、平均出社人数は3人〜4人。 デジタル化により在宅勤務体制を実現できたといっても過言ではない。主なデジタル化の取り組みについて紹介していきたい。 1 Chatwork(チャット連絡)チャットワーク導入前は職員間の連絡は(グループウェアの)サイボウズの掲示板機能を使っていた。サイボウズは各スレッドごとに職員が書き込みでき、メールよ

          • 顧客満足と職員の幸せを両立する取り組み

            「顧客満足を第一に考えます」を変更 2023年1月より東日本税理士法人の経営理念の一つを変更しました。 

昨今、職員の働き方改革が求められる中、職員の働く環境を整備してきました。職員の満足度を上げることが結果的に顧客満足につながるのでは考え、経営理念を変更することにしました。 
ここ数年間で行ってきた「顧客満足と職員の幸せを両立」する取り組みを紹介します。
 1 決算期変更
医療法人の場合3月決算が主になっていますが、定款変更により他の月に変更することができます。決算

            「Medical DAO」でニュース配信はじめました!

            医療経営ニュースを独自視点で斬る! このたび「Medical DAO」というコミュニティで医療経営ニュースを定期的に配信させていただくことになりました。単に報道されているニュースをコピペで掲載するのではなく、独自視点でコメントしていきます。 9月28日に配信したニュースとコメントは次のようなもの。 受診見学体験も 医療経営ニュースの解説だけでなく、医療機関の受診体験や見学体験も載せています。 >○○病院受診後に○○薬局へ。オンライン資格確認ができるようになっており、マイ

            病院は人口減少とどう向き合う? 【101床減らしたS病院】

            300床を199床にダウンサイジング関東地方にあるS病院。2022年4月から199床の病院になった。従来300床あったので、101床減である。 200床未満になると、外来管理加算や特定疾患療養管理料を請求できるなど診療報酬上のメリットがある。また、2022年度診療報酬改定では、重症度、医療・看護必要度という急性期病棟で求められる要件が厳しくなったが、200床未満の病院では要件が緩めになっている。 S病院は、診療報酬という収益上のメリットだけでなく、新病院建築も視野にベッド

            「お金の教室」 病院職員・介護職員向け

            物価高、円安と国民の生活が厳しくなっています。 病院職員・介護職員も一人の国民。どのようにお金を貯めてどう老後に備えるか?そのような動画を作りました。シェアも大歓迎です! https://youtu.be/-6EF02aphYI チャプター(目次)と関連動画・書籍は説明欄にあります。 00:34~ 老後どうする?働けなくなる前提で考える 02:06~ 患者数、診療報酬ともに減る?崩れる右肩上がり収益モデル 03:57~ なぜiPhoneは値上げしたのか? 05:21~

            長(おさ)英一郎のホームページ開設!

            ゴールデンウィーク中にホームページを開設しました。 書籍がAmazonだけでなくストアーズにも販売されているので、集約したサイトがあった方がいいかと思い、電子書籍(紙書籍)の一覧をアップしています。 また、講演予定をGoogleカレンダーに載せ、皆様のGoogleカレンダーと統合できるようにしています。 あと主なYouTube動画もご覧になれるようにしています。 最新情報では最新のTwitterのつぶやきを載せています。

            4月中旬までに発刊予定!2022年度医療経営士3級予想問題集

            医療経営士3級予想問題集、鋭意作成中。2022年4月中旬発刊予定です。 下記のような新作も作っています! 問19 「公立病院経営強化ガイドライン」(令和4(2022)年3月)について、適切でないものを選択肢から1つ選べ。 [選択肢] 1 公立病院は、新型コロナウイルス感染症への対応において、公立病院の果たす役割の重要性が改めて認識された。 2 経営強化プランは令和4年度又は令和5年度中に策定するものとする。 3 公立病院経営強化のためには、公立病院間の連携のみが求

            新刊「診療報酬本」の目次公開!

