Ephraem Fukutaro Ikeda (池田福太朗)

ドイツの小さな町で教会音楽家として働いています。グレゴリオ聖歌の訳 (逐語訳あり) と…

Ephraem Fukutaro Ikeda (池田福太朗)

ドイツの小さな町で教会音楽家として働いています。グレゴリオ聖歌の訳 (逐語訳あり) と解説がメインコンテンツですが,第2の専門である音楽理論の話などもあり,内容ごとにマガジンにまとめていますので,ご関心に応じてご利用ください。

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グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ・目次

 私自身勉強しながらの投稿でもあり,初期の記事については特に,いろいろと不備もあろうかと思います。少しずつ改訂を進めてはおりますが,投稿日が古くかつ最近更新された跡が見られないものについては,特にご注意ください。  演奏会や講座などでお使いくださる場合,訳文を見直し場合によっては修正してからご提供したいと思いますので,事前にご一報くださいますようお願いいたします。   はじめに1. 対象とするテキストについて 2. 教会暦,聖書朗読箇所の配分,グレゴリオ聖歌の配分について

    • 拝領唱 "Qui biberit aquam" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ110)

       GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 99; GRADUALE NOVUM I pp. 81–82, II p. 51.  gregorien.info内のこの聖歌のページ    GRADUALE ROMANUM (1974) / TRIPLEXの上記ページには,この拝領唱について2つの旋律が載っている。旋律が2つあるというだけでなく,よく見るとテキストも少し異なっている。  以下,便宜上,ここで上に印刷されているほうを

      • 拝領唱 "Passer invenit sibi domum" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ109)

         GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 306–307; GRADUALE NOVUM I p. 82.  gregorien.info内のこの聖歌のページ 【教会の典礼における使用機会】【現行「通常形式」のローマ典礼 (1969年のアドヴェントから順次導入された) において】  1972年版ORDO CANTUS MISSAE (GRADUALE ROMANUM [1974] / TRIPLEXはだいたいこれに従っ

        • 拝領唱/聖務日課用アンティフォナ "Visionem quam vidistis" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ108)

           拝領唱として:GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 90; GRADUALE NOVUM I p. 74.  聖務日課用アンティフォナとして:ANTIPHONALE MONASTICUM III (2007) pp. 167–168; ANTIPHONALE MONASTICUM (1934) p. 351; LIBER USUALIS p. 550.  gregorien.info内のこの聖歌のページ  "antiph

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        • グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ:はじめに
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        • 音楽理論/楽曲分析 (池田福太朗)
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        記事

          奉納唱・拝領唱 "Scapulis suis" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ107)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 76–77 (奉納唱), p. 77 (拝領唱); GRADUALE NOVUM I p. 68 (奉納唱), p. 69 (拝領唱).  gregorien.info内のこの聖歌のページ  テキストがほとんど同じである上,歌われる機会も同じなので,奉納唱 (奉献唱) と拝領唱とをまとめて扱う。   【教会の典礼における使用機会】【現行「通常形式」のローマ典礼 (1969年のア

          奉納唱・拝領唱 "Scapulis suis" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ107)

          アンティフォナ "Iuxta vestibulum et altare" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ106)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 65–66; GRADUALE NOVUM I pp. 56–57.  gregorien.info内のこの聖歌のページ  GRADUALE NOVUMでは子音字としてのiはjと記されるので,この聖歌の冒頭は "Juxta vestibulum et altare" となっている。 【教会の典礼における使用機会】 後日追記する。   【テキスト,全体訳,元テキストとの比較】I

          アンティフォナ "Iuxta vestibulum et altare" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ106)

          拝領唱 "Qui meditabitur" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ105)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 67; GRADUALE NOVUM I p. 59.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   【教会の典礼における使用機会】【現行「通常形式」のローマ典礼 (1969年のアドヴェントから順次導入された) において】  1972年版ORDO CANTUS MISSAE (GRADUALE ROMANUM [1974] / TRIPLEXはだいたいこれに従っている)

          拝領唱 "Qui meditabitur" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ105)

