家庭菜園_半農半X_ズッキーニ(海外-国内小売価格)
家庭菜園でズッキーニを18株育てている。今シーズンは販売まで行わず、お隣さんに配ったり、自分で消費したりであった。ただ時期ごとのスーパー小売価格は記録していた。カナダ出張でもスーパーの小売価格を調べたのでまとめる。
野菜の価格と旬
結論:旬になれば価格はやすくなる
各野菜の旬の時期には、当然収穫量が増え市場に商品が溢れる。それに従って小売価格は下がる。旬野菜は美味しいだけでなく、家計に優しいということにもつながる。旬野菜を食べながら季節を感じるというのも文化的な生活を送ることにつながる。
旬とは気温の変化で、産地の移り変わりにもつながる
結論:夏野菜は西日本から東日本へ北上していく
ズッキーニを春から育てれば夏頃に収穫となる。東より西の方が暖かい。温暖地、中間地、寒冷地と地域を分ければ夏野菜の収穫は温暖地から先に収穫が始まる。その後中間地、寒冷地と夏野菜の収穫が本格化する。
昨今の夏は猛暑のため、夏が本格化する時期には夏野菜は収穫を終えている。そのため、プロ農家さんは、ハウス栽培などを駆使して早めの播種、定植を行い、早い時期から収穫を始める。もちろん梅雨の時期に収穫量が下がったりすることを見越しているとも言える。
促成栽培、抑制栽培
結論:値下がりする旬をいかに避けて小売価格を高くするか
上述のように、プロ農家は早い時期にハウス栽培などを使って寒い時期にも気温を高めて促成栽培を行う。
一方で夏が終わり秋になって気温が下がってもハウス栽培などで気温を管理し秋の時期にも夏野菜が収穫できるようにする。
(一般的には秋取りズッキーニ、秋取りきゅうり、秋取りとうもろこしなどである)
秋取りは収量は落ちるが、最近は暖冬で気温はあまり問題ではない。また台風などの被害も少ない。ただし日照不足が問題になることがあり、一般的には難しいとされている。
ズッキーニ1本100円?
結論:野菜の値段は時価
ズッキーニ1本がスーパーでいくらだと高いと感じるか?という基準です。昨今は物価の上昇といいつつも、農家さんの収入は増えてい無いと言われている。肥料の高騰などが野菜の価格に反映されることもあるだろうし、品質もありますよね。
スーパーの違いはあれど、1ヶ月で一気に値下がりですね。また産地も宮崎県から長野県と北上している。
カナダのスーパーでのズッキーニ
結論:日本の野菜品質の高さ
値段は高いが大きなズッキーニ。品質は日本ほどではない。直売所など行くともっと不揃いの野菜たちに溢れている。レートの差こそあれ、この品質でこの値段。カナダの野菜市場が品質を気にしないのか、日本の野菜市場が品質を気にしすぎなのか、、、
ズッキーニの大きさはカナダの方が大きいが傷や鮮度はだいぶ落ちているようである。
黄色ズッキーニも日本の市場だと滅多に見ない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?