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新卒入社5年目、社内初の教育専門チームを立ち上げた話【後編】

こんにちは!株式会社エイジア、コンサルティング営業部に所属する嬉野(うれしの)です。前回は、教育専門チーム立ち上げのきっかけについてお話ししました。今回は、教育チームを実際に立ち上げるまでの話をしていきます。

目次
・企画書の作成
・2足のわらじを履いて盛大に転ぶ
・人生初!役員へのプレゼン


企画書の作成

さて、新人全員の指導をするためには、営業部に留まらず全社に関わるような部門に異動する必要がある…と悟った私は営業部長に相談することにしました。当然、お世話になった営業から今すぐに出ていきたいという話をしたわけではありません。「部署横断のプロジェクト」を立ち上げたいと相談してみたのです。おそるおそる野望を口にした私でしたが…

「いいじゃん!嬉野さんなら出来る!まずは企画書を作って、きちんとチームにしようよ」

なんと部長から返ってきたのはそんなあたたかい言葉でした。プロジェクトだとやはり主業務の片手間になってしまいそうだったこと、各部署から賛同者を集めるのに苦戦しそうだったことからきちんとしたチーム立ち上げを目標としました。

作成した企画書の内容は以下の通りでした。

・教育チーム立ち上げの目的
・立ち上げに至った背景
・社内教育における部署ごとの現状課題
・施策
・立ち上げまでのスケジュール
・懸念点と対策

課題把握にあたって部門長と新人メンバーそれぞれにヒアリングを実施し現状と理想にどの程度のギャップがあるのか確認をしました。ここで、特に技術部門で当社の主力サービスであるWEBCASの利用用途等の研修が不足していることが発覚したのでした。「各機能がどのように使われていて、何がメリットなのか」を知ってもらいたいのが理想、しかし部内での教育体制が整っていないというのが現実だったのです。(詳細は前編にて)

2足のわらじを履いて盛大に転ぶ

いかにも順調に企画書を作成したかのようにお伝えしましたが、実際には営業の業務と並行して秘密裏に企画書作成を進めていたため、余裕がなく、精神的にぼろぼろでした。

教育チームの件は自分でやりたいと言ったことだから、営業の業務が疎かになっていては誰からも認めてもらえないと200%の力で取り組みました。「結果は残して、不安は残さない。」当たり前のことです。半端な仕事をしている人間は誰にも認められないのだと、今も思っています。

しかし、結果として「自分一人で完璧にやらないと」という思考で視野が狭くなり、当時の私の仕事に対する姿勢は、半端だったと言っても過言ではありませんでした。

・報連相がおろそかになる
・チームプレイ精神を忘れ、ワンマンプレイな働き方をする
・時間が足りないのは能力のせいだと思い込み残業に頼る

など、いつしか最低な社会人になっていました。人を頼ったら「できていない」ことになってしまう。つまり新しいチームの立ち上げをする能力は無いとみなされてしまうと思い込んでいました。先輩や同僚、後輩からの「心配だ」という声すら「お前は駄目だ」という言葉に変換してしまっていました。

人間は視野が狭くなってしまうと本当になにも見えなくなってしまうんだと、今となっては当時の自分を恥ずかしく思います。

がんばりすぎることが偉いのでは無く、リフレッシュしながらでも高いパフォーマンスを維持することの方が重要だと気付くきっかけにもなりました。

人生初、役員へのプレゼン

そんな駄目な時期も3ヵ月ほどありましたが、2020年11月、企画書が完成しとうとう役員への企画プレゼンの日がやってきました。

普段から社員と役員との距離は近いですが、さすがに厳しいご意見ばかりかも…と日程が決まってからは緊張とわくわくで毎日震える日々を過ごしたことを覚えています。

部門長たちと役員が集う上長会議にて時間をいただき、チーム立ち上げの目的から課題、将来的には「エイジアの母になりたい!」という野望を直接お話しました。

事前の心配とは裏腹に、いただいたコメントは前向きなもの。あたたかく背中を押していただき、無事に経営管理部内に新しく「教育チーム」を作ることが決まりました。

その後、初回記事「エイジア、教育奮闘記の幕開けです!」を書いた古賀くんが2021年4月に先に異動し、私が2021年10月にコンサルティング営業部から異動することが決定し今に至ります。

今、なにをしているのか

今期から新卒9名に製品研修を実施することになり、今は主に営業部の新卒3人に教育をしております。もうすぐ技術部門の新卒6名も外部研修から戻ってくるので楽しみに待っているところです!

研修を通じて、製品知識だけではなく「働くことの楽しさ」や「社会人の思考の仕方」なども知ってもらうことを目標にしています。在宅勤務が続くなかでコミュニケーションも不足しがちですが雑談も交えつつ、担任の先生のような気持ちで接しています。

次回からは新卒の子たちに伝えたいこと、研修をする上で大事にしていることなどのトピックスを月1~2本のペースで投稿していきたいと考えております。

総務人事や教育担当をしている皆様、就活中の学生さんや新入社員のみんなに少しでも「お!」と思っていただけるように発信していきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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