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【病院事務が激変!?】松田病院 佐竹事務部長が語る「生成AI」活用術とは?

仙台の松田病院で事務部長を務める佐竹氏。佐竹氏は、日々の業務の中で「これはAIでできるのでは…?」と感じる場面に出会うたびに、積極的に生成AIを活用し、目覚ましい成果を上げている。その革新的な取り組みは、病院事務のDXを推進するだけでなく、医療現場全体の働き方改革にも大きな可能性を秘めている。

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具体的な活用事例と驚きの効果

  1. 議事録作成の自動化: Google AI Studioで会議が生まれ変わる!

    • これまで、会議の議事録作成は事務職員にとって大きな負担だった。会議中に手書きでメモを取り、その後、時間をかけて清書する作業は、半日以上かかることも珍しくなかった。

    • しかし、Google AI Studioを導入したことで、この状況は一変した。会議中の音声をリアルタイムで文字起こししてくれるため、議事録作成にかかる時間がわずか10分に短縮! 事務職員は他の業務に集中できるようになり、大幅な業務効率化を実現した。

    • さらに、Google AI Studioは複数人で同時編集が可能なため、会議参加者全員で内容を確認・修正できるのも大きなメリットだ。

  2. チャットボット導入: 患者からの問い合わせ対応をスマートに!

    • 病院のポータルサイトには、診療時間やアクセス方法など、患者から頻繁に寄せられる質問が掲載されている。しかし、電話やメールでの問い合わせは後を絶たず、対応に追われる事務職員の負担は大きかった。

    • そこで、佐竹事務部長は、生成AIを活用したチャットボットをポータルサイトに導入。24時間365日、患者からの問い合わせに対応できるようになる。

    • 導入にあたっては、過去の問い合わせデータを学習させることで、より自然で正確な回答ができるように工夫。

  3. 組織図の自動作成: 最新の情報に基づいた組織図を瞬時に生成!

    • 病院の組織は、人事異動や新規部署の設立など、常に変化している。組織図を手作業で更新するのは非常に手間がかかり、情報の正確性を維持することも難しい。

    • そこで、佐竹事務部長は、定款の情報を読み込ませることで組織図を自動生成するシステムを開発。ChatGPTのコード機能を活用し、わずか数分で最新の情報に基づいた組織図が完成する。

    • このシステムにより、組織図の更新作業が大幅に効率化されただけでなく、常に最新の情報が共有される体制が整った。

  4. その他、様々な業務への活用(長より)

    • 経営リスク対策として、契約書のチェックにも生成AIを活用。弁護士がチェックすべき重要項目を事前に学習させることで、見落としやミスを防ぎ、契約書の精度向上を実現。

    • 広報活動においても、Twitter投稿文の作成セミナータイトルの考案に生成AIを活用。効果的な情報発信を支援し、病院の認知度向上に貢献。

生成AI導入のポイント

  • スモールスタートで「まずは試してみる」という姿勢が重要。生成AIは日々進化しており、実際に使ってみなければわからないことも多い。

  • 「業務プロセスを見直す」ことが重要。生成AIの導入をきっかけに、既存の業務プロセスを見直し、標準化を進めることで更なる効率化が可能になる。

  • 「情報共有」が重要。生成AIで作成した資料や情報を積極的に共有することで、組織全体の理解と活用を促進する。

生成AIの未来

  • 生成AIは、医療現場における働き方そのものを変える可能性を秘めている。

  • 今後、さらに多くの業務が生成AIによって自動化され、医療従事者は患者と向き合う時間に集中できるようになるだろう。

  • 生成AIは、医療の質向上と働き方改革の両立を実現する強力なツールとなる。


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