雇用調整助成金のオンライン申請が再開しても使えないシステムになりそう

5月20日に雇用調整助成金のオンライン申請が始まりましたが、当日に同じＩＤが割り振られてしまい、個人情報が丸見えという状態になったため中止していました。

「雇用調整助成金」オンライン申請 今月5日から再開へ コロナ | NHKニュース

システムトラブルのためオンライン申請を中止した「雇用調整助成金」について厚生労働省は再発防止策が整ったとして今月5日からオンラインによる受け付けを再開することになりました。

「雇用調整助成金」は、売り上げが減少しても企業が従業員を休業させて雇用を維持した場合に国が休業手当の一部を助成する制度で、厚生労働省は手続きを簡素化するため、先月20日にオンラインによる申請を始めました。

ところが、システムに登録する際に本来、別々に割りふられるIDが同じタイミングで登録した人どうし一緒になり、お互いの個人情報が見られるトラブルが発生したことから初日に急きょ受け付けを中止しました。

これについて厚生労働省は同じIDが割りふられないようシステムを改修し、今月5日の正午からオンラインによる受け付けを再開することになりました。加藤厚生労働大臣は記者会見で「スタート当初にトラブルがあり大変ご迷惑をおかけした。こうしたことが起きないよう再発防止に努めたい」と述べました。
（ＮＨＫニュースより引用）

システムを改修して6月5日金曜日12時から再開するそうです。

✅オンライン申請システムが使えない理由

前にもお伝えした通りこの雇用調整助成金のオンライン申請というのはそのシステムで簡潔するものではなく、メールで添付して送れるレベルのものです。

いったいこのシステムにいくらのお金を投じたのでしょう？
浮世離れな金額で受注したのだと思いますが、個人情報が出る低レベルのシステムでお粗末すぎます。

前回の反省点を踏まえて情報漏洩はなくなると思うのですが、今度は負荷がかかりサーバーエラーになりそうな予感はします。

✅オンライン申請は使わない方がいい

オンライン申請は以下の理由で使わない方がいいと思います。

・ＰＤＦにする手間がかかる
・結局審査側が印刷してチェックしているので変わらない。
・審査側に印刷させる手間を考えると直接申請や郵送の方が早く支給決定が出る可能性が高い。
・まだ誰もオンライン申請をして支給決定がないため不確実性がある。
・書類に不備があってもチェックしてくれずに送る可能性がある。

厚生労働省が個人情報漏洩というありえないことが起きているからやはり確実性を取るなら直接申請か郵送の方がいいと思います。

またエラーが出たりサーバー負荷でダウンした場合には復旧に何日かかるかも分かりません。こんな危ないシステムに会社の運命を預けるかって話になります。
私がもし申請する立場ならこんなシステムは使わないです。

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