キャリア・Noteにも大活躍、マーケティングの3つの軸。
「マーケティング戦略の3つの切り口で、あなたのキャリアも開かれる。」
先日のnoteで、マーケティングの本質は、
“顧客ベネフィット=顧客にとっての価値”
だと書きました。
本日、こちらを更に深掘り、
いかに、差別化するか。
に、ついて考えていきます。
本日のnoteを通じて、読者のみなさんが、
自分のキャリア、noteにおいて目指すべきことがクリアになる。
そんなお手伝いができれば幸いです。
■売上が、伸びない。。
「やばい、このままだと人員を削減しないといけない。。」
解雇。
誰しもが避けたい、修羅場。
特に、自分がお店を運営している店長であるならば尚更。
僕も、営業にいた時はそういった役割だったので、よくわかる。
「なんで、同じ商圏に出店するかなぁ。。」
うちの店は5年前にオープンしたけど、ちょうど半年前に社内競合チェーン店が、目と鼻の先にオープン。
それ以降、うちの店の売上は右肩下がりだ。
当初は、本部の人に、
「ここは商圏も違うし、そうはいっても最寄駅から近いのはこっちの店舗だからさ。」
「客層が違うからね、こっち店舗はモール内で他のブランドも大人向け、だから客数は減らないさ。」
なんて言われて、なんとなく納得していたし、大丈夫だと思っていた。
いざオープンすると、どんどんうちのお店の客足は遠のき、今の客数は
前年比70%
このままだと、本当にやばい。
採用ストップどころじゃなくて、人員削減も真剣に考えないといけないかもしれない。
そのために、やれることはなんでもやってきた。
✔社内競合に負けない、商品のラインナップ。
✔5000円以上の購入で、500円引き。
✔新規顧客拡大のために、キッズアイテム拡販
なのに、、、、
なのに、、、、
売上が、伸びない。
このままだと、閉店しなといけなくなる。
諦めちゃだめだ。
マーケティングの基礎に立ち戻れば、
挽回できる。
**
■あなたの顧客は、誰。**
こんな事態で僕らが考えるのは、
ターゲットカスタマー(目標とする顧客)は誰か??
ということ。
それを、性別やら、年齢やら、漏れなくダブりなく分析して、
30歳代女性:30%
40歳代女性:20%
30歳代男性:20%
20歳代女性:15%
20歳代男性:15%
なんて、お客様をセグメンテーション(切り分ける)していく。一番構成の高い、30歳代女性のお客様をターゲティング(目標)して、
その人に対する、施策を検討していく。
でもね、それだけじゃ足りないんです。
先日のNOTEでも、
顧客にとっての価値には機能的価値と情緒的価値の2つがある。
と、述べました。
30歳代のキャリアウーマンと、30歳代のお子さん持ちの専業主婦。
価値が同じなはず、ないですよね??
なので、もう一段階
心理的セグメンテーション。
つまり、お客様にとっての価値でセグメンテーションしていく。
30歳代の女性でも、具体的にイメージすることが大切です。
どのあたりに住んでいて、どんな会社に勤めていて、どんな服装で、
どれくらいの勤務時間で、どれくらいの年収で、どんな通勤手段で、
というように。
例えば、上の例だとすれば、
店舗から徒歩10分で、会社のマーチャンダイザーとして、カジュアル目な服装で、年収は500万、勤務時間は10時間、通勤は電車。
だとしたら、
✔社内競合に負けない、商品のラインナップ。
✔5000円以上の購入で、500円引き。
✔新規顧客拡大のために、キッズアイテム拡販
この施策って、意味ないですよね。
✔売れ筋商品が、いつも品切れなくあること。
✔オンラインサイト購入で、店舗受け取りができること。
✔キャリアウーマン必須の品ぞろえ。
の方が、時間のない忙しいキャリアウーマンの方にとって、はるかに価値のあるお店になると思いませんか。
だから、顧客の価値(顧客のベネフィット)に基づいて、心理的セグメンテーションと、
ターゲッティングをしていくことが大切です。
ちなみに多くは語りませんが、自戒を込めて。
「フォロワーの方の、心理的ベネフィット把握してますか??」
「フォロワー●●人になりました!!」
だけじゃ、本当の商売人にはなれません。