            拙著「なんか変だよね!診療報酬」を最終校正中です。 約79,000字と前作「なんか変だよね!電子カルテ」の47,000字を大きく上回ります。 発刊予定は3月末か4月初旬あたりになりますが、発刊前に目次を公開させていただきます! 第1章 2022年度診療報酬改定 まえがき 診療報酬4コマ劇場 【その1】 第1節 2022年改定は◯◯◯改定 コロナ禍での課題を解決 誘導型改定という声も あるべき「かかりつけ医」、「急性期」を定義 「急性期充実体制加算」が意図する病院再編

            「プロダクトライフサイクル」で診療報酬を考えてみた!

            新刊「なんか変だよね!診療報酬」(3月末発刊予定)を執筆中。 原稿から一部を公開! 診療報酬改定も導入期からはじまる「リフィル処方せん」を「プロダクトライフサイクル」をもとに考えてみます。「プロダクトライフサイクル」とは製品やサービスの一生をグラフで表したものです。製品やサービスを導入した当時は売上が低くてもこれが成長するにつれて売上があがっていき、いずれ飽和し衰退していくような一生です。 これを診療報酬にたとえてみます。 リフィルや資格確認は導入期 導入期が、まさに診

            目次固まる!新刊「なんか変だよね!電子カルテ」

            1月末発刊予定の電子カルテ本。目次がほぼ固まりました! >第1章 はじめての電子カルテ 第1節 業界のイロハ 3社で7割を支配する業界 業界首位の富士通(FUJITSU)だったが…… 第2節 価格で比較してみよう! 大手電子カルテで安いのはどこ? 安く買ったつもりが…… 第3節 大手以外もあるよ! 中小で気になる電子カルテベンダーは? 第4節 どうなる?統一規格 データ移行・共有で一苦労する理由 国際規格に統一できるか? 画像データだけでも共有できれば 紙カルテの医

            ブラックボックス!電子カルテ「保守費用」

            1月末発刊予定の電子カルテ本より。 【サポートの中身が分からない保守費用】 (長)電子カルテの初期投資費用だけでなく保守費用、更新費用と、どこを取っても電子カルテは高いという不満があります。  特に、保守費用に関しては、中身がよくわからない。病院側としては、コスト交渉で、感覚的に安くして欲しいと言えても、理論的ではない感じがします。  (山尾)保守費用の全部が全部高いとは思っていません。安いのかというと安いわけでもなくて、高いのか安いのかもわからない状況が一番の問題だ

            まずこれを押さえたい!2022年診療報酬改定!

            9/22 医療保険部会+10/4 医療部会 診療報酬の基本方針について各委員の意見 重要と思われる部分のみ抜粋しました! 音声解説はこちら↓ 全体について ・前回改定に新興感染症等に対応できる医療提供体制の構築を追加することについて特に異論はない。 ・ 新型コロナウイルス感染症をはじめとする新興感染症等に対応できる医療提供体制の構築が重要。医師の偏在対策、医師・医療従事者の働き方改革とともに、今から取り組むことが重要であると思っている。 感染症拡大を考慮しつつ、地域

            誰でも作れる!Googleサイトでホームページ!

            専門知識がなくても作れる前回ご紹介させていただいた医療経営オンラインサロンのホームページ。 Googleサイトを使って、3日間ほどで完成させました。 今までホームページを作ったことが一度もなく、htmlなどコードの知識はゼロ。そんな私でもホームページを作ることができました。 かつては○○万円ほどかけて外部の業者にお願いしていたホームページ作成。今は誰でも作れる時代に。 デザインはプロに任せるただ、挿し絵などデザインについてはプロの方にお任せしました。なにせ学生時代の美

            医療経営オンラインサロンのホームページ開設!

            私が主宰している「医療経営オンラインサロン」のホームページを開設しました! 「月刊 医療経営士」など雑誌で「医療経営オンラインサロン」が取り上げられているにも関わらず、Googleなどで検索しても全く情報が出てこない。。 ということで、ホームページを開設することにしました。 ・サロンメンバーの声 ・勉強会参加録 ・Messengerでの実際のやり取り などをご覧になれます。