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"社内DX"を任されたら?! 明日から使えるビジネス英語-DX編-


こんにちは、chaiです!私は日・英バイリンガルで、学生時代にアメリカ(ワシントン州)に留学経験があり、社会人になってからは数社の外資系企業で約10年働いてきました。このnoteでは、ミレニアル世代が明日から仕事で使えるビジネス英語をご紹介します。


今回はここ数年で急激に耳にする機会が増えた、「DX」にまつわるフレーズ!

デジタルやITサービスに強いミレニアル世代が職場の「DX化」を任されることも多いのではないでしょか?


まだまだ続くコロナ禍で、ますます必要に迫られる「DX」。今後もしばらくは避けられない話題となりそうですね。ですが、基本の単語やフレーズを押さえておけば、「DX」関連の業務を突然任されても大丈夫!


ミレニアルズのパワーで作業効率の良い職場にしていきましょう!


そもそも「DX」とは?

「DX」は'Digital Transformation' (デジタルトランスフォーメーション) の略で、直訳するとデジタル転換


なぜ頭文字を取った「DTではないの?」って思いませんでしたか?

それは'Trans~'のように「交差する」を意味する単語を省略するときに、文字そのものがクロスしている'X'略語として使われるから。
なので'Transoformation'を略してここでも、'X'が用いられて「DX」と呼ばれるようになったそう。


ですがこの表現、日本特有かもしれません

英語圏出身の友だち数人に聞いてみても「DXとは言わない」そう。英語のメディアで「DX」関連のトピックを探してみましたが、たしかに「DX」と書いている英語圏のメディアが見当たらない!


英語圏のメディアは略さずに'Digital Transformation'と表現していて、友人たちも「その言い方だったらわかる!」と言っていました。

日本に住んでいない海外の同僚とオンライン会議をするときに「DX」と言っても伝わらない可能性があるので、要注意です!


そして、そもそもの言葉の意味ですが「DX」=デジタル転換といっても、ざっくりすぎて良く分かりませんね。。


マッキンゼー・アンド・カンパニーの定義によると、

Broadly, a digital transformation involves two types of change: business-model innovation, whereby companies introduce digitally enabled products and services, and operational improvement, whereby companies apply advanced technologies and ways of working to enhance the development and delivery of projects.


デジタルトランスフォーメーションは大きく分けて2つの変化を意味します。ひとつは、デジタル化された製品またはサービスを導入する「ビジネスモデルの革新」。もうひとつは先進的な技術や働き方を応用してプロジェクトの開発・遂行を強化する「業務改善」です。
(Reference: Decoding digital transformation in construction


大まかに言うと、デジタルを活用した「ビジネスモデルの革新」または、「業務の改善」。今回は後者の職場での「業務改善」にまつわるフレーズを紹介したいと思います。


「DX」にまつわるフレーズ

職場で「DX」に取り組むことになったら、仕事の作業効率を上げるための新しいデジタルサービスや、ツールを導入を検討すると思います。

効率化だけでなくコスト削減に繋がるかなど、考慮するべきポイントが多数ありますが、まずはそのサービスやツールが「使いやすいか?」はけっこう大事な点ですよね。


これから取り組む「DX」を成功させるために、使いやすいサービスを選ぶことの大事さを強調したいときは、こんなフレーズが使えます。


I think the key to success in digital transformation is to choose a service that is easy to use for everyone.  
皆にとって使いやすいツールを選ぶことが、DXにおける成功のカギだと思います。


そして次は、導入したいサービスを提案するときに使えるフレーズ。

コロナ禍になって以来、テレワークになったのに書類に押印するためだけに「はんこ出社」する人もいると聞きます。。


そんな無駄な(?)出社を少しでも減らすため、オンラインで押印や署名ができるサービスを使うことを提案したい、と思ったら。

そんな時はこのフレーズ

Why don't we install e-signature software that allows us to sign papers online?
オンラインで書面にサインができる、電子署名ソフトを導入してみるのはどうでしょうか?

Tips
☞'allow~OO'は「~がOOするのを可能にする」と言うときに使える表現です。

☞'e-signiture'は'electronic signature'の略で「電子署名」を意味します。


そのような電子化できるサービスの導入を提案したいとき、メリットも一緒に伝えると説得力が増しそうですよね。そんなときは、こんな言い方が◎

What do you think about using E-signature software to save time and resources? 
時間とリソースを節約するためにも、電子署名ソフトを導入することについてどう思いますか?


時間とリソースの節約以外にも、そういった電子化サービスを活用すれば紙を使わないのでコストの削減にもつながりますよね。


そういったメリットを伝えたいときはこちら

This kind of software also may help us to save some costs. 
このようなソフトを活用すればコスト削減にもつながると思います。


そして、新しいシステムやツールを導入することになったら。
使い方を実際に説明する、デモンストレーションを社内向けに行うのではないでしょうか?

新しいシステムを導入しても「使い方が分からない」と言われて、結局使われず終いだともったいないですよね


そんなことを防ぐためにも、説明会を開くときに使えるフレーズがこちら。

We'll have an orientation to demonstrate how to use this service to demonstrate for those who are not familiar with it. 
こうしたデジタルツールに不慣れな社員のために、使い方を実演する説明会を開きます。

Tip
☞ 'demonstrate' ’demonstration’の動詞で、説明をしながら(自分で)やってみせる、というときに使います。

☞'familiar with~' には「~に親しみがある・精通している、~をよく知っている」といった意味があります。この言い回し、結構よく耳にします。たとえば、マンガが大好きでいろんなマンガを読んだことがあれば、'I'm very familiar with manga' といった言い回しも◎


フレーズの紹介はここまで!いかがでしたか?

今回は職場での「DX化」を推進するためのソフトウェア導入の提案から、使い方の説明会を開くまでの、一連のプロセスで使えるフレーズをご紹介しました。

みなさんの参考になれば嬉しいです!


まとめ


 Today's Key Takeaway

デジタル転換を意味する「DX」。

日本ではなにかと耳にする機会が多いワードですが、日本に住んでいない英語圏の同僚と「DX」の話しをするときは「DX」と略さず、’Digital Transformation’ と言ったほうが無難!


日本に住んでいる人であれば馴染みがある言葉かもしれませんが、英語圏のメディアや企業は「DX」とは呼んでなさそうです。なので、長いですが'Digital Transformation’と言った方がきちんと伝わると思いますよ!


最後まで読んでくださりありがとうございます。

Cheers!

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