          今まで見た中では最も便利なinterlinear bible。便利な点は ●語の基本形(辞書に見出し語として出ている形)が書かれていること ●文法的説明が略号で示されるだけでなく,そこにマウスポインタを当てると略さずに表示されること https://biblebento.com/index.html?nestle1904i&490.2.1

          今まで見た中では最も便利なinterlinear bible。便利な点は ●語の基本形(辞書に見出し語として出ている形)が書かれていること ●文法的説明が略号で示されるだけでなく,そこにマウスポインタを当てると略さずに表示されること https://biblebento.com/index.html?nestle1904i&490.2.1

          拝領唱 "Responsum accepit Simeon" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ104)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 544–545; GRADUALE NOVUM II p. 24.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   【教会の典礼における使用機会】 後日追記する。   【テキスト,全体訳,元テキストとの比較】Responsum accepit Simeon a Spiritu Sancto, non visurum se mortem, nisi videret Chr

          拝領唱 "Responsum accepit Simeon" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ104)

          拝領唱 "Illumina faciem tuam" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ103)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 271; GRADUALE NOVUM I p. 237.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   【教会の典礼における使用機会】 後日追記する。   【テキスト,全体訳,元テキストとの比較】Illumina faciem tuam super servum tuum, et salvum me fac in tua misericordia: Domine, n

          拝領唱 "Illumina faciem tuam" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ103)

          昇階唱 "Timebunt gentes nomen tuum" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ102)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 265–266; GRADUALE NOVUM I pp. 229–230.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   【教会の典礼における使用機会】【現行「通常形式」のローマ典礼 (1969年のアドヴェントから順次導入された) において】  1972年版ORDO CANTUS MISSAE (GRADUALE ROMANUM [1974] / TRIPLEXはだ

          昇階唱 "Timebunt gentes nomen tuum" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ102)

          拝領唱 "Venite post me" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ101)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX pp. 267–268; GRADUALE NOVUM I p. 233.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   【教会の典礼における使用機会】 後日追記する。   【テキスト,全体訳,元テキストとの比較】Venite post me: faciam vos piscatores hominum: at illi, relictis retibus et navi,

          拝領唱 "Venite post me" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ101)

          拝領唱 "Dicit Andreas" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ100)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 263; GRADUALE NOVUM I p. 227.  gregorien.info内のこの聖歌のページ   更新履歴 2024年1月10日  当初「対訳・逐語訳」の部にのみ掲げていた別訳のほうが優れていると判断し,そちらを全体訳で採用した。それに伴い,「テキスト,全体訳,元テキストとの比較」の部および「対訳・逐語訳」の部における考察・解説も書き改めた。 2024年1月

          拝領唱 "Dicit Andreas" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ100)

          私のキリスト教観 (2012年4月29日時点)

           もともとは随想録ノート (手元にある紙のノート) に2012年4月29日に書いたもの。それにごくわずかな修正・補足を加え,同年5月13日に注を加えてFacebookの「ノート」機能を用いて公開した。これはその転載である。    現在の私のキリスト教観。休み中にヨーハン・アルント [注1] の「真のキリスト教について」第2巻第6章 (創文社・ドイツ神秘主義叢書12『キリスト教についての対話』[山内貞男訳] 1997, p. 235ff.) を読んで以来のもの。   「キリ

          私のキリスト教観 (2012年4月29日時点)

          Kindleで使える (文中の語を長押しするだけで引ける) ラテン語辞書です。ただしkindleのバージョンによっては機能しないこともあるようです。 https://www.amazon.co.jp/Digital-Latin-Dictionary-English-ebook/dp/B005CA3W2G

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          拝領唱 "Amen dico vobis: quod uni ex minimis meis fecistis" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ99)

           GRADUALE ROMANUM (1974) / GRADUALE TRIPLEX p. 79; GRADUALE NOVUM I p. 375.  gregorien.info内のこの聖歌のページ  "Amen dico vobis" と始まる拝領唱はほかにもあり,そのうち一つは次の語 "quod" も共通なので,今回の拝領唱を指すにあたっては少なくとも "quod uni" まで書く必要がある。   【教会の典礼における使用機会】 後日追記する。   【テキスト

          拝領唱 "Amen dico vobis: quod uni ex minimis meis fecistis" (グレゴリオ聖歌逐語訳シリーズ99)