■差別化のための3つの軸
ある程度自分の顧客のイメージが具体的に見えてきたら、次に考えるのが、
差別化。
要は、自分の顧客が特定できても、自分のお客様になっていただく理由。それが、差別化です。
差別化には、3つの軸があります。
①手軽軸:早い、安い、便利。→(吉野家、アマゾン)
②商品軸:最高技術、最高品質。→(Apple、テスラモデルS)
③密着軸:お客様を良く知っている。→(行きつけの美容院)
が、大きな差別化の3つの軸。
結局、人の欲望はこの3つに収斂していきます。
この軸を、顧客ベネフィットと合致させる。
軸はいくつも追わずに、ひとつに絞る。
これが、大切です。
先ほどの例なら、手軽軸が良いかもしれません。
キャリアウーマンの方が、仕事帰りに立ち寄れて、手頃な価格で、便利なサービスを提供。
この軸さえ決まれば、全部の戦略が決まります。
✔商品ラインナップ絞る:単品購入量を引き上げてコスト減。
✔営業時間:仕事前・仕事後でも立ち寄れる8時から10時。
✔オンライン連携:店頭受け取りサービスを提供。
戦略に、一貫性を持たせる。
だから、顧客ベネフィットが高まる。
実は、この軸ってキャリア戦略も一緒なんです。
①手軽軸:フットワークが軽く、サクサク仕事をこなすタイプ。
②商品軸:ひとつひとつの仕事の完成度が高く、抜け漏れがない。
③密着軸:かゆいところ手が届く、気遣いタイプ。
おそらく、読者の皆さんのタイプもだいだい、3つの軸のどれかに収まってくるはずです。
その上で、今の自分の仕事が自分の軸に合っているかどうか。
これが、キャリア戦略においても超大事です。
僕は、バリバリの商品軸タイプなので、プロジェクト単位でバンバン仕事を回すのが、フィットするタイプ。
だから、絶対に経理とかは無理です。経理の方は、商品軸。
絶対に抜け漏れ発生させないのが、大事です。
改めて今の自分の軸が、仕事とフィットしているか考えてみてはどうでしょう。
さらに言うと、noteも同じですよね??
多くは、語りませんが差別化するためにも、自分のnoteがどの軸にフィットするのか、考えるのも大事な視点です。
■まとめ
冒頭では、
「マーケティング戦略の3つの切り口で、あなたのキャリアも開かれる。」
と、述べました。
結論を述べると、
マーケティングの3つの切り口(手軽軸、商品軸、密着軸)で、自分の軸も切り分けると、
自分の成すべき仕事がわかり、キャリア戦略が見えてくる。
ということになります。
一つの仕事に高い完成度を求める人が、ノルマ数だけ求められる営業に配属されたら地獄。
そして、そのキャリアを成功に導くためには、
心理的ベネフィット(お客様の求める価値)、自分の仕事に期待されている価値に、自分の軸を当てはめていくことが大切です。
上記では、具体的なお客様を想定して心理的ベネフィットを考えましたが、
キャリア戦略も、あなたの仕事の対価を受ける人の心理的ベネフィットを考えること。
それを、あなたの軸と一貫した戦略によって提供することです。
僕は今プロジェクト単位の仕事をしていますが、手軽軸の僕として上司に対して意識していることのひとつの例は、
メールは、秒速で返す。
です。だいたい5分以内に返します。
なぜなら、上司は経営者で時間がないので、決断のためにすぐに情報が欲しい、それが上司の心理的ベネフィットだからです。
そして、noteも一緒です。
あなたの読者の心理的ベネフィットは何か。
あなたが書くnoteの軸は何か。
軸がある程度定まれば、書く文章、プロフィール、マガジンなど、
イメージが具体的に見えてくるはずです。
こんなnoteを書きながら、現在反省中。笑
それでもなお、僕がこのNOTEを書くのは、僕の軸に沿ってのこと。
商品軸。
可能な限り質の高い文章で、読者の皆さんの毎日のちょっとした学びにつなげる。
それが、僕の軸です。
さて、
あなたのnoteの軸は、何ですか??
ではでは、本日はここまでです。
また、明日のNOTEでお逢いしましょう。
P.S 明日は、日本電産社長の永守氏の人を動かす力を“熱く”解説します!笑
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